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2017/02/26

ロホ率いる新生イングリッシュ・ナショナル・バレエ団、海賊・コッペリアで日本上陸

 創設から67年を迎えようとするロンドン第二のバレエ団、イングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)は、5年前に英国ロイヤル・バレエ団のスターだったタマラ・ロホが芸術監督に就任して以来、大躍進を遂げている。いま大注目を浴びるカンパニーが2016年7月、「海賊」と「コッペリア」を引っさげて来日する。

 2012年、英国ロイヤル・バレエ団のスター・プリンシパルであるタマラ・ロホが芸術監督に就任し、画期的なプロジェクトを次々と打ち出して瞬く間にバレエシーンの注目を集めた。更に2013年には英国ロイヤル・バレエ団のトッププリマであったアリーナ・コジョカルのENBへの電撃的な移籍。このロホとコジョカルという、ロイヤルで双璧をほこった二大プリマが揃い、その勢いに惹かれて優秀なダンサーたちが世界中から集まってきている。プリンシパルの高橋絵里奈をはじめ日本人のダンサーたちも活躍中だ。

 今回の日本公演では、ENBのバレエ団としての実力と魅力をぞんぶんに味わえる古典作品2作を上演する。ミステリアスな人形をめぐるコミカルな物語とドリーブの美しい音楽にのせた趣向あふれる祝宴の踊りが楽しめる「コッペリア」。そしてロホ就任後の一大プロジェクト、映画「バットマン」の衣裳デザイナーが手掛けたエキゾチックで絢爛豪華な美術に彩られ、2016年のパリ・オペラ座公演でも絶賛を浴びた「海賊」。特に「海賊」は、ロホが芸術監督に就任して間もない時期に制作した新作の一つであり、注目の舞台となるだろう。

 イングリッシュ・ナショナル・バレエ日本公演「コッペリア」は全3公演、プロローグ付全3幕の「海賊」は全4公演。東京文化会館で2017年7月に開催される。


◎公演概要【イングリッシュ・ナショナル・バレエ日本公演】
「コッペリア」全3幕 2017年7月8日~9日(全3公演)
「海賊」プロローグ付全3幕 2017年7月14日~17日(全4公演)
東京文化会館

photo by laurent liotardo

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