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【FUJI ROCK FESTIVAL '14】総力レポート

FUJI ROCK

  7月25~27日から新潟県・苗場スキー場で行われた日本最大級の野外音楽フェスティバル【FUJI ROCK FESTIVAL '14】。ヘッドライナーにフランツ・フェルディナンド、アーケイド・ファイア、ジャック・ジョンソンを迎え、200組以上の海外・日本人出演アーティストによる白熱のパフォーマンスに約10万人のフジロッカー達が熱狂した。3日目のにわか雨以外は晴天に恵まれた18目の開催となった今年のフジロック。既に来年7月24日~26日にかけて開催されることが発表済みとなっている【FUJI ROCK FESTIVAL '15】へ想いを馳せながら、苗場の大自然の中で行われた音楽の祭典をBillboard JAPAN編集部が総括レポート!

11:00~
ROUTE 17 Rock‘n’Roll ORCHESTRA
(feat. 仲井戸“CHABO”麗市,大江慎也,甲本ヒロト,トータス松本) @ GREEN STAGE
FUJI ROCK 2014

 文句なしの快晴。3日にわたる夢の扉をこじ開けるのは、毎年恒例ROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRAだ。強力なバンド陣と日本のロック・シーンを代表するフロントマンによる、とびきり豪華なロックンロール・ショー・タイム。今年はなんとTOSHI-LOWがスライ&ザ・ファミリー・ストーン「アイ・ウォント・トゥ・テイク・ユー・ハイヤー」で口火を切るという、なんとも意表を突いた幕開けとなった。非常に彼らしい、気合の入ったMCでオーディエンスを煽ると、自身の思い入れの深い一曲だという、THE ROOSTERSの「レザー・ブーツ」で畳み掛ける。いきなりエモーション全開、灼熱の太陽に負けないホットないステージを引き継いだ2番手は、ド派手なスーツをバシッと決めたトータス松本。「オー・プリティ・ウーマン」「シェイク・ユア・マネーメイカー」とスタンダード2曲をしっかりと聴かせ、最高のエンターテイナーぶりを発揮、観客をおおいに沸かせる。そして、こちらも恒例のMIKUNI?DOLLSによるキュートな「VACATION」のパフォーマンスから一転、甲本ヒロトがステージへと飛び出て来る。「アナーキー・イン・ザ・UK」の日本語バージョンに続いて、「みんなの大好きな忌野清志郎が歌った曲。」「もしここに、CHABOみたいにギターのうまいやつがいてくれたらなぁ!」という、若干白々しい(笑)煽りとともに仲井戸“CHABO”麗市を呼び込むと、RCバージョンの「上を向いて歩こう」に突入!もちろんステージとオーディエンス全員が一体となり、最高の盛り上がりを見せる。その後、バトンを渡されたCHABOがブルース・スプリングスティーンの「ハングリー・バード」をしっとりと日本語で聴かせた後に弾き出したイントロは、「雨上がりの夜空に」。もちろんオーディエンスは大合唱で答え、ショーはクライマックスへと。全出演者が再びステージに戻り、ザ・ポーグスの「フィエスタ」をひたすら“アイルランド”という言葉のみで歌いまくる、最高に陽気なお祭り騒ぎで夢のようなロックン・ロール・ショーは締めくくられた。

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12:40~
THE LUMINEERS @ GREEN STAGE
FUJI ROCK 2014

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13:20~
JAMES IHA @ ORANGE COURT
FUJI ROCK 2014

 一日で最も暑い時間帯に差し掛かったオレンジ・コート。堀江博久含むサポートメンバー2人とともにステージに姿を現し、「メイク・ビリーブ」が奏でられ始めると、灼熱のオレンジ・コートにひとときの清涼がもたらされる。この日は、スマパン時代のナンバーから「ブルー・アウェイ」、そして名曲「マヨネーズ」、さらに自身の1stアルバムから「カントリー・ガール」「ビー・ストロング・ナウ」と、ファンにとって非常に嬉しいナンバーが並んだセットリスト。これらの曲のイントロが爪弾かれる度に、オーディエンスからはため息にも似た歓声があがっていた。優しく繊細なメロディーと暖かみのあるサウンドが、刺すような日差しに身構える体をリラックスさせてくれる。最後に披露された“お楽しみ”のカヴァー・ナンバーは、ローリング・ストーンズの「地の塩」。ドラマティックなバラードを歌い終えると、イハは自然な笑顔を浮かべながら、静かにステージを去っていった。

