2026/10/29 10:00
2011年7月23日、アヴィーチーが【トゥモローランド】のメイン・ステージに初めて登場し、強烈なインパクトを残した。
パフォーマンス開始から約25分後、彼は当時未発表だった楽曲「Levels」を披露した。同曲はデジタル・プラットフォームで大きな注目を集め始めていたものの、正式リリースまではまだ3か月あり、発売日は2011年10月28日だった。
現地時間2026年10月28日、「Levels」のリリース15周年を記念し、故アヴィーチーの遺産管理団体、彼の録音権および出版権の75%を保有するポップハウス、そして【トゥモローランド】が、2011年のメイン・ステージでのセットの映像を初公開した。約90分にわたるパフォーマンスの全編は、YouTubeとアヴィーチー・コミュニティの公式サイトで視聴できる。
この映像には、ダンス・ミュージックが現在とは異なる時代にあったことが色濃く刻まれている。ネオンカラーのサングラス、インディー・スリーズ風のタンクトップやパーカーを身に着けた観客の姿は、まさに2011年そのものだ。当時はスマートフォンを掲げる観客もほとんど見られず、ステージ自体も、現在の【トゥモローランド】のメイン・ステージと比べると装飾は控えめだ。雨の降る午後の時間帯に出演したアヴィーチーは、世界的なスターへと駆け上がる前の姿を見せている。
セットリストには、「Silhouettes」や「Seek Bromance」など、初期のアヴィーチーを代表する人気曲が並び、最後は、ロビンの「Hang With Me」とザ・キラーズの「Mr. Brightside」を独自にエディットしたバージョンで締めくくった。ステージ後方には、アフロジャック、ナーヴォ、当時のマネージャーだったアッシュ・プールノーリ、そしてアヴィーチーからDJブースを引き継ぐマーティン・ソルヴェイグの姿も時折確認できる。
「Levels」は2011年から2012年にかけて米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”に20週間チャートインし、2012年にはトップ5入りを果たした。同曲は、EDMがメインストリームへとクロスオーバーする際のひな型となった作品でもある。リリースから15年、そしてアヴィーチーが亡くなってから7年が経った今も、「Levels」の存在感は揺るがない。最近、スクリレックスが、【Head Trip】フェスティバルで同曲のリミックスをプレイし、同じフェスでカルヴィン・ハリスも自身のパフォーマンスの最後にこの曲を流した。
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