2022/08/27 11:00
今週の洋楽まとめニュースは、ドレイクに関する話題から。音楽認識サービスのShazamが20周年を記念して、過去20年間の主要な瞬間のリストを発表し、その中でドレイクが史上最もシャザムされたアーティストに認定された。彼はソロ曲とフィーチャリング曲を通じて、3億5000万回もシャザムされている。
最もシャザムされたドレイクの楽曲は、2016年の『ヴューズ』に収録されている大ヒット・シングル「ワン・ダンス」で、1700万回以上シャザムされたそうだ。
Shazamは、2002年8月にSMSサービスとして英国で開始した。携帯電話に4桁のコードを入力し、曲の再生に合わせて電話をかざすと、曲名とアーティスト名のSMSメッセージが届き、曲を識別することができた。2008年7月には、Appleの新しいApp Storeで発売され、同年10月にはAndroid版も公開された。2018年9月にApple傘下となり、2021年6月には月間シャザム数が10億回を突破していた。
現地時間2022年8月22日、ニッキー・ミナージュの新曲「スーパー・フリーキー・ガール」が米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で首位デビューを果たした。ニッキーは、この喜ばしいニュースを受けて、SNSを通じて、親しみを込めてBarbzと呼ぶファンたちに感謝の意を表した。彼女は「Barbzやったね。みんなのおかげです。みなさんのことを、とても、とても愛しています。ありがとう」とキャプションに綴り、今回達成した記録などのスクリーンショットをインスタグラムに投稿した。また、涙目の絵文字を添えて、「みなさん、やりましたね」とツイートしている。
ニッキーの新曲「スーパー・フリーキー・ガール」には、リック・ジェームスによる1981年のヒット曲「スーパー・フリーク」がサンプリングしされている。女性ソロ・アーティストによるフィーチャリングなしのヒップホップ曲が、1位に初登場するのは、ローリン・ヒルによる1998年の「ドゥー・ワップ(ザット・シング)」以来、実に24年ぶりとなる。
ニッキー・ミナージュ、全米1位獲得を受けてBarbzに感謝「みんなのおかげ」
ハリー・スタイルズが、米ローリング・ストーン誌のカバー・ストーリーのインタビューで、最新作『ハリーズ・ハウス』をリリースしたばかりにもかかわらず、コラボレーターのミュージシャンのチームとともに、4枚目のアルバムの構想を練り始めていると打ち明けた。
ハリーは次のアルバムの作曲とレコーディングに必要なスタジオでの時間を考慮して、米ロサンゼルス、ニューヨーク、オースティン、シカゴに長期滞在するために、各都市で複数日の公演を行うツアーを組んでいる。彼は、「常に(曲を)書いています」と同誌に述べ、「私たちみんなが、また(アルバム制作に)取り掛かることにワクワクしているんだと思います。アルバムを出したばかりなので、正気とは思えないように感じますが」と説明した。
ハリー・スタイルズ、すでに4thアルバムの制作に取りかかっていることを示唆「常に書いている」
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ニッキー・ミナージュの新曲「スーパー・フリーキー・ガール」が1位に初登場した。同曲は、Hot 100で1位に初登場した通算63曲目のタイトルで、女性アーティストが達成するのは2022年初の快挙。また、女性ソロ・ヒップホップ(ラップ)アーティストによるフィーチャリングがない首位初登場曲としては、ローリン・ヒルの「ドゥー・ワップ(ザット・シング)」(1998年)以来約24年ぶり、史上2曲目のタイトルとなる。
ニッキー・ミナージュの首位獲得は、シックスナインとのコラボレーション「トロールズ」(2020年6月27日付)、ドージャ・キャットの「セイ・ソー feat. ニッキー・ミナージュ」(2020年5月16日付)に続く3曲目で、ゲスト・クレジットのない単独のタイトルとしては自身初の快挙。TOP10入りは、今年の2月19日付で2位にデビューした「ドゥ・ウィー・ハヴ・ア・プロブレム feat. リル・ベイビー」に続く通算21曲目で、Hot 100にランクインしたタイトルを124曲目に更新した。
【米ビルボード・ソング・チャート】ニッキー・ミナージュ初登場1位、ローリン・ヒル以来24年ぶりの快挙
そして、アルバム・チャートでは米フロリダ州のラッパー=ロッド・ウェーブの新作『Beautiful Mind』が1位に初登場した。同作は、2021年4月10日付で1位を獲得した前作『SoulFly』から約1年4か月ぶり、4枚目のスタジオ・アルバムで、Billboard 200での首位獲得は2作目、デビュー作から4作連続のTOP10入りを果たしている。
今週4位には、8月12日にサプライズ・リリースしたミーガン・ザ・スタリオンの新作『Traumazine』がデビュー。同作は、2020年11月にリリースしたデビュー作『Good News』から約1年半ぶり、2枚目のスタジオ・アルバムで、コンピレーション・アルバム『Something for Thee Hotties』、EP『Suga』、ミックステープ『Fever』の3作を含む通算5作目のTOP10入りを果たした。その他、2018年に発表したEP『Tina Snow』が最高166位にランクインしている。
【米ビルボード・アルバム・チャート】ロッド・ウェーブ首位デビュー、ミーガン・ザ・スタリオン初登場4位
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