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華原朋美 『DREAM-Self Cover Best-』インタビュー

華原朋美 『DREAM-Self Cover Best-』 インタビュー

 昨年12月『FNS歌謡祭』での「I'm proud」歌唱をもって完全復活。それは彼女の運営やマスコミがいたずらに“完全復活”と煽った訳ではなく、言うならば視聴者も含む、あの瞬間に立ち合った人々の総意。5年半のブランクを経て復帰しただけではなく、その歌声がキャリアハイを迎えていたこと。「I'm proud」が完全に彼女の人生讃歌へと成長していたことは、2012年最後にして最大級のビッグニュースとなった。

 そして2013年。今の華原朋美の歌を世に響かせるべく、彼女はかつての名曲たちと対峙し、新たな一歩を踏み出した。セルフカバーアルバム『DREAM-Self Cover Best-』リリース。すべてが過去を凌駕する大傑作である。一体ここに辿り着くまでどれだけの絶望と希望を要したのか。愛と夢を膨らませてきたのだろうか。インタビュアーが「デビュー当時からのファンです」と告げると、朋ちゃんはニッコリ笑って語り始めた。

波瀾万丈な人生~吉野家つゆダクブーム~恋の終焉=青春
「そんなにねー、引きずってないですし、重い話でもないんです」

華原朋美 - I BELIEVE (from 「DREAM -Self Cover Best-」)
▲華原朋美 - I BELIEVE (from 「DREAM -Self Cover Best-」)

--ファンからすると、華原朋美ほど追い掛け甲斐のあるアーティストはいないなと思うんですが、1995年のCDデビューから約18年。自分ではどんなアーティスト人生を歩んできたと感じていますか?

華原朋美:ん~~、山あり谷あり………そんな言葉では足りないぐらい波瀾万丈な人生を送ってきていると思います。まさかこのような未来が待っているとは思わなかったし、「幸せはずっと続くのかな?」って思ってたり。いろんな風に思う自分がいたんですけど……でもなんだかんだ言って今が一番幸せなんですよね。元気になると、そのときが一番幸せだって思えるから。

--CDデビュー当時の心境ってまだ憶えてます?

華原朋美:憶えてますよ。テレビを観ると私のCDのコマーシャルが流れたりしていて。今はCDのコマーシャルってほとんど見ないですけど、当時はほとんどの番組の合間で流れていた。そういう世代なので、自分がテレビに映る度に嬉しくなったりして。あと、街のレコード屋さんに自分のCDがちゃんと並んでるかとか、そういうのを確認しに行ったりとか、すっごい楽しかったです。

華原朋美 『DREAM-Self Cover Best-』インタビュー

--CDデビューする前もタレントとしては活躍されていましたけど、音楽で生きていくことはずっと夢ではあったんですか?

華原朋美:歌手になれたのは偶然です。運が強かったんですよ、すごく。だから歌手になれただけで。でも高校生のときにちょうどカラオケが流行りだして、私もよく歌っていて「歌手になれたらいいなぁ」とは思っていました。

--華原朋美の歌声って誰のようでもありませんよね。当時から個性的な声とは言われていたんじゃないですか?

華原朋美:私、当時は個性的な声でも何でもなくて、曲がそういう風に育ててくれただけだと思うんですよね。最初からあんな高音が出た訳でもないですし、ある意味、本当に追いつくのが大変でした。

--デビュー後、比較的早い段階でヒットチャート1位を連発するトップアーティストへ。テレビ出演も急増し、朋ちゃんが好きと言ったもの、例えば、キティちゃんや吉野家の牛丼が話題になったりと、いわゆるスター的存在になる訳ですが、あの状況にはどんなことを感じていたの?

華原朋美:とにかく忙しくて。夏になったら海へ行って遊ぶとか、そういう普通のことが急に出来なくなっていって。外に出て気付いてもらえるのはすごく嬉しいんだけど、遊びに行けない。だから行くのはいつもカラオケ屋さん。久しぶりに次の日が休みだ!ってなったら朝までカラオケ、みたいな。

華原朋美 『DREAM-Self Cover Best-』インタビュー

--ちなみに吉野家の牛丼は今でもお好きですか?

