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naomi & goro 『CAFÉ BLEU SOLID BOND』

naomi & goro『CAFE BLEU SOLID BOND』 インタビュー

 ジョアン・ジルベルト直系のボザノヴァを奏でるギターの伊藤ゴローと、透き通るように美しい歌声を持つ布施尚美によるデュオ、naomi & goro。2002年の1st アルバム『turn turn turn』以降、ピアノに坂本龍一が参加した『Bossa Nova Songbook』『passagem』など、オリジナル、絶妙な選曲のカバーを聴かせてきた彼らが、今回は、ポール・ウェラーが率いたスタイル・カウンシルの名盤『CAFE BLEU 』をフルカバーした『CAFE BLEU SOLID BOND』をリリースした。5月にリリース記念スペシャルライブを控える伊藤ゴロー氏に新作についてやライブの意気込みなどについて語ってもらった。

僕にとってはジョアンもロックです。

??新作『CAFE BLEU SOLID BOND』について、お話を伺います。今回ポール・ウェラーが80年代在籍していたThe Style Councilの名盤『CAFE BLEU』を丸ごと1枚カバーされていますが、naomi & goroとしても異色の作品になったのではないでしょうか。こちらの作品をカバーするきっかけや経緯がありましたら教えてください。

伊藤ゴロー:ダウンロードして携帯端末で音楽を楽しむ便利な世の中ですが、アルバム単位で音楽を聴くといった行為が最近では少なくなって、「ちょっと寂しいな、、、」という思いからアルバムまるごとカバーをしよう!というアイデアが生まれました。
オリジナルアルバムを簡単に説明すればネオアコ、ラテン、ジャズ、R & B、ラップなどのミクスチャーアルバムとかコンピレーション、当時主流だった12インチアナログの編集アルバムなど、、、コンセプトアルバムというよりは寄せ集め的なものでしたが、それが1984年当時のロックリスナーにはインパクトがありました。

??『CAFE BLEU』はロック、ポップス、ジャズ、ソウルなど様々なジャンルがミックスされていて当時日本でも話題となった作品ですが、『CAFE BLEU SOLID BOND』でもボサノヴァ・サウンドにとらわれない世界観となっていますね。そのあたりは、カバーする上で意識されたのでしょうか。

伊藤ゴロー:ボサノヴァ・グループだからボッサ・アレンジで、といった考えはなくてわりと自由にやりました。ギターと歌だけでシンプルに録るのも考えましたが、取りかかってみるとストリングスやホーンをいれた大きな編成のものからすごくラフなアレンジまで様々なサウンドになってました。

??フルカバーをしたことで、『CAFE BLEU』に対する印象は変わったなど、オリジナルに対する新たな発見はありましたか。

伊藤ゴロー:やはりポール・ウェラーのボーカルの個性が楽曲の核になっているんだな、と再確認しました。

??naomiさんは「A Gospel」で初のラップに挑戦され「難しかった。。。」とコメントされていますが、今回カバーする上で苦戦した曲など、特に印象に残っている曲はありますか。

伊藤ゴロー:やはりラップは大変でした。僕はオケを作っただけなのでそんなでもないのですが、ナオミちゃんは歌詞を手にそうとうがんばってました。

??今作ではコトリンゴさんを始め、今回の公演にも参加する、SOIL& "PIMP"SESSIONSの秋田ゴールドマンさん、みどりんさんなど参加されていますね。楽曲制作を進めるなかで各ミュージシャンの方々とのエピソードがあれば教えてください。

伊藤ゴロー:今回は沢山の素晴らしいミュージシャンに参加してもらいました。コトリンゴちゃんは同じコモンズのシンガーソングライターでピアノがもの凄くてジャズやクラシックなんかをうまく取り入れた個性的なプレイをしてくれました。
普段はSOIL やJ.A.Mでは相当パワフルなプレイで定評がある、ゴールドマン&みどりんは、このセッションでは繊細なプレイを聴かせてくれてます。なかでも7拍子の曲は凄いです、期待して下さい。

??また、今作にはThe JAMの「English Rose」も収録されていますが、ボサノヴァの世界観と通じるものを感じました。ゴローさんが思う、UKロックとボサノヴァの関連性とはなんでしょうか。

伊藤ゴロー:個人的に青春時代にUKロックにどっぷりハマってました。同時にジョアン・ジルベルトのボサノヴァも聴き込んでました。僕にとってはジョアンもロックです。

??以前、「『CAFE BLEU』はアルバムを1枚フルカバーするに値する数少ない作品である。」とコメントを残されていますが、その数少ない作品の中で『CAFE BLEU』以外に、 今後フルカバーしてみたい作品を教えてください。

伊藤ゴロー:たまにこの質問されますが、リリースしたばっかりの今はまだ考えられません、、、フルカバーは大変です、精神的に消耗しました(笑)そうだ!でも、既につくっていました(笑)
CAFE BLEU SOLID BONDの制作が終わった翌日から作り始めたアルバムで、6月19日にボサノヴァの名盤「GETZ/GILBERTO」をフルカバーした「GETZ/GILBERTO + 50」をVERVE/UNIVERSALよりリリースします。「GETZ/GILBERTO」誕生から50周年を記念した企画です。
Vocal: 土岐麻子、布施尚美(naomi & goro)、細野晴臣、坂本美雨、カヒミ・カリィ、TOKU、原田知世、沖 樹莉亜 Tenor Saxophone: 菊地成孔、清水靖晃 Piano: 山下洋輔、坪口昌恭、坂本龍一 Cello: ジャキス・モレレンバウム Bass: 鈴木正人、秋田ゴールドマン Drums: 栗原 務、みどりんといった全19組の素晴らしいアーティストにご参加いただきました。すべて新録です。こちらもぜひ聞いてください。

??5月のビルボードライブ公演は、スペシャルゲストに山下洋さんを迎え、『CAFE BLEU SOLID BOND』をじっくり味わえる公演になりそうですね。見どころなどファンの方へメッセージをお願いします。

伊藤ゴロー:全曲ライブ演奏を予定してます!皆様はあの曲はいったいライブでどう演奏するのだろう?と期待と不安の入り交じった複雑な思いをしてると思いますが、レコーディングメンバーで挑みます。ぜひビルボードに足をお運びください!山下君との競演もお楽しみに!!


Messafe form naomi & goro



公演情報

naomi & goro 『CAFE BLEU SOLID BOND 』 発売記念ライブ
  • ビルボードライブ東京 2013/5/19(日)
  • 公演限定スペシャルメニューあり
    INFO: Billboard Live


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