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ammoflight 『アルタルフ~この恋の終わりに~』インタビュー

ammoflight 『アルタルフ~この恋の終わりに~』 インタビュー

 津久井恒仁(vo,g)を中心に結成された小田原発の4人組バンド アンモフライト。今春メジャーデビューした彼らへ初インタビューを行い、まだ多くの人が知らないであろうその素顔に迫った。

福山雅治さんなど、皆さん上手に下ネタを仰るわけですよ。

動画タイトル
▲アンモフライト / アルタルフ~この恋の終わりに ~【Music Video】

--そもそも、アンモフライトはどのようにして結成されたのでしょう?

津久井恒仁(vo,g):ある時、地元・小田原で仲良くなったミュージシャンたちと一度きりのライブを開催することになりまして。その中に今のメンバー3人もいたんです。ちょうど自分のバンドが解散して、色々な人に声を掛けていた時期だったので、そのライブをきっかけに3人と組むことになりました。

--3人が津久井さんについて行こうと思った理由は?

久保田庸友(g):最初は“一度きり”と聞いていたので、だったらいいかなぁって。

--そのまま今日まで来たわけですね(笑)?

津久井恒仁:巧妙なテクニックを使いましたからね。外堀から固めてズルズルと……(笑)。まぁ、ピンチは何度もありましたけどね。それらを乗り越えて今があるし、本当にこのメンバーで良かったと感じています。

--以前、津久井さんは他媒体のインタビューで「中学生のヒーローになりたかった」と仰っていましたけど。

津久井恒仁:僕はラジオっ子で下ネタ系が多い番組もよく聞いていたんですけど、全く下品に聞こえないんですよ!

久保田庸友:え、それがヒーローなの(笑)?

津久井恒仁:ゆずさん、西川貴教さん、福山雅治さんなどの番組を聞いていたんですけど、皆さん上手に下ネタを仰るわけですよ。もう、アニキみたいな存在ですよね。だから俺も“アニキみたいになりて~!”“中学生が憧れるような人になりて~!”って。それは今でも思っていますよ。

--3人もそういう憧れの人はいました?

葛西一茂(dr):楽器やバンドを始めるきっかけとなったアーティストは、ザ・ビートルズです。中学1年生の頃に母親の影響で聴いてから火が付きましたね。

鳥居塚尚人(b):僕はGLAYですかね。4つ上の姉の影響で聴くようになって、バンドも姉の友達に誘われて始めました。

久保田庸友:楽器やバンド関係無く、音楽を聴くようになったきっかけはカーペンターズが大きいですね。で、エレキギターに目覚めたきっかけはLUNA SEA。かなり衝撃的でした。

伝わりづらいことは書きたくない

--また、新曲「アルタルフ~この恋の終わりに~」は悲しい失恋ソングに仕上がっています。

津久井恒仁:これは全ての曲に言えることですけど、“情景が浮かぶような歌詞”を強く意識して書きました。僕が書く詞と同じような経験をした人、同じような想いをしたことのある人が、その場面を一枚の絵として頭に思い描けるような曲を書きたいんです。

--アンモフライトの作品は全て津久井さんが作詞作曲を手掛けていますけど、歌詞に関してはストレートに書くことも意識しています?

津久井恒仁:ストレートすぎるくらい、真っ直ぐに書きたいという想いで作詞していますね。分かり易さの中には良い面も悪い面もあると思いますけど、今の時代においては良い面の方が多い気がしていて。ただ、それだけだと“誰が書いても同じじゃん”ということになるので、その中で如何に自分を出していけるのかが大切だなと。伝わりづらいことは書きたくないんですよね。理解してもらえる言葉で書きたい。

--言葉の並べ方や使い方にも細かく拘っていますよね?

津久井恒仁:この言葉がそこにあるとどう響くのか。この場所で、この音で、この言葉が鳴るから意味があるとか、そういうことは考えますね。ただ、一番意識していることは、自分の言葉でありのままに書くことです。

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初めて聴いたときは「あ、あぁ…(汗)」って(笑)

--ちなみに、久保田さんはこの曲を最初に聴いた時どのような感想を持ちました?

久保田庸友:2年くらい前の曲なんですけど、津久井君はそれまで恋愛の歌をあまり書かない人だったんですよ。なので、初めて聴いたときは「あ、あぁ…(汗)」って感じでした(笑)。これは重く捉えるべきなのか困りましたね。赤裸々だからこそ余計にビックリしました。

--共感を覚えたりもしますか?

鳥居塚尚人:僕は共感します。演奏していても、自分の過去の恋愛を思い出したり、浸ったりしちゃうんですよね。

葛西一茂:元々は重たいロックバラードで、津久井君も突き刺すように歌っていたけど、より多くの人に共感してもらえるようにアレンジを詰め直したんですよ。結果、良い意味でシンプルになったし、最初の頃より聴きやすくなったと思います。

--「僕だって泣くのを こらえていたんだ」など、男性の情けない部分も赤裸々に綴っていますよね。

津久井恒仁:自分の人生において、かなり堪えた失恋がテーマになっているんです。本当に辛かったけど、それだけ想いが強かったということじゃないですか。だから、現実から目をそらしたり、何かで誤魔化したりせず、その辛さも全てちゃんと自分のものにしておきたかったんです。そういう気持ちで書き始めた曲ですね。

--後悔したり悲しみながらも、最後の最後で少しだけ前向きな想いが描かれている点も印象的でした。

津久井恒仁:この曲を書くときに、分かり易い救いは書きたくないという気持ちがあったんです。重たいものは重たいまま、痛いものは痛いまま受け止めてもらえるような曲にしたかった。だから、分かり易い救いは残していませんけど、聴く人が自分の恋愛と重ねたときに救いの要素を見出せるのかもしれないと僕は思っています。自分と同じ経験をしている人がいるという事実だけでも、だいぶ気持ちはラクになるものなので。

