Billboard JAPAN


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Billboard Japan 2020年上半期チャート発表 Official髭男dismが【TOP Artists】と【HOT 100】、King Gnuが【HOT Albums】首位に



ランキング2020


 世界的な天災となったコロナウィルス。国内音楽業界もまた大きな影響を受け、2月最終週から始まったライブ開催自粛に続き、小売店や流通がストップして新譜発売も多くが6月以降へ延期となった。これにより、フィジカルからデジタルへ、ヒットを生みだすプラットフォームの移行がこれまで以上に加速し、ヒット曲を生みだす新しいサイクルが急ピッチで整いつつある。激動の時代の始まりを告げた今年度上半期、どのような楽曲がBillboard JAPANチャートを彩ったのか、各チャートをみていこう。

 

※集計期間:2019年11月25日(月)~2020年5月24日(日)

HOT 100

Official髭男dismとKing Gnuの大躍進

 Official髭男dism「Pretender」が、ストリーミング、動画、カラオケで1位となり、2020年上半期JAPAN HOT 100総合首位を獲得した。コンスタントにストリーミングと動画再生指標でのポイントを積み上げる一方で、12月の地上波TV音楽特番での大量露出、特にNHK『紅白歌合戦』でのパフォーマンスがダウンロードを押し上げて新たなファン層を拡大、上半期上位を守り続けた。総合2位には1月にデジタル解禁、2月にフィジカル発売された同「I LOVE…」が、ラジオ、ダウンロード、ルックアップで1位となり、「Pretender」とは総合約2万ポイント差まで急追していて、下半期での逆転なるか、今後の展開に注目だ。総合100位圏内にヒゲダンは9曲を送り込んでおり、昨年度年間首位の米津玄師からヒゲダンへ、マーケットの拡がりが感じられる結果となった。



▲ 「Pretender」MV / Official髭男dism


▲ 「I LOVE...」MV / Official髭男dism


 Official髭男dismとKing Gnuが、アーティスト認知を浸透させていった今年度上半期において、楽曲で認知を拡げた筆頭が総合4位のLiSA「紅蓮華」だ。少年ジャンプ連載からアニメ放映で全国的な人気に火が付いた『鬼滅の刃』主題歌として昨年度から長らくチャートを賑わせ、昨年度年間総合26位から総合4位に大きく順位を上げた。ジャンプ連載は終了したが、下半期にはゲームや映画等での展開が既にアナウンスされており、最近のウィークリー・チャートでは最高位となる総合2位を3度マークするなど、まだまだ期待が持てる展開だ。

 ジャニ―ズ初の同日デビューが大きく注目されたSnow Man「D.D.」とSixTONES「Imitation Rain」は、上半期でみると、「D.D.」が総合6位、「Imitation Rain」が総合9位という結果となった。ストリーミングやダウンロードも未解禁の楽曲で100位圏内にランクインした楽曲はわずか5曲で、いずれもジャニーズ系アーティスト。2月下旬からコロナ禍が音楽業界に直撃、発売延期によるフィジカルでポイントを稼ぐタイプのアーティストが軒並み苦戦を強いられるなか、両楽曲は発売以来累計売上枚数が『D.D.』は957,973枚、『Imitation Rain』は896,415枚(いずれも5月25日時点)と堅調なセールスを続けていて、両アーティストの次作も注目だ。



▲ 「D.D.」MV / Snow Man


▲ 「Imitation Rain」MV / SixTONES


 フィジカルがチャート占有率を大きく減少させる一方で、オーディオと動画ストリーミングからダウンロードなど他指標にも影響を与える楽曲が増え、新人アーティストがチャート上位に食い込む展開が増加傾向だ。YOASOBI「夜に駆ける」(総合25位)、ヨルシカ「ただ君に晴れ」(総合35位)、瑛人「香水」(総合52位)など数多く、特に瑛人「香水」はTiKTokで火が付いて、動画からオーディオ・ストリーミングへとヒットが伝播、他指標にも影響を及ぼしつつあり、米国では顕著となっているヒットのトリガーが、ここ日本でも定着することとなるか、こちらも下半期のヒットのトレンドとして注目したいポイントといえる。