華原朋美:うん、この間も食べました。美味しかった。

--吉野家の“つゆダク”を世に広めたのって朋ちゃんでしたよね。

華原朋美:(笑)。そんなこともないと思うんですけど、本当に“つゆダク”って頼んで食べていたんで。華原朋美としてデビューする前、違う名前でタレント活動していたときから。だから「何が好きですか?」って聞かれて、普通に「吉野家の牛丼。並、ギョク、つゆダクって言って頼むんですよ。美味しいんですよ!」って答えたものが、あんな風な形になって、皆さんに喜んでもらえるとは思いもしなかったんです! 吉野家のタダ券とかもらえて嬉しかった。本当に得したなって。

--(笑)。結果的に凄い宣伝効果になりましたからね。ちなみに当時の朋ちゃんは、今振り返るとどんな女の子だったなと感じますか?

華原朋美:うーん……汚れてない(笑)。何にも知らない人だったと思います。だからいろんなことを教えてもらいましたよね、きっと。

--あと、怖いモノ知らずの印象が強かったです。

華原朋美:それはありましたね! 怖いモノも知らないし、試練という言葉の意味も分かってなかったと思うんですけど、それでいろんなものを乗り越えていきましたね。例えば、仮歌をもらってから3日間で仕上げなきゃいけないとか。幸せな時期ではあったんですけど、曲を作るペースは速かったですね。物凄く良い曲がどんどんどんどん上がってくる中で、追いつくのがすごく大変。「I'm proud」は海外で録ったんですけど、物凄く熱が入ってしまい、もう全然ブースの中から出してもらえなくて、実は半泣き状態で歌っていて(笑)。でもそういう風にやっていかないと、声に優しさとかが欠けていたんだと思います。そう考えると、いろんな思い出がありますねー。「I BELIEVE」は声が出ないから上を向いて歌おうとか。

華原朋美 『DREAM-Self Cover Best-』インタビュー

--そして、99年以降も、何度かの活動休止と復帰を繰り返したり、センセーショナルなバラエティ番組に出演したりと、激動の人生を歩まれていく訳ですけど、華原朋美は何があっても歌い続けましたよね。それは何故ですか?

華原朋美:それしかないから。いつもいつも苦しくなる度に「なんで私はそこを追い続けるんだろう?」って、自分でも不思議に思うときがあって。でも私はそこしか知らないし、他のことをしようとしても分かんなくなっちゃうんですよね。お休みしている間にペットショップの店員さんになって、ペットのトリミングをやっていたことがあったんですよ。私自身、チワワを2匹飼ってて、ペットは大好きだから、ハサミの持ち方とかいろんなことを教えてもらったんですけど、やっぱり「私が持つのはハサミじゃなくてマイクだな」っていうところに辿り着いちゃうんですよね。

--いつ頃から「私には歌しかない」と思うようになったんですか?

華原朋美:ひとつの恋が終わって、それですべてがダメになっていき、私は人間として大丈夫なのかな? 生きていけるのかな?って思ったぐらいからです。「私には歌がある。歌をうたうことしかないんだ」って思うようになったんですよね。それ以降、いろんなことがあって、またダメになったりとか、もう自分の歌なんて聴きたくないと思うときもあったけど、やっぱり切っても切れない感じなんです。

華原朋美 - 夢やぶれて -I DREAMED A DREAM-
▲華原朋美 - 夢やぶれて -I DREAMED A DREAM-

--華原朋美が歌う曲は自らの人生と強くリンクしているものが多いから、時には「この曲を歌うのはしんどいな」みたいなこともある訳じゃないですか。

華原朋美:正直に言うと、あの頃のことってもう過去だけど、絶対に忘れないんですよ。忘れたいと思っても絶対に忘れられないし、忘れた時期があったとしても必ず思い出す。で、今回、セルフカバーアルバム『DREAM-Self Cover Best-』で当時の曲を歌うにあたって、歌詞のフレーズとかひとつひとつ見ていてもいろんなことを思い出す訳ですよ。「ふたりであそこに行って手を繋いだな」とか。でもそれって私だけじゃなく、当時この曲を聴いていた人にも言えると思うんです。そのときしていた恋愛を思い出したり。私もそういう“良い思い出”という形にやっと辿り着けたので、改めて振り返ることができて、歌うことが出来てるんですよね。あれがあったから今があるとか、今はもうきちんと過去をストーリーとして見られるので、振り返ってもいきなり落ち込んじゃったりはしない。ひとつの青春ですよね、それぞれの曲が。

--飲み込みましたね、歌で自分の人生を。

華原朋美:歌をうたっていたのは私で、今改めてこうして歌えているのも私なんだっていう。逆にそういう状況になれてよかったねって、感謝ができたりとか。いろんなことを言いますけどね、皆さんは(笑)。そんなにねー、引きずってないですし、重い話でもないんですよね。ただ、いろんなことが重なった時期があっただけで。

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歌い続ける理由~復活劇『FNS歌謡祭』で歌った「I'm proud」
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華原朋美 『DREAM-Self Cover Best-』インタビュー

--今回の『DREAM-Self Cover Best-』に辿り着くまでは、正直、意地で歌っていた時期もありました?