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14:50~
WILD BEASTS @ WHITE STAGE
FUJI ROCK 2014

 ちょうどスロウダイヴと被っていたこともあり、観客はやや少なめだが、軒並み高評価な最新作『Present Tense』収録の「Mecca」からライブがスタート。ハイセンスか否か、ダブルデニムな装いで登場したヘイデン・ソープの甘美なファルセット・ヴォイスと緻密なシンセサイザーの音色がホワイト・ステージをゆっくりと包み込む。思わず聴き惚れてしまう優艶なサウンドスケープに加え、やはりWBの醍醐味は、ストイックで洗練されたヘイデンとまさに“獣”のように粗々しいバリトン・ヴォイスで攻めるトム・フレミングによる対照的なツイン・ヴォーカルだろう。2009年の名盤『Two Dancers』からUK本国でのブレイクのきっかけとなった「Hooting & Howling」のイントロが奏でられた瞬間に大きな歓声が沸き上がったのには、彼らの来日を心待ちにしていた日本のファン達の心情が伺える。1時間弱のセットタイムということもあり、新曲中心だったのが唯一残念だったが、「これぞUKアート・ロックを担う中堅の実力!」を見せつけてくれた初来日ステージとなった。

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16:30~
TEMPLES @ RED MARQUEE
FUJI ROCK 2014

 おじさん受けするバンドやアーティストが続々と登場しているUK勢。そんな中でも飛びぬけて古臭い(褒め言葉)のがテンプルズだ。昨年11月の【Hostess Club Weekender】ではアルバムデビュー前に日本でも多くのファンを獲得し、リリース後の単独公演は大盛況。そして早くもフジロックで再来日を果たした。本人たちがサウンドチェックしたこともあり、RED MARQUEEは開演前から多くのファンで賑わっている。改めてメンバーがステージに現れ、「サン・ストラクチャーズ」からスタート。リリースからライブを繰り返してきたであろうデビュー作の楽曲たちは脂がのって聴きごたえ抜群だ。元々鳴らす音がはっきりしていた彼らだが、ヴィンテージなサイケサウンドは変わらず、深みを増しており明確に聴くものを突き刺す力を付けているのが分かる。だって熱気ムンムンのRED MARQUEEでもフロントマンのジェームスは革ジャンだから。

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17:30~
FOSTER THE PEOPLE @ GREEN STAGE
FUJI ROCK 2014

 デビュー作『トーチズ』から「パンプト・アップ・キックス」の大ヒットで世界的ブレイクを果たしたフォスター・ザ・ピープル。過去には来日公演もソールドさせ凄まじい人気を誇る彼らだが、最近なんだか日本での扱いが悪い気がしていた。開演前のGREEN STAGEも最前列は熱狂的なファンで埋め尽くされているものの、集客はまばら。「やっぱりこんなもんなのね」と日本のファンたちの扱いにちょっぴりがっかりしながらメンバーが登場。お手並み拝見と1曲披露し、会場の温度を図り、続けて「パンプト・アップ・キックス」へ突入する頃には会場はかなりの人数に。大歓声でメンバーのパフォーマンスに応えるオーディエンスは皆さん3月リリースの新作もしっかり聴きこんでおられるよう。「あぁ、WHITEでファースト・エイド・キットの美人っぷりを満喫してたからちょっと遅れたのね。」と勝手な納得をして盛り上がる日本のファンたちに心の中で謝った。

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18:20~
BOMBAY BICYCLE CLUB @ RED MARQUEE
FUJI ROCK 2014

 これまでボンベイ・バイシクル・クラブが、飛びぬけた才能を持ったバンドだと思ったことはなかったが、久しぶりに観た彼らは明らかに進化していたし、垢抜けていた。ソングライター、そしてフロントマンとして貫録を増したジャック・ステッドマンを中心にタイトな演奏で脇を固めるバンド、「Home By Now」や「Come To」などの最新作『So Long, See You Tomorrow』からの楽曲での(ヘソだしルックが超絶キュートな)リズ・ローレンスとのヴォーカルの掛け合いもバッチリだし、キャッチーなシングアロング・ナンバー「Shuffle」や「Evening/Morning」などのヒット曲も織り交ぜたセットリストも申し分ない。バンド・サウンドを軸とした良質なインディー・ミュージックを紡ぐUKバンドが減少傾向にある現在、彼らのような存在は貴重なものになりつつあるのが身に染みるパフォーマンスだった。