#1


「Pretender」
Official髭男dism



#2


「I LOVE…」
Official髭男dism



#3


「白日」
King Gnu

1

#4「紅蓮華」
LiSA

1

#5「宿命」
Official髭男dism

1

#6「D.D.」
Snow Man

1

#7「イエスタデイ」
Official髭男dism


1

#8「まちがいさがし」
菅田将暉

1

#9「Imitation Rain」
SixTONES

1

#10「マリーゴールド」
あいみょん


Official髭男dism
インタビュー抜粋

「こんなにもたくさんの方が自分たちの音楽を聴いて下さっているという事に感謝の気持ちが溢れています。本当にありがとうございます。」―藤原聡

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HOT Albums

King Gnu『CEREMONY』が総合首位、
Official髭男dism『Traveler』が続く

 2020年度上半期の総合アルバム・チャート“HOT Albums”では、King Gnuの通算3作目のアルバムとなる『CEREMONY』が総合首位を獲得した。

 2020年1月15日にリリースされた同作は、初週に244,976枚を売り上げてCDセールス1位、29,377DLを売り上げてダウンロード1位、そしてPC等によるCD読み取り回数を示すルックアップでも1位と、チャート構成指標すべてでトップをマーク。その後も2020年5月25日付の総合アルバム・チャートまで18週連続でトップ10圏内をキープし続けた。2019年2月22日に配信リリースした「白日」が大きなヒットとなり、その後も8月9日に「飛行艇」、10月11日に「傘」を配信リリース。そして『第70回NHK紅白歌合戦』に出場し、より広く世間に認知されたタイミングでのアルバムリリースであったことも、その後のロングヒットにつながった要因の1つだろう。結果的に上半期累計では、402,011枚でCDセールス1位、73,392DLでダウンロード1位と、セールス2指標で1位を獲得。ルックアップでは惜しくも2位となったが、3位以下には大きくポイント差をつけており、堂々の記録で上半期首位の座に輝くことになった。また、2019年1月16日にリリースされた2作目のアルバム『Sympa』がCDセールスでは40位だったものの、ダウンロードで6位、ルックアップで7位を記録し、総合17位にチャートインしたことからも、いかに2020年度の上半期のKing Gnuに勢いがあったのかが分かるだろう。



▲ 「白日」MV / King Gnu


 続く総合2位を獲得したのは、2019年10月9日にリリースされたOfficial髭男dismのメジャー・ファースト・アルバム『Traveler』だ。こちらもロングヒットを記録している作品であり、リリース以降33週連続トップ10圏内をキープ。上半期累計では178,966枚でCDセールス5位、49,672DLでダウンロード2位と、リリース序盤が集計期間外であるものの高い順位を記録した。そして、ルックアップは集計期間内に通算16週の1位を記録しており、上半期チャートにおいても1位を記録した。ルックアップはレンタル動向も観測できる指標であり、通算16週で1位を記録していることからも、作品の需要が長期的に続いていることがうかがえる結果となった。

 『CEREMONY』に次いでCDセールスで2位を記録したのはBTS『MAP OF THE SOUL : 7』で、売上枚数は262,264枚、総合では3位にチャートインした。一方、ダウンロードで『CEREMONY』、『Traveler』に次いで3位にチャートインしたのは、総合9位のRADWIMPS『天気の子 complete version』で、30,921DLを記録している。リリース後もコンスタントにダウンロードのポイントを獲得しており、リリース以降トップ40をキープしていたことが上半期ダウンロード3位に結びついたことになる。また、CDセールスが32位だったのに対し、ルックアップが19位だったのも特徴的だ。CDセールスよりルックアップの順位が高いのは2020年度上半期の総合アルバム・チャートのトップ10の内、本作と『Traveler』のみだった。5月15日にRADWIMPSが2005年のメジャーデビュー以降にリリースした全作品をストリーミング解禁したこともあり、『天気の子 complete version』も引き続き注目だ。



▲ 「ON」MV / BTS


 新型コロナウイルスによる様々な影響が音楽のシーンにも表れてきており、チャート上でもTikTokで大きな話題となったアーティスト、特にボカロシーンや弾き語りの新人アーティストが上位にチャートインする傾向が強まってきた。今後も大きくカルチャー、そして音楽の世界が変動するであろうその中で、2020年度の年間総合アルバム・チャートはどういったラインナップとなるのか。下半期の動向も引き続き注視していきたい。

