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<インタビュー>「どれだけの人を救えるか」――DEZERT・SORAが語る、葛藤の先で辿り着いた15周年とニューアルバム『DEZERT』

Interview & Text: 柴那典
DEZERTが、10月28日に新作アルバム『DEZERT』をリリースした。CD2枚に計20曲を収録した大作だ。
バンドは2024年12月27日に初の日本武道館ワンマンを開催。2025年6月からはキャリア初の47都道府県ツアーを回り、2026年3月20日にファイナル公演として幕張メッセイベントホールで【DEZERT 47 AREA ONEMAN TOUR GRAND FINAL「僕らの音楽について」】を行った。
2026年6月には結成15周年記念プロジェクト「DEZERT 15th ANNIVERSARY PROJECT」を始動。9月には東名阪ホールツアー【DEZERT 15th ANNIVERSARY HALL TOUR 2026 "Welcome To My Beginning"】を開催し、11月1日からはライブハウスツアー【DEZERT 15th ANNIVERSARY LIVE HOUSE TOUR 2026 "生きてゆこうね"】がスタート。特設サイトでは「DEZERT、15周年だし、15個なんかやる!大作戦」と題し、15のトピックを達成していく企画も発表されている。
今回はドラマーのSORAにインタビュー。アニバーサリーを迎えて精力的に活動を続けるバンドの今について話を聞こうと思ったが、明かされたのは、一時は脱退すら考えたという、大きな葛藤だった。
一体、何があったのか。じっくりと語ってもらった。
「バンドを辞めようと思ってました」――幕張メッセ1週間前の告白
――まずは15周年のホールツアーを終えての話を聞かせてください。ライブを拝見して、すごく楽しそうなムードを感じたんです。それがステージ上だけじゃなく、お客さんにも伝わっていたのが何より印象的でした。SORAさんは、ホールツアーを終えて、どんな実感がありますか?
SORA:楽しかったです。すごくバンドしてるなという感じ。「バンドマンだな、ステージ上だけは」という気持ちが一番大きいかもしれないです。
――DEZERTの活動を振り返って、こういう感覚のライブは久しぶりでした?
SORA:そうですね。1年目というか、加入当初ぶりに感じた感覚かもしれない。バンドを始めた時の高揚感が心にまた宿ってきた感じがあるというか。【Welcome To My Beginning】というツアータイトル通りだった感じがありますね。
――バンドの15周年についても伺いたいんですが、特設サイトも立ち上がって、ツアーやアルバム、いろんな企画が動いていますよね。アニバーサリーを迎えるにあたって、どんなことを考えてましたか?
SORA:それはいつ頃のことですか?
――では、今年3月の幕張メッセのライブを終えた時点ではどうでしょうか。47都道府県ツアーを終えて、どんな思いがありましたか。
SORA:バンドを辞めようと思ってました。幕張メッセの1週間前に、メンバーにも辞めるって言いました。
――そうだったんですね。それは、どういうことが理由だったんでしょうか?
SORA:ひと言で言うと、「SORAはもう死んでしまったから、みんなと一緒に覚悟を持ってステージに立てない」という話をメンバーにはしましたね。「SORAが死んだ」ことの理由としては、さんざんこれまでインタビューとかで言ってきてるんですけど、自分の中にSORAという人と大川雄輔という人が2人いて。SORAとして生きていくことに対して、自分が求めてたバンドマン像とバンド像と、全部がずれてる感じが、武道館を終えて「これから進んでいくぞ」となった時にすごくあった。いろんなものが積み重なって、「自分はどれがしたいんだ」という葛藤に入ってしまった感じですね。無理だと思って、自分の悪いところも含め、メンバーに思うことを全部話して。それで「もう辞めたい。辞めさせてくれ」という話をした感じですね。
――それを受けてのリアクションはどうだったんですか?