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20:00~
DISCLOSURE @ WHITE STAGE
FUJI ROCK 2014

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21:30~
FRANZ FERDINAND @ GREEN STAGE
FUJI ROCK 2014

 これまでに計4回の出演経験を持ち、そのうち3度ヘッドライナーとして【FUJI ROCK FESTIVAL】を盛り上げてきたフランツ・フェルディナンド。そんな彼らが再びヘッドライナー務めた初日のグリーン・ステージ。メンバー全員モノトーンの衣装を身に纏い、初っ端の「No You Girls」から新旧ヒット曲を惜しみなく投下し、観客のヴォルテージをどんどん上げていく。華麗なステップ、ポージングを決め、詞に“フジロック”という単語を入れ観客を煽るアレックス・カプラノスの完璧なフロントマンっぷりも去ることながら、後半に差し掛かり、「Take Me Out」のイントロが流れると「待ってました~!」と言わんばかりに、集まったフジロッカー達が一丸となって大合唱、グリーン・ステージを歓喜の嵐へ。アンコールの「Goodbye Lovers & Friends」では少し感傷深くなりつつも、ラストの「This Fire」で再び観客を熱狂の渦に巻き込み、盛り上げ番長フランツらしくステージを締めてくれた。2004年の初出演から10年…節目の年となった記念すべきパフォーマンスの一瞬、一瞬を噛みしめながら、また次に苗場で会える日を心待ちにしたい。

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21:30~
BASEMENT JAXX @ WHITE STAGE
FUJI ROCK 2014

 パンパンに膨れ上がったホワイト・ステージ。エキセントリックな虹色装束に身を包んだ2人組がステージに姿を現すと、彼らに“踊らされたい”オーディエンスからは、早くも奇声にも近い大歓声があがった。「コン・ニ・チ・ワ…」というロボット音声による“ご挨拶”をきっかけに、派手なダンス・ビートが夜の森を包む。女性ヴォーカルがステージに登場すると、大ヒット・チューン「グッド・ラック」を皮切りに、「レッド・アラート」「ロメオ」などの定番曲から、8月20日リリース予定の最新作『Junto』収録ナンバーまで、息つく間もなく立て続けに披露。シンガー、ダンサーがクルクルと目まぐるしく入れ替わる、とにかくカラフルで豪華絢爛なステージングに、思わずこの空間ごとどこか別世界に飛んで行ってしまったのではないか、というような錯覚に陥ってしまう。そんな現実離れしたステージのフィナーレには、シンガー、ダンサーのみならずゴリラや子供まで入り乱れる、まさに“おもちゃ箱をひっくり返したような”という言葉がぴったりの状態に。それらをも全て包括する摩訶不思議なムードは、彼らがステージを降りた後も、しばらくの間フワフワとオーディエンスの隙間を漂っていた。

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23:30~
JUNGLE @ RED MARQUEE
FUJI ROCK 2014

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13:10~
WHITE LUNG @ WHITE STAGE
FUJI ROCK 2014

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14:00~
THE WATERBOYS @ GREEN STAGE
FUJI ROCK 2014

 結成31年にしてようやく初来日してくれた“水子達”ことザ・ウォーターボーイズ。14:00と時間帯もそれほど悪くないがステージ前の客入りはお世辞にも沢山とは言えない。全然来日してくれないし、日本での人気も高い訳ではないだろうから、それも仕方のないことか。そんなことはお構いなしにマイク・スコットはキーボードに座り、メンバーも颯爽と登場し、パフォーマンスをスタート。スティーブ・ウィッカムのヴァイオリンが晴天の苗場に響き、ステージ前に集まった熱心なファンは大喜び。アイリッシュな空気がじわじわと苗場に広がり、のんびり聴いている観客の心を掴み始める。マイク・スコットとスティーブ・ウィッカムのハードな掛け合いに、同ステージでマムフォード・アンド・サンズに熱狂していたであろうオーディエンスたちも加わり、気づけば大盛り上がり。流石は31年の力。継続(マイクのソロ期間を含め)は力なり。