#1


『CEREMONY』
King Gnu



#2


『Traveler』
Official髭男dism



#3


『MAP OF THE SOUL : 7』
BTS

1

#4『W trouble』
ジャニーズWEST

1

#5『To-y2』
Kis-My-Ft2

1

#6『Bad Ass Temple Funky Sounds』
Bad Ass Temple

1

#7『Go with the Flow』
木村拓哉


1

#8『RAISE THE FLAG』
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE

1

#9『天気の子 complete version』
RADWIMPS

1

#10『すとろべりーねくすとっ!』
すとぷり


King Gnu
コメント

「2020年の上半期は『CEREMONY』のリリースにはじまり、LIVEリハーサルも繰り返して、いよいよ初のアリーナツアーを迎える直前のタイミングで新型コロナウイルスの影響が出はじめました。音楽やLIVEに限らず様々な世界での常識や価値観が変わる中で、僕たちの音楽がこんなにも広く求められて、多くの人に届いたことを光栄に思います。」

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TOP Artists

ここでもOfficial髭男dismとKing Gnuの大躍進、
Mrs. GREEN APPLEジワリ前進

 昨年度のあいみょんと米津玄師からOfficial髭男dismとKing Gnuに1位、2位が交代。Official髭男dismとKing Gnuは、JAPAN HOT 100でのパフォーマンスに加え、総合アルバム・チャートJAPAN HOT Albumsでも存在感を発揮、共に総合100位圏内に3タイトルを送り込んだ。とはいえ、あいみょんと米津玄師は総合3位と4位に付けていて、大きく順位を落としたわけではないところをみると、ストリーミングが牽引するコンテンツ市場の多様化に起因する結果と位置付けるべきだろう。特にヒゲダンはラジオ、ダウンロード、ストリーミング、ルックアップ、動画、カラオケで1位となり、6冠を達成。今年度年間でもトップは確実か。



▲ 「宿命(SWEET LOVE SHOWER 2019)」 / Official髭男dism


 また、昨年度年間15位だったMrs. GREEN APPLEが総合7位にジャンプ・アップ。JAPAN HOT 100では「インフェルノ」「青と夏」「僕のこと」など100位圏内に5曲、JAPAN HOT Albumsでは『Attitude』が48位にチャート・インと、こちらもストリーミングが牽引して、3曲に留まった昨年度年間HOT 100のよりも曲数を増加させ、各曲の順位も上げている。



▲ 「インフェルノ」MV / Mrs. GREEN APPLE


 また、JAPAN HOT 100ではSnow Man「D.D.」とSixTONES「Imitation Rain」の後塵を拝し、最高位が「Turning Up」の総合27位に留まった嵐だが、アルバムでは『5×20 All the BEST!! 1999-2019』、楽曲では「Turning Up」「A-RA-SHI : Reborn」「Love so sweet」を総合100位圏内に送り込み、Snow Man(総合8位)SixTONES(同11位)を抑えて総合6位に。特に、満を持して解禁したダウンロードとストリーミングでのポイント積み上げが大きな要因だった。



▲ 「Turning Up」MV / ARASHI


 コロナ禍が一旦の落ち着きをみせ、延期されていたフィジカル・リリースが再開され、リリース・ラッシュが予想される今年度下半期、コンスタントな拡大をみせるデジタル領域による高いチャート占有率がこのまま維持されるか、それともフィジカルの巻き返しによるチャートの変動が起きるのか、激動のBillboard JAPANチャート各々に引き続きご注目頂きたい。

#1


Official髭男dism



#2


King Gnu



#3


あいみょん

#4 米津玄師
#5 BTS
#6 
#7 Mrs. GREEN APPLE
#8 Snow Man
#9 LiSA
#10 back number
#11 SixTONES
#12 TWICE
#13 菅田将暉
#14 RADWIMPS
#15 ONE OK ROCK
#16 乃木坂46
#17 ビリー・アイリッシュ
#18 JO1
#19 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
#20 ヨルシカ

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HOT Animation

LiSA「紅蓮華」、『鬼滅の刃』ブームで堂々1位

 “JAPAN HOT 100”からTVアニメ/映画のタイアップ楽曲と、アニメ声優による楽曲を抽出したアニメソング・チャート“HOT Animation”では、TVアニメ『鬼滅の刃』のオープニング曲であるLiSAの「紅蓮華」が1位に輝いた。ラジオ、ダウンロード、ストリーミング、カラオケ、ルックアップで1位を記録した「紅蓮華」は、年末年始の音楽番組の出演、そして『鬼滅の刃』の人気拡大により、集計期間中に9週連続首位を記録し、アニメチャート連続首位記録歴代2位を獲得。『鬼滅』ブームは治まる気配はなく、10月公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』へ注目が集まっていることから、下半期も好調なアクションが期待できる。