SORA:「理由を教えてくれ」って。僕は「嫌だ」と言いました。「覚悟がもうないから、理由を言う必要はない」って。でも「15年間やってきて、理由を言わないで去るのはズルいんじゃないか」と千秋に言われて。「じゃあ、今から話すことは俺の本音だけど、これを言うことによって、1週間後の幕張を投げやりにしないって約束するんだったら全部話す」って。「それはもちろん」と言ってくれたので、思ってることを全部言いました。
――前回のDEZERTのインタビューは、まさに幕張メッセを目前にしたタイミングでの取材でした。そこで千秋さんは「「音楽」」という曲はメンバーに向けての曲だとおっしゃっていたんですよね。きっとSORAさんだけでなく、この先のDEZERTに対しての思いは皆さんそれぞれにあったんじゃないかと思います。
SORA:そうだと思います。一人ひとりの人間の集合体がDEZERTだと思うので、その時の状況に思うことは絶対にあったと思いますし。いろいろありましたからね。ツアーを回ってる時を振り返ると、人間ってマジで愚かだなと思ってて。疲れると話さなくなっていくし、本音も言えなくなっていく。「いろんなことのバランスが崩れてない?」という気持ちが、どんどん出てきちゃった。自分は35だったので、人生の転換期ということもあったんでしょうし。とにかくコミュニケーション不足だったし、そうであっても突き進まないといけない境遇だったのも事実だと思います。
――バンドを辞めた先のことは何か考えていたんですか?
SORA:「ちゃんと責任を取って辞めたい。決まってることも全部やる」という話はしました。でも、終わる前に次のことを考えるのって、ファンに一番失礼なんじゃないかなと思ってたので、何も考えてなかったです。
――その思いを持って幕張メッセのライブを終えた。その時の実感はどうでしたか?
SORA:僕なりにちゃんと気持ちを込めてライブをやったけど、「このライブが僕にとってDEZERTの最後のライブだったんだ」と思うような感じでステージを終えました。
リリース情報

アルバム『DEZERT』
- 2026/10/28 RELEASE
詳細はこちら
公演情報
【DEZERT 15th ANNIVERSARY LIVE HOUSE TOUR 2026 "生きてゆこうね"】
11月1日(日)神奈川・CLUB CITTA'
11月7日(土)新潟・新潟LOTS
11月14日(土)長野・長野CLUB JUNK BOX
11月15日(日)石川・金沢EIGHT HALL
11月21日(土)北海道・札幌ペニーレーン24
11月23日(月・祝)宮城・仙台Rensa
11月28日(土)福岡・福岡DRUM LOGOS
11月29日(日)岡山・岡山YEBISU YA PRO
12月5日(土)大阪・GORILLA HALL OSAKA
12月6日(日)大阪・GORILLA HALL OSAKA
12月12日(土)愛知・名古屋ダイアモンドホール
12月13日(日)静岡・静岡LIVE ROXY
12月25日(金)東京・EX THEATER ROPPONGI
関連リンク
「やっぱりバンドやりたいのかな」――再び動き出した15周年
――なるほど。でも、こないだのライブではものすごく楽しそうなムードだったわけですよね。そのモードに辿り着く最初のきっかけって、どんなことがあったんですか?
SORA:簡単に言うと、たぶん心も壊れてたんでしょうね。自分でも気付けなかったんですけど。それで、幕張の後は、ちょっと休みたい、自分を休ませたいと思って、1週間くらい海外に行ってきました。海外に友達が住んでるので、その友達に会いに行くついでに、フランスとイタリアに行ったんですね。そこで、それまで行ったことのない場所の空気を感じて。景色とか、街並みとか、歩く人の顔とか、流れる音楽とか、すべてが心に光や色を足してくれた。最初のうちは全く考えてなかったんですけど、1週間あっちにいて、自然に「DEZERTの映像でこういうことをしたいな」とか、そういうメモを取り始めていて。「やっぱりバンドやりたいのかな」って思って帰ってきました。
――それで再びメンバーと話をした?