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15:10~
GRANT NICHOLAS @ RED MARQUEE
FUJI ROCK 2014

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16:30~
THE QEMISTS @ WHITE STAGE
FUJI ROCK 2014

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15:50~
JONATHAN WILSON @ FIELD OF HEAVEN
FUJI ROCK 2014

 2日目のフィールド・オブ・ヘブン。同ステージのトリを務めるのが元グレイトフルデッドのフィル・レッシュとあって、早い時間帯から“デッドヘッズ”と言われる猛者たちがヘブンに集結していたこの日。少しだけ陽が陰り始めた16時過ぎ、ジョナサン・ウィルソンがバンド・メンバー4人を従えステージに登場。スラリとした風貌に使い込まれたオフホワイトのテレキャスターが良く似合う。古き良きアメリカン・ロックを体現しているのは音楽性だけではない、と思わず言いたくなるルックスのジョナサン。独特の存在感とオーラはヘッズたちにもビシビシと伝わっていたに違いない。冒頭からフリートウッド・マックの「エンジェル」と100%期待を裏切らない選曲で一気にオーディエンスを自身の世界へと引きずり込んでいく。レイドバックしたサウンドと、ジョナサンの絶品スライド・ギターに酔いしれる、なんとも気だるく心地よい時間。やがて、ゆっくりと傾いていく太陽に調子を合わせるかのように、アコースティックギターに持ち替え70年代ウエストコーストを彷彿ささせるナンバー「Moses Pain」を奏でる。本人はMCで“マジカル・プレイス”と語っていた通り、そこはまさに自然と音楽が同化する、魔法の場所だった。

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17:10~
PRESERVATION HALL JAZZ BAND @ ORANGE COURT
FUJI ROCK 2014

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18:20~
ST. VINCENT @ RED MARQUEE
FUJI ROCK 2014

 セイント・ヴィンセントことアニー・クラーク嬢が、遂に苗場に降臨!最新作『St. Vincent』からのナンバーを立て続けに演奏し、キレキレのギタープレイとお馴染みのテケテケ・ウォークが序盤から炸裂。これまでのステージは、アニーの独壇場のような印象があったが、デヴィッド・バーンとのツアーで、バンド・メンバー一丸となってステップを踏む“魅せる”パフォーマンスに触発されたのか、「Birth In Reverse」では、モーグ&ギター担当のEnonのトーコさんがステップに加わるなど、ステージング、セット、衣装にも彼女の常に進化し続けるアーティスト性とこだわりが伺えた大満足のステージとなった。それにしても「Cheerleader」で、ステージ中央に用意されたお立ち台で「アタシはもうチアリーダーなんかになりなくない!」と歌い上げるアニー嬢、麗しすぎました。

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20:30~
YOKO ONO PLASTIC ONO BAND @ RED MARQUEE
FUJI ROCK 2014

 出演決定時から“ざわざわ”させていたが、もちろん当日も“ざわざわ”させてくれた。開演前のフロアから外国人男性による発音の良い「YOKO!!!!」声援が飛び交い、思わず「ジョォーン!」と返したくなる。あの奇天烈な叫びによる彼女のパフォーマンスは敬遠されがちだが、やっぱり注目度は高いのだ。荒々しい怒号のような声援が続き、Nels Cline、小山田圭吾、あらきゆうこ、大野由美子、PIKA☆、本田ゆかと豪華なバックメンバーと共におなじみのピースサインで登場。大歓迎で迎えられ、へヴィーなバンドサウンドで幕開け。オノ・ヨーコの全力のシャウトがRED MARQUEEに解き放たれる。御年81歳にして彼女は命を振り絞るように叫ぶ。詩の朗読やメンバー全員でのドラムパフォーマンスなど様々な展開が用意され、アヴァンギャルドなステージに聴衆は圧倒され、呆然と立ち尽くし、気づけば熱狂していた。今年のグラストンベリーでのヨ・ラ・テンゴとのパフォーマンスがいろんな意味で話題となったが、生で体感していないから「なんじゃこら?」なる。きっとグラストンベリーで体感した人たちはその熱量の高さと生命力に驚いただろう。そして、バックバンドは違えど今回このフジで体感した人たちも同じだ。彼女は「なんじゃこら?」などそんな次元にはいないのだ。