華原朋美:本当は納得できていない歌もいっぱいあったんですよ。それでも歌う訳なんですけど、本音は「この歌よりこっちの歌を可愛がりたい」みたいなことを思ったりはしました。だから今回のアルバムで生まれ変わらせて、ひとつの曲としてちゃんと聴けるものにしていて。そういう意味では、自分の中で見返せた感覚はありますね。昔の曲が自立して、きちんとした曲になっていることがすごく喜ばしい。

--先程「華原朋美が歌う曲は自らの人生と強くリンクしている」と言わせて頂いたんですが、それ故に苦しむこともあったと思うんですけど、だからこそ華原朋美の歌は誰にも真似できないと感じていました。そこは自覚的ですか?

華原朋美:そうですね。負けたくないって、いつも思うんですよね。歌っているときは。でも何かのきっかけですぐ暗い世界に入りがちで、それを何度も繰り返していますから、だから歌も人間らしくなっているんだとは思います。不器用なんですよ、すごく。もっと器用に生きていきたいなって思うときもあるけど、でもきっと器用に生きたら「華原朋美、つまんないなー」って思う人がいるのも知ってるんですよ(笑)。だからこのままでいいかなって。

--だからこそ、昨年12月『FNS歌謡祭』での「I'm proud」歌唱に大衆は感動したんでしょうからね。

華原朋美:うん。そういう意味では、私自身が強くなることで、曲も一緒に強くなったと感じてもらえる。『FNS歌謡祭』で歌った「I'm proud」が、かつての「I'm proud」と違って聴こえたのも傷だらけの過去があったからこそ。そう考えたらすごくラクになっちゃって。いろいろ納得できちゃって、勝手に「勝った!」って思ってました(笑)。

--自分の人生が報われたと。

華原朋美:やっとあの場に立てたことが嬉しくて。過去の自分の映像とか見てるといろんなことを思い出すんですけど、最後にあの日の『FNS歌謡祭』の映像を見ると「あ、だからこの人はこの歌をうたってたんだ」って思える。

華原朋美 『DREAM-Self Cover Best-』インタビュー

--華原朋美はひとつのムーヴメントから飛び出してきた存在ではある訳ですけど、その女の子が年々人生を背負って歌うようになっていく姿は、なかなか見せられるものじゃないし、格好良いと思います。今ではその生き様に大衆も魅了されるようになりましたし。『FNS歌謡祭』をきっかけに。

華原朋美:『FNS歌謡祭』は緊張で溢れてたんですよ。でもそれ以上に「必ず歌いきるんだ」っていう気持ちが強くて、ここで歌いきれなかったら今までやってきたことは何になるの?って思ってたし…………這いつくばってる姿をきちんと見せたかったんですよね。「それでもここに立ちたいんだ!」っていう、その想いを伝えたかった。

--それは物凄く伝わりました。

華原朋美:最近の芸能界とかの現状を見ていると、バラエティー番組でも何でも正直に話すことがあたりまえになってますけど、昔は隠すことでその人がどんどん成長していく、みたいな感じだったんですよね(笑)。いっぱい隠し事があったけど、今は隠さなくてよくなってる。その変化はある意味、私にとってはすごく有り難かった。だから『FNS歌謡祭』の私を見てくれた人は、本当に生々しく感じたと思うんですよね。だから時代にも感謝です。

--ただ、先程「這いつくばってる姿をきちんと見せたかった」と仰っていましたけど、その意思を持ってテレビで人生を見せられる人は、なかなかいないと思いますよ。

華原朋美:その前に辞めちゃいますもんね。なんかね、私は「あそこまで有名になって、なんでここで辞めちゃうんだろう? 絶対そこにまた帰りたいってなるのになぁー」って思うんだけど、最近の人たちってそういう風に思わないんですよね。すぐ諦めがちというか。勿体ないなぁって思うときはありますね。

華原朋美 『DREAM-Self Cover Best-』インタビュー

--華原朋美が諦めなかった理由は? 先程言っていた「歌しかない」という想い?