▲ 「紅蓮華」MV / LiSA


 2位にOfficial髭男dismの「イエスタデイ」(映画『HELLO WORLD』主題歌)、3位にMrs. GREEN APPLEの「インフェルノ」(TVアニメ『炎炎ノ消防隊』オープニング曲)、4位にあいみょんの「ハルノヒ」(『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』主題歌)、そして5位にあいみょんの「空の青さを知る人よ」(映画『空の青さを知る人よ』主題歌)と、トップ5はリリースから半年以上が経ちながら、現在も主にデジタル指標で人気を集める楽曲が並んだ。



▲ 「ハルノヒ」MV / あいみょん


 『映画ドラえもん のび太の新恐竜』の主題歌で、3月にリリースされたMr.Childrenの「Birthday」は、CDセールスとルックアップで2位を記録し、主にフィジカルのポイントが大きく牽引して7位にチャートイン。また4月22日に配信されたばかりのヨルシカの新曲「花に亡霊」(映画『泣きたい私は猫をかぶる』主題歌)は、CD発売されていないため、フィジカル・ポイントがないなか、ラジオ2位、ストリーミング9位と奮闘して、10位に入り込んだ。両曲とも、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、映画の劇場公開が延期となってしまったが(『泣きたい私は猫をかぶる』はNetflixで6月中旬より全世界配信が決定)、映画公開に向けた今後の動きによって、さらに躍進する可能性も大いにある。


LiSA
コメント

「テレビアニメ『鬼滅の刃』放送から、そして『紅蓮華』配信リリースから一年が経ちました。作品と共に長く沢山の方に愛され、とても嬉しいです。傷だらけでも強く生きられると見せ続けてくれる炭治郎たちや、強くなりたいと願う皆様の心に、紅蓮華が咲き誇りつづけますように。ありがとうございます。」

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Download Songs

Official髭男dism「I LOVE...」が堂々の1位、
LiSA/King Gnuらロング・ヒット作が続く

 2020年上半期Billboard JAPANダウンロード・ソング・チャート“Download Songs”で、Official髭男dismの「I LOVE...」が堂々の1位に輝いた

 上半期トップ10入りした楽曲の大半が、昨年リリースされたロング・ヒット作の中、今年1月15日に配信された同曲は、1月27日付チャートで1位に初登場。主題歌に起用されたTBSドラマ『恋はつづくよどこまでも』との相乗効果やフィジカル盤の発売を受けて、その後通算7週にわたり首位を獲得した。Official髭男dismは他にも、3位に「Pretender」、11位に「宿命」、16位に「イエスタデイ」、17位に「115万キロのフィルム」、27位に「パラボラ」、42位に「ノーダウト」がチャートインしており、計7曲を100位圏内へ送り込んだ。



▲ 「イエスタデイ」MV / Official髭男dism


 2位には、TVアニメ『鬼滅の刃』のオープニング主題歌に起用されたLiSAの「紅蓮華」がランクイン。昨夏リリース以降、TOP20圏外へ下落したのはわずか1週のみで、ロング・ヒットを記録している。最新の“Download Songs”では、5度目の首位に返り咲いており、年間チャートでの上位ランクインへの期待も高まる。

 前述の「Pretender」を3位に挟み、4位につけたのは「紅蓮華」同様にロング・ヒットを記録しているKing Gnuの「白日」。昨年2月にリリースされた「白日」は、昨年の“Download Songs”年間チャートで10位に食い込んでいたが、上半期チャートでは3位まで上昇している。また、今年1月に発売した最新アルバム『CEREMONY』のセールスが好調だったことが後押しし、「白日」に加えて計6曲がTOP100入りしている。

 昨年末の“Download Songs”年間チャートを制した米津玄師も依然と強く、「馬と鹿」が5位、「パプリカ」が7位、「Lemon」が10位と年間に引き続き3曲がTOP10入りした。また、昨年末初めてデジタル・シングルをリリースしたことで話題となった嵐は、「A-RA-SHI : Reborn」が9位をマークしたほか、計8曲が100位内にランクインし、その人気を見せつけた。



▲ 「A-RA-SHI : Reborn」Official Audio / ARASHI


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Download Albums

King Gnu『CEREMONY』が首位、
ヒプノシスマイク・シリーズが多数チャートイン

 King Gnu『CEREMONY』が、2020年上半期ダウンロード・アルバムで首位を獲得した。

 本作は2020年1月15日にリリースされたKing Gnuの3rdアルバム。初週で29,377ダウンロード(DL)を売り上げ、2020年1月27日付チャートで首位を獲得して以降、通算4回の首位を獲得。上半期チャートの集計期間中、10位圏内をキープし、上半期ダウンロード・アルバムチャートを制した。なお、2019年1月19日にリリースされた前作『Sympa』の初週ダウンロード数は2,432DLで初登場は4位。このことからも、2019年から2020年にかけてKing Gnuがどれだけ飛躍したかが分かるだろう。