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21:30~
ARCADE FIRE @ GREEN STAGE
FUJI ROCK 2014

 デーモン・アルバーンのシンプルで素晴らしいパフォーマンスの後、転換でステージの天井には多数の鏡が取り付けられ、待ちきれず歓声を送るファンたちと、それとは対照的に静かにこれからの狂乱を待つGREEN STAGEが映し出される。フジロック初登場で6年ぶりの来日となったアーケイド・ファイア。この6年間のグループの活躍はご存じの通り。期待しかできない雰囲気はやはり別格。、いよいよスタートしたパフォーマンスは最新アルバムのタイトル曲「リフレクター」から。オーディエンスと共に身体を動かし、グルーヴを生みだすメンバーたち。ステージを飛び出し、ギターパフォーマンスをしたり、カメラマンからカメラを奪ってオーディエンスを煽ったりと巨大なGREEN STAGEとは思えない濃厚なステージングを魅せ、各メンバーが様々にパートを変えて幾恵にも重なった美しい音楽を生み出していく。ラストは真っ白の紙吹雪で演出し、“これが今年のハイライトです!”と観た者の心に刻み込んだ。

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11:30~
downy @ RED MARQUEE
FUJI ROCK 2014

 フジロックでdownyが観れる日が来るなんて。開演前からきっちり楽曲をプレイするサウンドチェックからそのままステージはスタート。1曲目は「葵」だ。彼らのパフォーマンスの1つである映像はプロジェクターではなく、背後のLED画面に映し出される。その為、いつも以上にメンバーの姿がシルエットでしか見えず、珍しく若干の照明が使用される場面も。そして、そんなことはお構いなしにバンドは超絶テクニックで轟音を全力で解き放つ。機械的な変拍子に合わせ、メンバーは静謐と激情を繰り返し聴く者を捉え離さない。え「⊿(デルタ)」に「左の種」と鳥肌モノの選曲とそのプレイ、映像との同期具合に9年ぶりの活動再開というブランクは微塵も感じさせない。複雑過ぎる楽曲にオーディエンスも曲に合わせてノることは出来ないが、各々が感じるままに揺れる。少ないMCで青木ロビンが「また出してね。」と語っていた通り、また出して欲しい。そして単独公演はもう少し大きいキャパの会場でやってはもらえないだろうか…。

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12:40~
OWEN PALLETT @ RED MARQUEE
FUJI ROCK 2014

 前日のアーケイド・ファイアのステージでは、ビシッとスーツで決めていたオーウェン・パレットだが、Tシャツ&カーゴパンツにキャップというラフな服装で自らセッティングを行い、そのまま再びステージに登場。3日間の内、唯一の雨ということで、「雨用のヴァイオリン持ってきてよかった~。」なんて皮肉ったツイートをしていたが、ライブがスタートするまでには雨も大分収まり、久しぶりの日本でのパフォーマンスを拝もうと熱心なファンで埋め尽くされたレッド・マーキー。ヴァイオリンをリアルタイムでループし、シンセサイザーとサンプラーを駆使しながら音を何重にも重ね、優艶なサウンドスケープを紡いでいく超絶テクニックはもちろんだが、その上からブレずヴォーカルをきちんと落し込めるところはさすが。まさに天才という言葉がピッタリだが、途中「この曲は難しいんだよ」と照れながら何度か冒頭を弾き直す(成功した瞬間に大歓声!)というチャーミングな一幕も。名曲「Lewis Takes Off His Shirt」もきっちりと披露してくれ、終演後には涙する観客も見受けられるほど、美しく力強いステージで魅せてくれた。

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13:10~
THE HEARTBREAKS @ WHITE STAGE
FUJI ROCK 2014

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14:00~
JOHN BUTLER TRIO @ GREEN STAGE
FUJI ROCK 2014

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15:10~
THE PAINS OF BEING PURE AT HEART @ RED MARQUEE
FUJI ROCK 2014

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15:50~
THE STRYPES @ GREEN STAGE
FUJI ROCK 2014

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16:30~
ASGEIR @ WHITE STAGE
FUJI ROCK 2014