自分に賭けてトライしてみるしかない

--一方、カップリング曲「ライフ・イズ・ア・ギャンブル」は一変してアンモフライトらしいアッパーチューンに仕上がっています。

葛西一茂:この曲も3年くらい前に出来た曲で、レコーディングもやり直しましたけど、ドラムのフレーズはそのまま変えずに使用しているんです。というのも、3年前に自分がやっていたことが凄く面白いと感じたんですよね。今は歌をより引き立たせるためにシンプルになっていますけど、あの頃は無邪気に挑戦的なことをやっていた。何も分かっていなかったからこそ、ああいうプレイが出来ていたと思いますけど、凄く刺激をもらったんですよね。そういう意味でも楽しい発見があった曲です。

--歌詞には「結果じゃなくて 大事なのは トライする意思でしょ?」など、自分たちを鼓舞するようなフレーズも散りばめられていますね。

津久井恒仁:メジャーデビューした後くらいに歌詞を書き直したので、色々と不安になる時期と重なっていたとは思います。それに、ミュージシャンという職業自体がギャンブルっぽいじゃないですか? 明日には契約を切られちゃうかもしれないわけですし(笑)。ただ、よく考えるとそれって誰しもみんな一緒なんですよね。明日何が起こるかなんて誰にも分からないんですよ。

--まさに“ライフ・イズ・ア・ギャンブル”ですよね。でも、今は安定志向の世の中だったりしませんか?

津久井恒仁:安定は……俺らもしたいよね? だけど、明日何が起こるか分からないなら、もう自分に賭けてトライしてみるしかないんですよね。
そういえば、以前パンクのドキュメンタリー番組を観ていたら、あるアーティストの方が「どうせ仕事がないなら歌っている方がいい」みたいなことを仰っていて、“うわぁ、かっけーなぁ”って感動したんですよね。って、あれ?これはまた別の話になるのかな?

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面白いって言われることが嬉しい

--「ライフ・イズ・ア・ギャンブル」はサウンドも含めて遊び心満載の曲ですよね。

津久井恒仁:歌詞にハートが入っていますからねぇ。

--津久井さん自身ユーモア溢れる人だからこそ、こういう歌詞になったのでしょうか?

津久井恒仁:僕は本当に生真面目な…

メンバー全員:(くい気味で)嘘つけ!

津久井恒仁:ツッコミ早いなぁ(笑)。まぁ、歌詞に関しても皮肉っぽいことを書いているんですよね。それをよりシニカルに表現するために絵文字を使ったりしている。キツイ言葉もありますけど、そういうものを俯瞰で見て、ポップに書きたかったんです。

--やっぱり津久井さんはユーモアのある方ですよね?

久保田庸友:彼は昔“芸人になりたい”と言っていましたからね。笑いに関しては貪欲なんですよ。

津久井恒仁:芸人さんはこんなものじゃないですけどね。ただ、面白くなりたいという気持ちは強くありますね。面白いって言われることが嬉しい。

久保田庸友:僕らからすると嫌ですけどね、ハードルが高いから(笑)。「それって面白いの?」とか言ってくるし、ツッコミのダメだしも細かいし。

津久井恒仁:常に「上手いこと言ってやろう」みたいな気持ちがあったりするんでしょうね。

音楽って楽しいけど難しいですよね

--また、メジャーデビューしてから半年以上経ちましたけど、皆さんの中で心境の変化などはありますか?

葛西一茂:以前より責任というか……もっと自分と向き合わないといけないと思いますね。もっと頑張らないといけないなって思うことが、日に日に増えていく。それを一つずつ消化させている毎日です。

久保田庸友:最初からメジャーを視野に入れて活動してきたし、多くの人の心に響く曲を作りたいという想いは変わっていないですね。今は、もっと大衆性のある音楽を作っていきたいし、それをどんなアプローチで届けていこうって考えることが増えました。

鳥居塚尚人:僕も、どうしたら色々な人に自分たちの音楽を聴いてもらえるんだろう?って真剣に考えるようになりましたね。良い曲を作って、良いライブをやらなくちゃいけない。………今はとにかく必死です。良い意味で。

津久井恒仁:音楽って楽しいけど難しいですよね。果てしないなぁって思います。4年くらいバンドを続けてきていますけど、完全に納得したことが一度もないんですよ。曲を作れば作るほど、少しづつ隙間は埋まっていくし、成長していると感じる部分もあるけれど、まだまだだなぁって思うことばかりで。楽しいだけじゃない部分で音楽を作れるようになりたい。今はそれが必要なのかなって思います。

--じゃあ、デビュー前と今では変わった部分が多いですか?

津久井恒仁:責任感は以前より増えましたね。応援してくれている人たちの期待は裏切りたくないし。自分たちがやりたいことだけを優先すればいい、というバンドでもないので、その中でどんな音楽を生み出していけるのか。今は楽しみながら勝負しています。

Music Video

アンモフライト「アルタルフ~この恋の終わりに~」

アルタルフ~この恋の終わりに~

2012/11/21 RELEASE
VICL-36740 ¥ 1,028(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.アルタルフ~この恋の終わりに~
  2. 02.ライフ・イズ・ア・ギャンブル
  3. 03.milk tea
  4. 04.アルタルフ~この恋の終わりに~ (Instrumental)
  5. 05.ライフ・イズ・ア・ギャンブル (Instrumental)
  6. 06.milk tea (Instrumental)

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