SORA:千秋がうちに来てくれて、「これからどうするんだ」と話し合いをしました。マネージャーも来てくれました。1回の人生なので、「僕はこう思うよ」という思いを全部話したんですよ。無理にバンドしたくない。ずっとロックしたい。バンドを続けたいから、無理に大きく見せたり、無理に何かをしようとして壊れるくらいだったら、ちゃんと地に足をつけていい音楽を作って、みんなでバンドをしたい。それを改めて言語化して伝える機会があって。もちろん彼にもその気持ちはあって、聞いてくれたし、話してくれた。それを経て、メンバー一人ひとりに僕から連絡を取って話をしました。4人で集まって、「これからこういう形でやりたいと思うんだけど、どう?」と提案をして、みんなからの提案もあって、話し合った。
――どんな話だったんでしょうか。
SORA:活動の仕方から、もっと深いところまでですね。お金に対する考え方、自分たちがアーティストとして提供できる価値と、ファンの皆様に求める対価のバランスを見失い、収益性を優先するあまり、知らず知らずのうちにファンへ過度な経済的負担を強いてしまうような活動のあり方への懸念等、すごく踏み込んだ話もして。もちろん千秋もメンバーもその考え方が基盤にあることを十分理解した上で、さらに踏み込んで自分の考え方を相談しました。それで「みんなでスクラムを組んでまたバンドをやりたい」と話をして、みんながわかってくれて。きっとみんなも思うことはあっただろうし、もしかしたら、今もあるかもしれないです。でも「やるならやろうぜ」というモードになった。そこからこの15周年の企画を考えました。バンドを辞めると言った1か月後くらいに、全く同じ事務所の部屋で、今度は楽しいことをみんなで考えた。アルバムのタイトルもその日に決まったし、プロモーションプランも僕が提出したし、「みんなで曲を作ろう」と僕が言いました。
――ここ数年のDEZERTは、自分たちに負荷をかけるキャリアを歩んでいたと思うんです。もっと大きくなろうという意識のもと、次の目標を決めて、それによって自分たちをビルドアップしていくという。でも、それが一度リセットになったという感じがあったんじゃないでしょうか。
SORA:かもしれないですね。メンバーはそれぞれ違うとは思うんですけど、僕は本当におっしゃる通りで。正直、武道館はやってよかったと思うことしかないんですよ。友達もたくさん来てくれたし、心から嬉しかったのはもちろん今までで一番ファンが集まってくれたことで、47都道府県ツアーも幕張もやったんですけど、背伸びをした活動を続けると、人間が壊れるということを感じてしまった。ただ、武道館をやったことは否定したくなくて。それをやれたからそのことに気付けたわけだし、それに気付けたから、今こう思ってまた始められたわけだし。だから「やらなきゃよかった」と思うことはDEZERTにおいて一個もないんです。でも、今は「どこでやりたい」というより「どれだけの人を救えるか」という気持ちでやってるので。
――改めて、15周年の企画についてはどうでしょう? SORAさんとしては、どんなアイディアがありましたか?
SORA:基本、僕は人をワクワクさせるアイディアを考えるのが大好きなので、文化祭みたいな気持ちで。「15周年だから15個、何かやろうよ」一番初めはライブ制作のボスが出してくれたアイディアだったのですが、メンバーに改めて提案をしましたね。「今、全部決めるのキツくない?」「決めなくてよくね?」って。気付いた時に考えてるだろうし、って。
――アルバムを2枚組で出すというのは、どういう発案だったんですか?
SORA:これは千秋が言い出したのかな。幕張が終わって、1回みんな休んで、「また頑張ろうぜ」というモードになってから、1か月半くらい「みんな曲作ろうぜ」という期間があって。千秋が20~30曲、僕は20曲、みーちゃん(Miyako)が5曲、さっちゃん(Sacchan)が2曲、デモを作ってきたんですよ。良くも悪くも、真剣に音楽をやってる4人が集まって、これだけ手札が出てきた。曲って、出したいタイミングで出さなかったら、どんどん埃をかぶってパソコンの中で眠っちゃうイメージがあったので、「今、出したいと思ってるものは全部出そう」となったら、曲数が増えていっちゃった。「どうしよう」となった時に、最近は「5曲入りじゃないとみんな聴かないよ」みたいな声もあって。マーケティング的に考えたら、そのほうが正しいかもしれないですね。でも、僕らとしては時代に逆行したいなという気持ちもあったので。2枚組の形でセルフタイトルって、美しいんじゃないかなとは思いました。
――DEZERTは基本的に千秋さんがメインソングライターだったわけですが、このタイミングで「みんなで曲を作って持ち寄ろう」というのは、どういう考えがあったんですか?
SORA:「バンドやろうぜ。みんなで曲を書こうぜ」って。4人でやってるんだから、みんな各々の感性を出して、どうなるか楽しいんじゃない? 楽しまない? みたいな言い方をして。それで結構書きました。
――SORAさんは、ソングライティングは独学ですか?
SORA:めっちゃ独学です。始めたのは2020年です。それまでずっと、DEZERTの事務作業とバイトのラーメン屋に追われていて。ラーメンを茹でてるか、DEZERTのメールを返すか、ホームページを更新するか、機材を運ぶか、運転するかだったので。曲は千秋に任せた、デザインはさっちゃんに任せたみたいな感じの活動で。事務所に入って、それから解放されると思いきや、そうもいかず。そうこうしてたらコロナになって、何もなくなった。「よし、じゃあ作曲でもやってみるか」が始まりでした。だから6年くらいしか作曲歴はないんですけど。
――アルバムに先駆けた会場限定CDの『Alternate4』に、それぞれの曲が1曲ずつ収録されていますね。四者四様の個性が反映された曲になったと思うんですが、これが形になった実感は大きかったんじゃないですか?