 今年2月に行われた【Hostess Club Weekender】でのライブも大好評だったアイスランド出身のSSW、アウスゲイル。野外ではどれだけ楽曲が映えるのだろうと楽しみにしていたが、その期待を裏切ることなくアコースティックとエレクトロニックスを絶妙に融合した暖かみのあるサウンドで夕暮れ時のホワイト・ステージを穏やかに彩ってくれた。母国語アイスランド語でも2曲披露し、以前よりセッション動画が話題となっていたニルヴァーナの「Heart-Shaped Box」のカヴァーで観客を沸かせるとアコースティックを基調としたアレンジの「King And Cross」~「Torrent」で畳掛け、ホワイト・ステージという大舞台にも怯むことなく、天候(2月の来日時には雪男なんて言われてましたね)とロケーションを見方につけ、ストイックかつ堂々としたステージを披露してくれた。

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15:10~
THE KING ALL STARS @ ORANGE COURT
FUJI ROCK 2014

 正直、どこに焦点を当てたら良いのか分からないほどの豪華メンバー。そんな彼らも、ひとたび永遠の“若大将” 加山雄三がセンターに立ててば、超一流の“バックバンド”と化してしまうのだから恐ろしいものだ。武藤昭平(Dr.)による「フジロッカーズ、準備はいいですか?」の掛け声に続いて登場した若大将は、自身が愛してやまないエルヴィス・プレスリーよろしく、弾けるようなロックンロールをバンドが生み出す強力なグルーヴに乗せ次々と披露していく。「本当は昔からこういう曲がやりたかったんだ。」という言葉通り、長い間ずっと内に秘めていた彼の中の“ロックンロール魂”を炸裂させ、世代を超えたメンバーとともにエレキ・ギターを奏でるその姿こそ、まさに永遠の“若大将”そのもの。とにかく全身でロックンロールを体現する、その立ち姿、歌声、何もかも眩しすぎる!!そして、全身全霊でロックした後、しっとりと歌われた名曲「君といつまでも」、そして壮大な山をバックに「海 その愛」でのフィナーレというショー運びは、長いキャリアと実績に裏付けられた貫禄を改めて感じさせ、年代を問わず多くの人の心を動かしたことは言うまでもない。終了後の鳴り止まない若大将コールがいつまでも耳に残る、非常に印象的なステージだった。

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19:20~
THE FLAMING LIPS @ GREEN STAGE
FUJI ROCK 2014

 これまで実現していなかったのが不思議でならないフレーミング・リップスのフジロック出演。MCでも語っていたが、出演日前日からセイント・ヴィンセントやオノ・ヨーコのライブを観たり、キャンプサイトに突如現れたり、フィールド・オブ・ヘヴンへも足を運んだりと、初心者フジロッカーとは思えぬほどフェスを堪能していたこともあって、この日のライブも絶好調。『進撃の巨人』的なボディースーツやグリーンのラメ風スーツを纏ったフロントマンのウェイン・コインとともに、キノコ、虹、エイリアン、モンスターの着ぐるみがステージを跳ね、最高にハッピーでピースフルなオーラが広大なグリーン・ステージの隅々まで優しく包み込む。そして終盤、フレーミング・リップス率いる音楽と愛と自然の祝祭がクライマックスを迎え、「Do You Realize??」のイントロがファンファーレごとく鳴り響くと、会場が一丸となって共鳴。まさに音楽が持つシンプルで普遍的なパワーによって観客が“繋がった”瞬間となった。ステージ終了後に、名残惜しく「Yeah Yeah Yeah Song」を合唱するファンの姿も印象的だった。

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20:30~
LORDE @ RED MARQUEE
FUJI ROCK 2014

 昨年、全米シングルチャート9週連続で制し、全世界でヒットを記録。その音楽性の高さから各方面で絶賛された17歳。初来日公演ということもあり、注目度の針は振り切れていた彼女だけあった開演前からRED MARQUEEは超満員。ポケットに手を突っ込み颯爽と登場した彼女の姿にオーディエンスはテントが飛んでしまうかのような大歓声で迎える。もちろんステージはデビューアルバム『ピュア・ヒロイン』からの楽曲で展開される。切れ味鋭いトラックに合わせて彼女が頭を振り、体を揺らし、歌う。2曲を終えた所で会場に入ろうとするファンで溢れ、ステージサイドにも伝説となるこのステージを一目見ようと多くの関係者が集まっていた。最前列キリギリまで飛び出し、ステージを端から端まで動き回る。きちんとファンサービスも欠かさず、ヒット曲である「ロイヤルズ」や「チーム」を披露する。この若さで音楽が作り手ではなく、聴き手のモノであることが分かっているのだ。

■ロード 初来日インタビュー&ライブ・レポートはこちらから!

