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ヴァネッサ・ウィリアムス 来日記念特集

ヴァネッサ・ウィリアムス特集

 「天は二物を与えず」という言葉があるが、それを根本から覆すのが、シンガー、女優、モデル、ライターとして多方面で活躍するヴァネッサ・ウィリアムスだ。アフリカン・アメリカンとして初のミス・アメリカに選出された美貌とスタイル、圧倒的な歌唱力、そして幅広い役柄を演じわけ、米エンタメ界で確固たる地位を築いてきた彼女。約3年ぶりとなる来日公演を記念して、今もなお輝き続ける、21世紀の“スーパー・ウーマン”を大特集!

 音楽教師の両親のもと、1963年にニューヨーク州の郊外ミルウッドにて生まれたヴァネッサ・ウィリアムス。幼い頃からピアノやフレンチ・ホルンを学び、すくすくと育った彼女は、ガーナをはじめ、フィンランド、ポルトガルなどの様々な国の血を引き、誕生当時に両親が「この子こそ、ミス・アメリカだ」と人種のるつぼであるアメリカを象徴する子であることを明言。そしてその予言は、1984年に現実となることに。

ミス・アメリカの栄光の裏にあった壮絶な闘い

「Miss America 1984 Crowning Moment」
▲ 「Happy Days Are Here Again」 / Miss America

 1981年に名門私立大学シラキュースの演劇・ミュージカル学科に奨学金で入学したヴァネッサ。出演するはずだった大学主催のミュージカルが打ち切りとなった為、校内の美人コンテンストに応募したところ、見事優勝。そしてミス・ニューヨークの称号を手にし、全米の各州による代表が美しさを競い合う、言わずと知れた美人コンテスト、ミス・アメリカに出演することに。タレント審査では、「Happy Days Are Here Again」を熱唱、水着審査など難なくクリアし、1984年にアフリカン・アメリカンとして初のミス・アメリカに輝く。

「Miss America 1984 Crowning Moment」
▲ Miss America 1984 Crowning Moment

 1984年と言えども、まだまだ人種差別の陰りが残るアメリカ。アフリカン・アメリカンである彼女の受賞は波紋を呼び、ミス・アメリカ史上前例のない暴行や殺しの脅迫を誘発することに。ヴァネッサ本人は、ミス・アメリカの公務を果たすために家を空けることが多かったが、自宅に送りつけられた脅しの手紙や家族へ投げかけられた心無い言葉に心を痛めたという。
 そんな中でも弱音を吐くことなく、笑顔で世界中を飛び回り、誇りを持って義務を果たした当時21歳の彼女の強さには感服するばかり。だが、ペントハウス誌が過去のヌード写真を入手したことが公表され、裁判沙汰に。ミス・アメリカの座を自ら辞退することになるものの、今日に至るまで84年度のミス・アメリカとして公式に認定されている。さらに90年代には、大手化粧品ブランド・ロレアル初となるアフリカン・アメリカンのキャンペーン・モデルとしても起用されている。

シンガーとしての華麗なキャリア

「The Right Stuff」
▲ 「The Right Stuff」

 そんなスキャンダルも物ともせず、1987年にアルバム『ライト・スタッフ』でシンガーとして華々しくデビュー。リード・トラックとなった同名のシングルは、そのR&Bを基調とした80年代らしいポップ・サウンドで瞬く間にリスナーを虜にし、米ビルボード・ダンス・チャートにて1位となる。MVでは、ダンスも披露、その抜群のルックスとスタイルも手伝い、大きなインパクトを残した。さらにアルバムからシングル・カットされたミディアム・バラード「Dreamin'」では、その類希なる歌唱力で単なるカワイ子ちゃんではないことを証明し、米ビルボードR&Bチャートにて1位を記録、シングル・チャートでは8位と初のトップ10入りを果たす。

「The Right Stuff」
▲ 「Save The Best For Last」

 1992年には、彼女の代表曲のひとつである「Save the Best for Last」がリリース。米ビルボード・シングル・チャートにて5週連続1位に輝き、カナダ、オーストラリアでも1位になるなど、世界的に大ヒットし、一躍トップスターの一員となる。曲が収録された2ndアルバム『コンフォート・ゾーン』も300万枚を売り上げ、グラミー賞にて5部門にノミネートされた。翌年には、当時人気を博した米TVドラマ『ビバリーヒルズ青春白書』のサントラに収録されたブライアン・マックナイトとのデュエット「Love Is」が、米ビルボード・シングル・チャートにて3位にランクインするなど、立て続けにヒットを飛ばし、歌、ダンス、ルックスとすべてを兼ね備えた彼女のアーティストとしての人気は揺るぎないものとなった。

