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<インタビュー>RE-GE、初めての夏を経て届ける2ndシングル『どこにいても絶対君を見つけるよ』――「文化祭」をテーマに深まるグループの現在地

インタビューバナー

Interview & Text: 川倉由起子
Photo: Yuma Totsuka

 今年6月にデビューした9人組ガールズグループ・RE-GEが、2ndシングル『どこにいても絶対君を見つけるよ』を10月28日にリリースする。本作は、同タイトルの表題曲に加え、自己紹介ソングや「文化祭」をテーマにしたユニット曲を収録。活動を重ねる中で、メンバー同士の関係性やステージへの向き合い方も変化しているという彼女たちに、新曲のアピールポイントはもちろん、濃密な夏を経た「RE-GEの現在」について話を聞いた。

初めての夏が育てた、RE-GEの一体感

――6月から8月にかけて、デジタルシングルを4曲リリースしました。その手応えや、ファンの皆さんからの反響を教えてください。

瑞川蒼依:この夏は「RE-GEと過ごすファーストサマープロジェクト」と題して、デジタルシングルを4作連続でリリースをさせていただきました。ファンの皆さんと初めての夏をこんなにもたくさん一緒に楽しめたことが、すごくいい思い出になっています。いろいろなフェスにも出演して、私たちのファンの方だけじゃなく、初めてRE-GEを見てくださる方にも盛り上がっていただけて。これから何年経っても、夏になると楽しんでいただけるような4曲になったんじゃないかなと思います。

花井心桜:第1弾の「ひらりワンピース」、第2弾の「スペクタクルサマー」、第3弾の「君の隣になれたら」は皆さんと一緒に盛り上がれる感じで、ラストの「夏の栞」は今までのRE-GEが持っていた「青春」というキーワードの幅をさらに広げてくれるような曲だと思います。どれも、ファンの皆さんやメンバーと過ごす夏の思い出を作ってくれた大切な楽曲です。

田崎杏夏:6月3日にリリースしたデビューシングル『0秒前』のリリースイベントを約4か月やらせていただいたんですけど、その期間は、RE-GEの楽曲がまだ3曲しかなくて。その3曲と、先輩方のカバー曲でステージに立っていた中、第1弾の「ひらりワンピース」を紹介するときにメンバーが「新曲」という言葉を発した瞬間、ファンの方が「わー!」って盛り上がってくださって。それがすごくうれしかったです。他の3曲も含め、これからもっともっとRE-GEの楽曲を愛していただきたいなと思いました。

那須ほほみ:「夏の栞」は夏の終わりにぴったりのちょっと切ない曲で、ほかの3曲とはまた違う印象があります。「ひらりワンピース」は、元TEAM SHACHIの坂本遥奈さんが振付を担当してくださっていて、ファンの方も一緒に踊れる振りがあります。夏にみんなで盛り上がれたことがうれしかったです。


瑞川蒼依

――【TOKYO IDOL FESTIVAL 2026】などフェスへの出演も増えましたが、そうした経験を通して、グループの一体感やチームワークにはどんな変化がありましたか?

瑞川:自分たちのファンの方以外の皆さんをどうRE-GEの魅力に引き込むかをすごく考えるようになりました。もっと視野を広げて、いろいろな方を魅了できるように努力した夏だったと思います。

那須:MCが苦手なメンバーも多いので、どうしたら楽しんでもらえるか、曲振りや掛け声をどうしたらもっと盛り上げられるかといったことをいろいろ話し合いました。煽り方も少しずつ変わってきたと思います。

花井:「こうしたらいいんじゃない?」と、お互いに自分の意見を言えるようになったのも成長かなと思います。

田崎:「この曲はこういう歌い方をしよう」とか、「こういう世界観に沿ってこう表現しよう」というのをメンバーだけで話し合うようになったんです。この夏は、より多くの方にRE-GEを知っていただける時期でもあったので、そういう試行錯誤が生かされていたらいいなと思います。

那須:あと、フェスではアクシデントにも冷静に対応できたことがみんなの自信になったと思います。例えば予定とは違う尺の音源が流れてしまったときに、メンバーは一瞬「え!」となったんですけど、歌も移動も、そこまで慌てることなくやりきることができました。


▲RE-GE(リージェ)「スペクタクルサマー」 Official Music Video

――プライベートでの楽しい夏の思い出も作れましたか?