SORA:嬉しかったですし、楽しかったですね。高校生みたいに千秋の家にみんなでギターを持って集まって。マネージャーも事務所の人も誰もいない、4畳くらいの防音室で、キャンプの時に使うような小さい椅子に座って「これ、こうじゃない?」と話をしながら全員のデモを聞いていくんですよ。15年目にして初めてだったし、バンドだな、楽しいなと思いましたね。
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アルバム『DEZERT』
- 2026/10/28 RELEASE
詳細はこちら
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【DEZERT 15th ANNIVERSARY LIVE HOUSE TOUR 2026 "生きてゆこうね"】
11月1日(日)神奈川・CLUB CITTA'
11月7日(土)新潟・新潟LOTS
11月14日(土)長野・長野CLUB JUNK BOX
11月15日(日)石川・金沢EIGHT HALL
11月21日(土)北海道・札幌ペニーレーン24
11月23日(月・祝)宮城・仙台Rensa
11月28日(土)福岡・福岡DRUM LOGOS
11月29日(日)岡山・岡山YEBISU YA PRO
12月5日(土)大阪・GORILLA HALL OSAKA
12月6日(日)大阪・GORILLA HALL OSAKA
12月12日(土)愛知・名古屋ダイアモンドホール
12月13日(日)静岡・静岡LIVE ROXY
12月25日(金)東京・EX THEATER ROPPONGI
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アルバム『DEZERT』と【生きてゆこうね】に込めた思い
――SORAさんの作った曲についても聞かせてください。「Welcome To The End」はどんな風に作っていったんですか?
SORA:いろいろ曲を作っていく中で、DEZERTらしさをもっと出したいなと思って。「DEZERTっぽいって何だろうな」と思った時に、重低音の曲にできたらいいなと思って。そういうことを考えてたら、ある日、夢の中で某先輩に「初期衝動を曲に込めろ」とお怒りを喰らいまして、曲を作っていて。その時のリフをうっすら覚えてたので、起きて録音して。それをメンバーに送って、千秋がリフとかを少しアレンジしてくれて、形にしていった感じでした。
――この曲は、アルバムの1曲目にも収録されています。ホールツアーのタイトルともつながる、今のDEZERTのモードを象徴する曲のひとつになったと思うんですが、その位置づけについてはどうでしょう?
SORA:嬉しかったですね。1曲目にしようとは思ってなかったんですけど、僕のデモを聴いて千秋がこのタイトルを思い浮かべるフックになってたのなら嬉しいなという感じです。
――アルバムでは「春光の詩」もSORAさんの作曲です。メロディックパンクの曲調ですが、これはどういうふうに作っていったんですか?
SORA:これは初めてメロディから作りました。アウトロのメロディは千秋が追加してくれたんですけど、基本、メロディは全部僕のままで。ラララで作って、ボイスメモに録って、それを鍵盤で打ち込んで、コードを解析して作ったんです。最初はパンクにするつもりはなくて、歌モノだったんですよ。それを1回、さっちゃんがオーケストラアレンジにしてくれたり、千秋がアレンジしてくれたりしたんですけど、なんだかピンとこなくて。その後に「DIR EN GREYの『JESSICA』みたいなアップテンポな感じにしてもいいんじゃないかな」と言ったら「SORAくん、構成だけでもやってみたら」と言われて。それでレコーディングをしてる隣の部屋で僕がアレンジして、仕上げにみーちゃんがギターでちょっとトリートメントしてくれて。最後に千秋の家で、またみんなでアレンジして完成した。バトンタッチ方式でしたね。
――これまでは、そういう作り方をしていなかったわけですもんね。
SORA:今までは千秋が95%作ってきて。3%はスタジオで合わせて、文句を言い合いながらやって。2%くらい机の上でまたみんなで話し合ってやるみたいな感じだったので。今回はすごくバンドっぽいレコーディングだったと思います。
――しかも2枚組、70分以上のアルバムですからね。作るのも大変だし、おっしゃる通り時代の潮流には逆行していると思います。
SORA:そうですね。ライブ前のリハも大変だし、いいことはないです。ただ、ライブハウスツアーが終わった後に、すごく思うことがあるんじゃないですか。思い入れもあるし、苦難を乗り越えて初めての作品だし。感動させたいし、感動したいです。
――20曲を聴いて改めて思うのは、「DEZERTらしさ」が解体されているという感覚なんです。端的に言うと、ものすごく幅広い曲調になっている。
SORA:それはやっていても思いますね。まだまだだなと思いますけど。DEZERTのメンバーって面倒くさいんですよ。「ラウドロックしかやらない」とかじゃなく、みんな自分の好きな音楽を持ち込むんですよ。その時々にやりたい音楽をただやっている感じなんですね。で、俺には「ゴリゴリのやつをやりたい」とか「頭を振ってなんぼでしょ」という気持ちもあるし「そういう曲も欲しいから千秋、作ってよ」と言って出来たのが「Dani, Dani, Go! Go!」だったりとか。純粋に「こういう曲がやりたいよね」という感じです。
――アルバムのラストの「生きてゆこうね」は、すごく意味合いの強い曲だと感じました。SORAさんは、この曲をどんな風に受け取りましたか?