華原朋美:歌しかないし、やっぱり歌ってる自分を目指しているときの方がよく笑うし、いろんなことが前向きになれるんですよね。あと、今の事務所の社長さんが「朋ちゃんには、歌しかないよ。歌えるんだから、歌をうたいましょう」って言ってくれていて、それがずーっと胸に残っていて、心の中から何度も何度も問い掛けてくれたり。そういう風に思ってくれる方がいることだって、嬉しいし、頑張りたいと思う理由のひとつ。あとは、家族が物凄く応援してくれたから。

--そうした支えもあって『FNS歌謡祭』で復活。5年半のブランクがあり、テレビでも明らかにしましたが、その間には閉鎖病棟での生活もありました。正直、あんな風に復活できると思っていましたか?

華原朋美:思っていないです。何も考えられない状態だったので、今、この現実が嘘のよう。それぐらいの状況だったので、歌をうたうっていうことからどんどん遠ざかっていくことは分かっていましたけど、何も見えてなかった。

--感覚としては、別の世界にいた?

華原朋美:完全に別の世界。

--そこから、何故もう一度立ち上がることができたんだと思いますか?

華原朋美:やっぱり父の支えとか、兄の支え、家族の支えが私を物凄く強くしてくれたんだと思います。人って何かに汚染されていてどうしようもないときって絶対迎えるし、その時期を超えるとやっぱり良い方向へ戻ろうって思うじゃないですか。私もそうで、どんどん元の場所へ戻りたいっていう気持ちになっていった。あと、自分には「このままで辞めてたまるもんか」っていう悔しさみたいなものがありましたね。なんか悔しかった。「あ、終わりなんだ」って諦めることもできたんですよ、きっと。でも“負けたくない精神”がすごく出てきた。

華原朋美 『DREAM-Self Cover Best-』インタビュー

--華原朋美の完全復活を予想していた人って多くはなかったと思うんですよ。でも復活してみせたことで、華原朋美がどれだけ強靱な反骨精神を持っている人なのか、世に見せつけましたよね。何があろうと立ち上がってくる人。

華原朋美:いや、でも私だけの力ではないですから。私みたいな危険人物を元に戻してくれた事務所の社長の、その気持ちが大きかったんだと思うんですよね。それがなかったら、こうして今日お会いすることもなかったと思いますし。休んでいる間にもいろんなところからオファーがあったりしたんですよ。「あの人は今」みたいなものの依頼とかもありましたし、それでもいいから出たい気持ちはあったんですけど、でも信じるところはひとつで。歌で復活することを願い続けていたら、本当に守ってくれる人が押し上げてくれて、今があるんです。まだまだこれからですけどね。

--僕も『FNS歌謡祭』はリアルタイムで拝見させて頂いたんですが、活動休止から何年も経っていましたから、声も姿もそれ相当に劣化していると思っていたんです。でも実際にテレビに現れた華原朋美の声は、今まで聴いたどの声よりも綺麗で、感情豊かで、優しかった。どれだけトレーニングされたんですか?

華原朋美:いや、お酒とかをやめるだけで全然変わったんですよね。ほんと、それぐらいなんです。だから「みんな、凄いって言い過ぎ」って思うぐらい(笑)。普通に夜12時前に寝て、朝起きて、きちっとご飯も食べて、チワワのお散歩して、ジム行ったりとか、ボイトレ行ったりとか、その程度なんですよ。お酒も完全に呑まないって訳じゃないんです。玄関で寝て、玄関で起きる……なんかそういうのをやめた!

一同:(爆笑)

華原朋美:それでちゃんとした人間に戻ることができた。要するに「遊びじゃないんだよ!」っていうことですよね。それをきちっと自分の胸の中に置いて生活するだけで変われたんです。でもそんなに「凄い!」って言われるということは、本当に最低の人だったんだなって逆に思う(笑)! そう考えると、そこに戻らないように努力しようっていう気持ちが高まります。

--『FNS歌謡祭』での復活劇。自分ではどんな印象を持たれてます?