田崎:フェスが早めの時間に終わった日に、みんなでご飯を食べに行って4、5時間くらいおしゃべりをしました。たわいもない会話はもちろん、活動についての目標や、それぞれが今思っていることも話して。すごく仲が深まったなと思います。

那須:メンバーではあるけど、そういう場では友達みたいな雰囲気になるんです。年齢差もあるグループですが、それを感じさせない会話ができるのが楽しいです。

花井:私たちはついおしゃべりが長くなってしまうんですけど、1stシングルのリリースイベント後に行った焼肉でも4時間くらい話しました。楽しくて、食べ終わっているのに誰も帰らなかったんです(笑)。

那須:そのお店は、店員さんたちもすごく親切にしてくださって。申し訳ないと思いつつ、ありがたかったよね。


瑞川蒼依

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切なさと葛藤をまとった表題曲「どこにいても絶対君を見つけるよ」


左から、瑞川蒼依、田崎杏夏、花井心桜、那須ほほみ


――そんな濃い夏を経て、10月28日に待望の2ndシングルがリリースされます。表題曲「どこにいても絶対君を見つけるよ」を初めて聴いたときの印象を教えてください。

瑞川:最初からすごく自分の好みだなと思いました。恋の曲ではあるんですが、歌詞は、自分がファンの方に対して抱いている感情とも重なる部分があって感情移入しやすかったです。レコーディング中は、「ここは絶対にこう歌いたい」とか「こういう表現をしたい」という気持ちがどんどん膨らんでいって、本当に大切な1曲になりました。最初は少ししっとり始まって、サビに向けて明るくなっていくんですけど、主人公の感情の起伏がメロディーにも表れているところも好きです。

田崎:私は最初、歌詞がついていないメロディーだけの状態で聴いたんですけど、イントロからすごく好きだなと思って。歌詞が加わったときは「なんて素敵な曲なんだ!」と、さらに思いました。初恋が成就していくような物語で、Aメロ、Bメロ、サビ、Dメロと、歌い方の表現をそれぞれ変えています。特にDメロの、勇気を出して一歩踏み出す変化が描かれているところは、ライブで披露していても胸がグッとなります。

花井:今までのRE-GEのピュアな恋の歌は、元気いっぱいでハッピーな曲が多かったんですけど、この曲は切なさや葛藤も混ざっていると思います。今までとは違う表現に挑戦できましたし、レコーディング後もずっとデモ音源を聴いていたくらい好きです。

那須:私は特に歌詞が印象的で、主人公の感情がすごく上手に表されているなと思いました。「もどかしさの中」とか「痛みが熱くって」とか、自分からは出てこないようなフレーズがたくさんあるんです。お話会でファンの方と接していても、歌詞が刺さっている方が多いなと感じるので、私たちだけじゃなく、ファンの方にも届いているんだなと実感できています。


▲RE-GE「どこにいても絶対君を見つけるよ」Official Music Video

――振り付けにも、歌詞とリンクしたポイントがあるそうですね。

那須:まずは「どこにいても絶対君を見つけるよ」というタイトル通り、指をさす振り付けが多いです。ファンの方がどこにいても絶対見つけるよ、という感じで、バンバン見つけています(笑)。

花井:<見つけるよ>という歌詞では、指で丸を作って見つける仕草をします。歌詞と振りがリンクしているので、すっと内容が入ってくるところがいいなと思います。

田崎:ほかにも<君>という言葉で指をさすことが多くて。ファンの方と一緒に感情を共有できる感じがします。サビの最後の<ああ、まだ言えない。>では内緒のポーズをして、みんなで「言えない」という気持ちを表現するところもお気に入りです。

花井:私は<初めてが始まる?>のところも好きです。胸を押さえて、手を前に出したり戻したりするんですけど、心の迷いを表した振り付けになっているなと思います。


田崎杏夏

――すでにリリースイベントで披露されているそうですが、ファンの皆さんの反応はいかがですか?

瑞川:初披露したとき、すごく心を込めて拍手をしてくださって。盛り上がりというよりも、感動してくださっているのが伝わってきました。これからもっとたくさんの方に届いていくのが楽しみだなと感じました。

那須:本当に皆さんが聴き入っているのが分かる曲なんです。私のパートでは、うるうるしてくださっている方もいて。全力で楽しむ様子とはまた違った、真剣な顔で聴いてくれている姿も見られるのが新鮮でした。

――表題曲以外の収録曲についても教えてください。共通カップリング曲の「青春はじめませんか?」は、どんな曲ですか?

