Billboard JAPAN


NEWS

2022/03/23 06:55

神木隆之介「3次元ではどんなふうに存在したら…」 “美しくはかないキャラクタ-”役にプレッシャ-

 映画『ホリック xxxHOLiC』の完成披露試写会が22日、東京都内で行われ、出演者の神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗、玉城ティナ、吉岡里帆と蜷川実花監督が登壇した。
 本作は、創作集団CLAMPの人気コミックを基に、蜷川監督が実写映画化。人の心の闇に寄りつく“アヤカシ”が見える孤独な高校生・四月一日(ワタヌキ=神木)。その能力を消し去りたいと願う彼は、ある日、妖しく美しい“ミセ”の女主人・侑子(柴咲)と出会い、その運命を大きく変えていく。
 神木は「お話を頂いてから、原作漫画を読んだのですが、めちゃくちゃ大好きになって。でも読んでいくうちに『これ、自分が演じるんだよな』とわれに返るようになって…」と苦笑。
 続けて、「こんなに美しくて、はかない四月一日という人物を、3次元にしたときに、果たしてどんなふうに存在したらいいんだろう…と不安に思いました」と振り返った。
 以前から原作を知っていたという柴咲は「集中して読み直したときに、『絶対に主役は神木さんしかいない』と思ったら、神木さんだと聞いて、『やった-』と思いました」と、エピソ-ドを披露。
 柴咲が「だからプレッシャ-に感じてるなんて『うそだ』って感じだし、私は(四月一日の)はかなさを神木さんから感じるので、ピッタリだと思う」と続けると、神木は「おおお~」と、照れ笑いを浮かべた。
 あでやかな悪女・女郎蜘蛛を演じた吉岡は、劇中でセクシ-なボンテ-ジ姿を披露。「私の大きな味方として『セクシ-所作指導』という方がいらっしゃったんです。その先生が、私のあらゆる妖艶なクモの動きを見てくださったので、先生の存在は本当に大きかったです」と語った。
 一方、四月一日の同級生・百目鬼を演じた松村は「現場で一番頑張ったのは、とにかく声を低くすること。『このぐらい?』と思ったら『もっと!』と言われ。それを何回も繰り返して最終的にウッドベ-スぐらい低くしてしゃべったのが一番大変でした」と笑わせた。
 映画は4月29日から公開。