華原朋美:『FNS歌謡祭』に関しては、何度観ても鳥肌は立ちます。あの瞬間、私はあれを実際に経験している本人なので、それを観たら当時の気持ちも甦ってくる訳じゃないですか。あれはもう最高のプレゼントだと思いますね。

--ファンにとっても最高のプレゼントでした。みんな嬉しかっただろうし、個人的には「華原朋美、凄いだろ!」って世間に対して思いましたよ。あのタイミングで、あの声。見事なストーリーでしたから。

華原朋美:本当にストーリーを作って頂けたなって思ってます。それで泣いてしまいそうな瞬間も所々あって。でも泣いたら自分の意思が伝わらないし、勿体ないし、だから「その一瞬の為にどれだけ命懸けてやってきたんですか?」って。「死にそうになったんでしょ、あなた」って自分に問い掛けて。そうすると、ウンって強くなって。あの2分半の中には物凄い葛藤があったんですよ。でも相当いろんなものを世間の皆さんは感じてくださったみたいなので、よかったなって。

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  2. 過去を凌駕するセルフカバー~朋ちゃんがやりたいこと。
    「料理教室とか行ってみたりしたいです。普通の人になれたから」
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過去を凌駕するセルフカバー~朋ちゃんがやりたいこと。
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華原朋美 『DREAM-Self Cover Best-』インタビュー

--『FNS歌謡祭』で歌った「I'm proud」。寂しくたって私は負けない。もはや人生の歌になってましたね。

華原朋美:本当にね! もはやお墓に一緒に入れなきゃいけなくなってきましたね(笑)! 一時期は「もう聴きたくない、やめてくれー」って思ったりもしたけど、やっと仲直りした感覚にもなりましたし、自分の中でやっと許せたというか。あと2,3年歌ったら「絶対、お墓まで持っていきます」って断言するぐらいになってると思います。

--(笑)。すでに人生で一番歌っている曲ですもんね。

華原朋美:だからよくケンカしましたよ。ケンカと仲直りを何回繰り返したか分からない。自分がダメになると大喧嘩で、自分が元気になると仲直り! 本当は自分がダメになったときに仲良しになりたい歌なんですけど、すぐ私は自分の今までの経験をダメなことにして、それを恨んだりする気持ちが出てくる。それでケンカしちゃうんですよ。でもこれからは「これがあるから、私は大丈夫」って思える自分になりたいです。

--そんな今の「I'm proud」等が収録されたセルフカバーアルバム『DREAM-Self Cover Best-』を先日リリースしました。今作が創られた理由も「とりあえずヒット曲を歌い直そう」といった簡単なものではなかったと思うんですが、実際はどのような想いや経緯から制作することになったんでしょう?

華原朋美:『FNS歌謡祭』があって、シングル『夢やぶれて -I DREAMED A DREAM-』があって、歌に対する気持ちだったり、感情の込め方だったり、表現の仕方だったり、成長してきたなって自分でも思えるところがたくさんあって。そんな今の私が改めて自分の曲を歌ったときに、どういう気持ちになれるのか。どういう歌として、曲として届けられるのか。それを知りたかったんですよね。

華原朋美 『DREAM-Self Cover Best-』インタビュー

--大体、セルフカバーってオリジナルを凌駕しないじゃないですか。でも今作はガチンコでオリジナル超えを目指してますよね。過去の華原朋美を超えようとしているアルバムだと感じました。そこはどう思いますか?

華原朋美:セルフカバーなので原曲そのままになってもいけないですし、全部崩して新しい曲にしちゃっても、私が良くても聴いている人たちは「なんだ?この曲」ってなっちゃうし、そこのバランスは考えて作りましたね。印象的なメロディーとかは大事に残しつつ、古いシンセの音とかは排除して新しいオーケストラの音を入れたり。そういう作業を事細かく武部聡志さんがやって下さったんで、すごく良い作品に仕上がったんじゃないかなと思います。『FNS歌謡祭』で皆さんに感じてもらったものを、このアルバムでもう一回再認識してもらえたら嬉しいですね。中途半端な気持ちがないので、自信を持って渡せるアルバム。

--このアルバムって自身にとってどんな意味を持つ作品なんですかね?

華原朋美:すべて思い出としてしまってあげたい気持ちと、ずっと愛し続けたいという気持ちと、両方あります。この曲たちがあったからこそ今がある。それはきちんと理解した上で、これからいろいろ歌っていく中で「I'm proud」や「I BELIEVE」を超える良い曲に出逢えたらいいなって。そう思えたのは、自分の中で大きな変化なんです。今までは「あれ以上に良い曲なんて絶対出逢えない」って思ってたんですけどね。それを「違うんだよ」って思えるようになったのは、すごく成長したなって。

--今作のタイトルに“DREAM”って入れようと思ったのは?