田崎:初めての自己紹介ソングです。メンバーそれぞれのパートがあって、自分自身を紹介して、最後にはみんなで名前を叫ぶんです。ファンの方にも一緒に楽しんでいただきたいです。

花井:聴けば、メンバーの立ち位置やキャラクターも分かると思います。

瑞川:私の場合は、特技の「パイナップルを無限に食べられる」というのが歌詞に入っています(笑)。

那須:私はお姉ちゃん担当なので、その要素が入っていたり、ちょっと雑な性格の部分も歌詞に描かれています(笑)。

瑞川:名前のコールはぜひ呼んでもらって、ライブでは一緒に楽しんでいただきたいです。


那須ほほみ

――今回は、シングル全体のテーマが「文化祭」ということで。ダンス部盤、風紀委員盤、軽音盤のユニット曲は、それぞれ違ったカラーになっているそうですね。

那須:3つのユニットが、それぞれ全然違う曲調の曲を歌っています。軽音はバンド系、ダンス部はカッコいい感じ、風紀委員はテンポが速くてコミカルなナンバーです。

花井:風紀委員は、とんちきソングみたいな感じもあるかも(笑)。せりふが多くて、二人で掛け合っています。

瑞川:ダンス部の曲は、今までのRE-GEとは一風変わった雰囲気になっていると思います。

那須:軽音はベースやドラム、ギターが入っているようなバンド系の曲なんですけど、実際に私たちは弾いていません(笑)。歌詞がスッと入ってくる曲になっているので、ぜひ楽しんでほしいです。

――「文化祭」というテーマを聞いたときは、どんな感想を持ちましたか?

瑞川:私はこれまでいろいろなアイドルを推してきましたが、あまりないコンセプトだなと思いました。ファンの方も、「文化祭」というテーマ自体を楽しんでいただけるんじゃないかなと思って、すごくワクワクしています。

――ちなみに、皆さんの文化祭の思い出はありますか?

那須:私は文化祭に一度も出たことがなくて…。ずっと憧れていました。

瑞川:私は実際にダンス部だったので、体育館のステージで踊りました。ずっとアイドルに憧れていたので、そういうステージに立てることがすごくワクワクしました。

花井:私は高校1年生のときにお化け屋敷をやって、裏側のお化け役でした。ニセモノの心臓をひょいっと投げたりして(笑)。結構びっくりされて楽しかったです。

田崎:私もダンス部で、毎年体育館のステージで踊っていました。アイドルの楽曲をカバーしたり、高校3年生のときは劇もやったり。自分たちで作り上げて、歓声や拍手をもらったことが忘れられないです。


左から、瑞川蒼依、田崎杏夏、花井心桜、那須ほほみ


――少し気が早いですが、デビュー年となった2026年を振り返ると、どんな時間でしたか?

瑞川:デビューステージでは余裕がなく、ステージに出るだけで精一杯でした。でも、フリーライブを重ねるうちに、ステージからファンの方とコミュニケーションを取れるようになって。皆さんが楽しんでいる姿を見て、「アイドルって楽しいな」と思えるようになりました。今は、もっとたくさんの方にアイドルとして幸せを届けたいと思っています。個人活動でも自分の得意分野が分かってきて、機会があればラジオでも活躍したいです。「ラジオといえば蒼依ちゃん」と言っていただけるくらいになるのが目標です。

田崎:最初は何もかもが初めてで、歌やダンスだけでなく、キャラクターやMCも大事なんだと痛感しました。1stシングルのリリースイベントでは緊張しすぎて自分だけの世界に入ってしまったこともあったんですけど、最近はグループ全体を見られるようにもなってきました。夏のフェスでRE-GEを知らなかった方にも知っていただけて、そこからフリーイベントに来てくださる方も増えました。これからが一番大切な時期だと思っていますので、さらに頑張っていきたいです。

花井:私は「自分はグループの中で何に貢献できているんだろう」と思うこともありました。でも、今は自分にできることをやろうという気持ちで前向きに走っています。グループとしては、「実力派」と言えるくらいの実力をつけていきたいです。

那須:私は話すことが苦手だったんですけど、「お姉ちゃん」という立ち位置になったことで、話すことから逃げなくなりました(笑)。フリーライブなどを通して、どう伝えたらファンの方に届きやすいのかということも少しずつ分かってきて。一人だったら、こんなにしゃべることもなかったと思うので、グループのおかげだなと思います。メンバーとも、この夏を通してかなり距離が縮まりました。お互いを高め合える仲間になってきたと実感しています。まだまだ足りていない部分も多いですが、お互いに気づいたことを言い合ったり、切磋琢磨することで、もっといいステージを見せていけると思います。



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