SORA:愛しかないなと思います。ファンもメンバーもスタッフも、そう思ってくれてたら嬉しいですけどね。言ってることは、ただひとつじゃないですか。「しんどいけど頑張ろうぜ」って。人によっては「ウザい」と思うかもしれないけど、何をするにも頑張らないといけないと僕は思っていて。僕は「一緒に頑張ろう」という言葉を常に思いながら叩いてるつもりなんです。それを具現化して曲にしてくれたので、一緒に頑張りたい、本当に生きていこうねという気持ちがある。それを最後に持ってくるのは、千秋らしいというか。「愛がある男だ」と俺は思いました。
「生きてゆこうね」ミュージック・ビデオ
――SORAさんが言っていた「どれだけの人を救えるか」ということを、千秋さんも真顔で考えて、こういう曲を作っている感じがしました。
SORA:「音楽に人なんて救えないんだよ」と言う人もいるかもしれないですけどね。でも、俺は救えると思ってます。僕が救われたから。それだけです。
――【生きてゆこうね】というツアーは、どういう場になりそうですか?
SORA:昔の曲と今の曲を両方楽しんでもらえるバランスを考えたセットリストをメンバーには提案しようと思っています。新曲だけやるというのは、やってる側は気付きが多いけど、自己満足になっちゃう可能性もある。ライブってやっぱり多幸感を持って帰って欲しいと思うし、バンドマンとしてライブに行く側の気持ちもすごくわかる。だからバランスよく今のDEZERTを表現するツアーにしたいなという気持ちですね。でも【生きていこうね】というメッセージ性、その思いは伝えていくツアーになるんじゃないかな。
――わかりました。最後に、この先のDEZERTについて、「こういうことをやってみたい」とか「こういう活動をしたい」とか、今の段階で持っているアイディアやビジョンはありますか?
SORA:DEZERTの土台にあるものは絶対的に音楽である必要があると思っていて。それを中心に、アートワークも映像作品もメイクも考えたい。やりたい音楽と求められている音楽のバランスを取りながら、地に足をつけて、挑戦する時はするけど、ちゃんとバンドをしたい。いい曲を書いて、いいライブをして、いつかそれが報われると信じて頑張っていきたい。一周回って、そういうシンプルな思いですね。あとは、クサいことを言うんですけど、マジで音楽で人を救えると俺は本当に思うので。それを信じて、叩いていきたいなという気持ちですね。
リリース情報

アルバム『DEZERT』
- 2026/10/28 RELEASE
詳細はこちら
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【DEZERT 15th ANNIVERSARY LIVE HOUSE TOUR 2026 "生きてゆこうね"】
11月1日(日)神奈川・CLUB CITTA'
11月7日(土)新潟・新潟LOTS
11月14日(土)長野・長野CLUB JUNK BOX
11月15日(日)石川・金沢EIGHT HALL
11月21日(土)北海道・札幌ペニーレーン24
11月23日(月・祝)宮城・仙台Rensa
11月28日(土)福岡・福岡DRUM LOGOS
11月29日(日)岡山・岡山YEBISU YA PRO
12月5日(土)大阪・GORILLA HALL OSAKA
12月6日(日)大阪・GORILLA HALL OSAKA
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