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多彩な役柄にチャレンジする不屈の女優魂

「イレイザー」
▲ 『イレイザー』トレイラー

 誰もが知るアメリカを代表するシンガーになったとは言え、それだけでは満足しないのが、我らがヴァネッサ様。この頃から女優としての活動も本格的にスタート。リチャード・プライアーとジーン・ワイルダーによる黄金コンビによるスラップスティック・コメディ『サギ師と嘘つき患者』やミッキー・ローク主演のカルト作『ハーレーダビッドソン&マルボロマン』など個性豊かな作品に出演、1994年の『Kiss of the Spider Woman』では、ブロードウェー・デビューも果たす。アーノルド・シュワルツェネッガーの相手役として準主役を務めた1996年の『イレイザー』ではアクションにもチャレンジし、役の幅を広げていった。同年には、人気SFシリーズ『スタートレック』のTVシリーズ『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』へ(意外な?)ゲスト出演も果たしている。

「Colors of The Wind (Live)」
▲ 「Colors of The Wind (Live)」

 同時に、シンガーとしてのキャリアもさらに華めき、1995年にはディズニー映画『ポカホンタス』の主題歌「カラー・オブ・ザ・ウィンド」に起用され、米ビルボード・シングル・チャート4位を記録。自身初となるグラミー賞、さらにはゴールデン・グローブ賞を受賞し、ホイットニー・ヒューストンをはじめ、日本のロック・バンドACIDMANなど様々なアーティストにカヴァーされることとなる。
 その後もダンス・インストラクターを演じた1998年の『ダンス・ウィズ・ミー』、サミュエル・L・ジャクソン主演、クリスチャン・ベール、バスタ・ライムス共演の刑事ドラマ『シャフト』、『セサミ・ストリート』の人気キャラクター、エルモが主役の『エルモと毛布の大冒険』やマイリー・サイラスのブレイクのきっかけとなった『ハンナ・モンタナ』シリーズの劇場版『ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー』で、マイリー演じるハンナのパブリシストを演じるなど、どんな役にも果敢に挑んできた彼女。

「アグリー・ベティ ファイナル・シーズン」
▲ DVD『アグリー・ベティ ファイナル・シーズン』超凝縮版ダイジェスト

 そんな中、女優としての存在が再評価されるきっかけとなったのは、2006年から2010年まで放映され、日本でも大ヒットしたTVドラマ『アグリー・ベティ』のウィルミナ役だろう。元モデルで、一流ファッション誌『MODE』のクリエイティヴ・ディレクターとして、最新のファッションに身を包み、鬼のように仕事をこなす彼女の姿には、なんとなくヴァネッサ自身にも重なるような…?常にトップを目指し、目的の為には手段を択ばないような肉食系な役柄だが、垣間見える女性らしさや母としての苦悩など、ムカつくけど憎めない存在を熱演し、大きな評価を得た。

輝き続ける21世紀の“スーパー・ウーマン”

「The Real Thing」
▲ 「The Real Thing」

  その後も日本で“デス妻”の通称で知られる人気TVドラマ『デスパレートな妻たち』にシーズン7よりレギュラー出演するなどTV、映画界を股にかける一方で、4児の母として忙しい日々を過ごす彼女。音楽の面では、ベイビーフェイスやスティーヴィー・ワンダーを迎え制作された2009年の『ザ・リアル・シング』以降、目立った動きはないが、近年では、作家活動にも従事し、母ヘレンととも執筆した自叙伝『You Have No Idea』を2012年に発表。10歳の頃、旅行中に18歳の女性に性的イタズラをされたことや高校時代に中絶していたことなどを赤裸々に告白し、話題となった。

 時代や世間の波を物ともせず、その才能を多方面で開花させながら、わが道を進んできた21世紀の“スーパー・ウーマン”ヴァネッサ・ウィリアムス。そんな彼女が、約3年ぶりにビルボードライブのステージに戻ってくる!御年51歳とは思えぬほど衰えを知らぬ美貌とのスタイル、そしてより磨きがかかり円熟味を増したヴォーカルに、女性ならずともパワーを貰えること間違いなし。

ヴァネッサ・ウィリアムス「ヴェリー・ベスト・オブ・ヴァネッサ・ウィリアムス」

ヴェリー・ベスト・オブ・ヴァネッサ・ウィリアムス

2018/12/05 RELEASE
UICY-76276 ¥ 1,000(税込)

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Disc01
  1. 01.ベチャ・ネヴァー
  2. 02.セイヴ・ザ・ベスト・フォー・ラスト
  3. 03.ハピネス
  4. 04.カラーズ・オブ・ザ・ウィンド (Radio Edit)
  5. 05.サレンダー
  6. 06.愛のゆくえ
  7. 07.天使の唄
  8. 08.アルフィー
  9. 09.スター・ブライト
  10. 10.オウ・ハウ・ジ・イヤーズ・ゴー・バイ
  11. 11.ドリーミン
  12. 12.ザ・スウィーテスト・デイズ
  13. 13.ホワットエヴァー・ハプンズ
  14. 14.ピール・ミー・ア・グレープ
  15. 15.ハピネス (Radio Morales Mix)
  16. 16.ラヴ・イズ

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