ミュ－ジカル「ジョジョの奇妙な冒険　ファントムブラッド」製作発表記者会見が16日、東京都内で行われ、出演者の松下優也、有澤樟太郎、宮野真守、清水美依紗、別所哲也ほかが登壇した。
　本作は、荒木飛呂彦原作の夜シリ－ズ累計発行部数1億2千万部を誇る国民的人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」をミュ－ジカル化。物語の始まりとなる「第1部 ファントムブラッド」をベ－スに、主人公ジョナサン・ジョ－スタ－（通称、ジョジョ）と運命的な出会いを果たすディオ・ブランド－を中心にした〈謎の石仮面〉をめぐる戦いと因縁を描く。
　ジョジョ役は、松下と有澤のダブルキャスト。松下は、出演が決まったときを振り返り、「帝国劇場でジョジョをミュ－ジカル化するんだっていうことに“1驚き”でした。“2驚き”は、ディオじゃなくてジョナサンなんだということ。周りにすごく言われるんです、『ディオじゃなくてジョナサンなの？』って。俺、そんなふうに見えているのかなって思いますが、ジョナサンを演じるんです。プレッシャ－は感じますが、自分の範疇（はんちゅう）を超えるところからも反響があるくらいだったので、今から楽しみです」と語った。
　一方、有澤は「ジョジョを演じたい人が何人いるだろうか、この作品に入りたいと思った人が何人いるのかと思うと身が引き締まる思いです。世界初演で、帝国劇場から始まり、北海道、兵庫と半端ない規模のスケ－ル感でお送りします。そのスケ－ル感を楽しみながら、お客さまの顔を楽しみにしながら、最後まで熱いハ－トで演じ切りたいと思います」と意気込んだ。
　また、ジョジョのライバルであるディオ・ブランド－を演じる宮野は、「アニメ業界、声優業界の中でもジョジョは特別で、触れる機会もたくさんありました。オ－ディションにも行ったことがあったのですが、そのときはご縁がなかった。自分の“初ジョジョ”がミュ－ジカルになると思っていなかったので、まずそこにびっくりしましたが、僕はジョジョの中では第1部が大好きでしたし、ディオ・ブランド－を演じられるというのはこの上ない喜びで、とても光栄なことだと思っています。なので、このミュ－ジカルに僕の初ジョジョをささげました。その思いは強いので、最高に面白いディオを繊細に演じていきたいと思っています」と思いを話した。
　舞台は、2024年2月6日～28日に都内・帝国劇場ほか、北海道、兵庫で上演。
ミュ－ジカル「ジョジョの奇妙な冒険　ファントムブラッド」製作発表記者会見出演者たち　（C）エンタメOVO
 

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