華原朋美:この曲たちがあって、私は夢を描くことができたので。そして今作が完成したことで次のステップへ。新しい夢が持てますっていう。

華原朋美 『DREAM-Self Cover Best-』インタビュー

--今後しばらくは『DREAM-Self Cover Best-』を世に届けていく活動がメインにはなると思うんですけど、何か新たに目標にしていることだったり、実現したいなって思っていることってあります?

華原朋美:うーん……陶芸やりたい。

--(笑)

華原朋美:集中力を高めたいなって。友達と海外旅行とかも行ってみたい。

--今までないんですか?

華原朋美:1回ぐらいしかないんですよ。 あと、女らしさを磨きたい。

--朋ちゃん、急にOLになりましたね。

華原朋美:アハハ! 料理教室とか行ってみたり、そういうことがしたいです。

--要するに同世代の女性が普通にやってることをやりたいと?

華原朋美:はい! 普通の人になれたから。

--なんでだろう? 俺、泣きそうです。

華原朋美:(笑)

華原朋美 『DREAM-Self Cover Best-』インタビュー

--個人的には、今作『DREAM-Self Cover Best-』で過去の華原朋美は超えたんじゃないかと思っているので、次はさらにそれを超えるオリジナルアルバムが聴きたいです。これを超えるって相当大変だとは思うんですが。

華原朋美:なかなかそんなすぐには無理だと思いますし、何年かかるか分からないけど、そこを目指すことは悪いことではないので、そのつもりで毎日頑張る。でもどうなんですかね? 超えられるのかな?

--でも華原朋美は5年半のブランクを超えて復活する、というミラクルは起こせた訳じゃないですか。なかなかそんな人はいないですから。

華原朋美:うん。みんなもっと器用に芸能界を生きてますもんね。仲良くさせて頂いている女優さんとかいるんですけど、みんな器用に生きてるんですよ。「なんでそれ出来んの?」って言っちゃうぐらい(笑)。だから私もそういう風に上手く生きていきたいですね。

--今後の目標、器用に生きる?

華原朋美:器用に生きる(笑)。不器用はやめられないけど、少しでも器用になれたらいいなって。そんなに欲張らないから。

--11月には、7年振りとなる単独コンサート【DREAM ~TOMOMI KAHARA CONCERT 2013~】が開催されます。どんな公演にしたいと思っていますか?

華原朋美:今作『DREAM-Self Cover Best-』をメインに、生で、きちんとした声で、お話もしながら、いろんな青春が甦ってくる、そういう空間にしようと思っているので、みんなが主役で、私も主役で、そういうコンサートにできたら満足かなって思います。

--いやぁ~、今更ですけど、本当によくぞ復活してくれました。勝手にファンを代表して言わせて頂きます。ありがとうございます。

華原朋美:ありがとうございます(笑)。

--今って、本人からしても嬉しくて仕方ない状態が続いている感じなんですか?

華原朋美:はい! まだ続いてますよ。

--「まだ」って(笑)。

華原朋美:最近、本当に忙しくて、お腹が空いてるんだけど、食べるまでに至らなくて、近くにあるおせんべいを持ったまま寝ちゃうとか。そういうのとか、ちょっとウケる(笑)。

--起きたらせんべい持ってるの?

華原朋美:持ってた! あと、寝る前、ベッドで横になりながらちょっとテレビ観たりするんですけど、リモコンに手が届かなくて朝までつけっぱなしとか。そういうダメな人になってます。

--最後の最後に「私はダメな人」っていう話になってますけど(笑)。

華原朋美:いや! それだけ日々充実してるなっていう話です!

--今日はたのしい時間をありがとうございました。

華原朋美:たのしかったですね(笑)。

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華原朋美「DREAM-Self Cover Best-」

DREAM-Self Cover Best-

2013/06/26 RELEASE
UPCH-1939 ¥ 3,146(税込)

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Disc01
  1. 01.I BELIEVE
  2. 02.keep yourself alive
  3. 03.save your dream
  4. 04.LOVE BRACE
  5. 05.Hate tell a lie
  6. 06.あなたがいれば
  7. 07.I’m proud -2013 Orchestra Ver.-
  8. 08.LOVE IS ALL MUSIC
  9. 09.夢やぶれて -I DREAMED A DREAM-
  10. 10.たのしく たのしく やさしくね

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