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21:30~
JACK JOHNSON @ GREEN STAGE
FUJI ROCK 2014

 輝く太陽、青い海、爽やかな風…彼の音楽が持つイメージと真逆のシチュエーションになってしまったのは、実際問題、とても不運なことだったかもしれない。これまでの晴天とは一転し、最終日に限って悪天候。とはいえ、そんなシチュエーションにも左右されない“いつも通り”のステージングを披露してくれたジャック・ジョンソン。「フレイク」を皮切りに、優しく心地良いメロディーが次々と奏でられていく。どんなに肌寒くたって、彼がアコースティックギターを奏で、あの少しハスキーで優しい歌声を響かせれば、そこには太陽が昇り、爽やかな風が吹いてくる(気持ちになれる)のだから不思議だ。決して派手な演出はないけれど「イフ・アイ・ハッド・アイズ」や、「アップサイド・ダウン」「ベター・トゥギャザー」などのヒットチューンをしっかり網羅した1時間半。肩肘張らず、シンプルに音楽に身を委ねる。こんな穏やかなフィナーレもたまには悪くないだろう。

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22:00~
OUTKAST @ WHITE STAGE
FUJI ROCK 2014

 ヒップホップ界屈指のエンターテイメント性とド派手なパフォーマンスでおなじみのアウトキャスト。約7年ぶりの活動再開を受けての来日とあって、最終日の22時~という時間帯にも関わらず、期待に胸を膨らませたオーディエンスたちが小雨舞うホワイト・ステージに集結した。スクリーンにアルバム『スタンコニーヤ』のジャケにも描かれているモノトーンの星条旗がドーンと映し出され、ショーがスタート。DJ、コーラスの女性2名、ベーシスト(こちらも女性)とともに同アルバム収録の名チューン「B.O.B.」「ガソリン・ドリームス」で一気にオーディエンスを煽るアンドレ3000とビッグ・ボーイの2人。いきなり初期のヒットチューンを披露するニクイ選曲にファンも冒頭から狂喜乱舞。ルックスはチグハグ(?)ながら、圧倒的な個性が絡み合う2人の絶妙な掛け合いは休止期間を経ても一切衰え知らず。「Ms.Jackson」「Hey Ya!」などのキラーチューンを中盤に挟みながら、スリーピー・ブラウンの登場やそれぞれのソロ・コーナーなど、一瞬たりとも気の抜けないスリリングなショーを展開していく。曲ごとに用意された映像で視覚的にもまったく飽きさせない、ラストの「ザ・ホール・ワールド」まで一瞬たりとも目が離せない怒涛の2時間弱。新旧ヒットナンバーが入り乱れる、デビュー20周年を祝うにふさわしいステージとなった。

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SEE YOU IN 2015!! 7/24(FRI), 25(SAT), 26(SUN)

アーケイド・ファイア「リフレクター」

リフレクター

2013/10/30 RELEASE
UICR-1106/7 ¥ 3,122(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.リフレクター
  2. 02.ウィー・イグジスト
  3. 03.フラッシュバルブ・アイズ
  4. 04.ヒア・カムズ・ザ・ナイト・タイム
  5. 05.ノーマル・パーソン
  6. 06.ユー・オールレディ・ノウ
  7. 07.ジャンヌ・ダルク

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2014/03/19

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セイント・ヴィンセント
セイント・ヴィンセント「セイント・ヴィンセント」

2014/02/26

[CD]

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ピュア・ヒロイン
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マリー・ミー
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2011/11/23

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アクター
セイント・ヴィンセント「アクター」

2011/11/23

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ストレンジ・マーシー
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フォスター・ザ・ピープル「トーチズ」

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2008/11/19

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2008/02/06

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ジャック・ジョンソン「イン・ビトウィーン・ドリームス」

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セイント・ヴィンセント「マリー・ミー」

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ジャック・ジョンソン「イン・ビトウィーン・ドリームス」

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