▲ 「Teenager Forever」MV / King Gnu


 続く2位はOfficial髭男dism『Traveler』。本作は2019年10月9日にリリースされたメジャー1作目のフルアルバムで、2019年の年間チャートでは、集計期間が2か月弱と短かったにも関わらず11位となった。そして、2019年末以降も『紅白歌合戦』への初出場や、主題歌に起用されたドラマ『恋はつづくよどこまでも』のヒットなどで注目を集めたことで、2020年に入ってからもダウンロード・アルバムチャートで通算2度の首位を獲得。上半期で2位となった。

 そして3位にはRADWIMPSの『天気の子 complete version』がチャートイン。2019年11月27日に発売された本作は映画『天気の子』のサウンドトラックに“Movie edit.”として収録されていた主題歌5曲をフルサイズで収録した作品だ。初週で13,605DLを売り上げた本作は、2019年12月9日付のダウンロード・アルバム・チャートで初登場1位を獲得している。

 4位はビリー・アイリッシュ『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』。本作はビリー・アイリッシュのデビュー・アルバムとして2019年3月29日にリリースされ、2019年の年間チャートでは77位を獲得したが、2020年1月に開催された【第62回グラミー賞授賞式】で、<最優秀アルバム賞>、<最優秀レコード賞>、<最優秀楽曲賞>、<最優秀新人賞>の主要4部門を史上最年少で独占。瞬く間に世界中で話題となり、日本でもグラミー賞以降チャートをにぎわせ続けている。



▲ 「bad guy」MV / Billie Eilish


 その他、2020年上半期チャートではキャラクターラッププロジェクト“ヒプノシスマイク”シリーズが多数チャートイン。ナゴヤ・ディビジョン『Bad Ass Temple Funky Sounds』が8位を獲得したほか、『麻天狼 -Before The 2nd D.R.B-』が17位を獲得するなど、100位以内に計6作がチャートインした。

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Streaming Songs

Official髭男dism「Pretender」が首位獲得、
髭男&King Gnuがチャートを席巻

 Official髭男dism「Pretender」が、2020年上半期ストリーミング・チャート“Streaming Songs”で首位を獲得した。

 2019年4月に配信がスタートした「Pretender」は、同年6月3日付チャートで初の1位を獲得後、34週連続で首位の座をキープ。本楽曲を収録したアルバム『Traveler』のロングヒットや、1月にリリースしたシングル「I LOVE...」のヒットとも相まって、この上半期で1.5億回を超える再生数を記録した。なおOfficial髭男dismは、トップ100に計13曲がエントリーしており、その総再生回数はおよそ7.4億回と、上半期で最も聴かれたアーティストとなる。

 また、2位に「白日」がチャートインしたKing Gnuも、トップ100に計13曲をエントリーしている。そのうち8曲は、1月にリリースしたアルバム『CEREMONY』の収録曲だが、2017年リリースの「Vinyl」や、2018年リリースの「Flash!!!」といった過去曲も、併せてトップ100入りを果たした。2019年に頭角を現したOfficial髭男dismとKing Gnu、それぞれのリスナーがしっかりと定着したのがこの上半期と言えるだろう。

 そんな2組に負けず劣らずの存在感を見せているのが、Mrs. GREEN APPLEだ。トップ100にチャートインした楽曲数は計6曲で、これはOfficia髭男dism(13曲)、King Gnu(13曲)、あいみょん(8曲)に次ぐ曲数となる。加えて、2019年の年間ストリーミング・ソング・チャートで44位にチャートインしていた「インフェルノ」は14位に、64位にチャートインしていた「点描の唄 feat. 井上苑子」は27位に、それぞれ順位を上げている。Mrs. GREEN APPLEは、7月8日にベストアルバムのリリースを控えており、年間チャートでのさらなる躍進が期待できそうだ。

 さらに、快進撃を続けるYOASOBI「夜に駆ける」や、チャートインわずか5週にも関わらず40位を獲得した瑛人「香水」など、新人アーティストの台頭にも注目したい。ストリーミング・ソング・チャートでは、この上半期、特に4~5月にかけて、TikTokで話題となった楽曲のヒットが増加している。この傾向が下半期も続くとなれば、有名無名、新旧問わず多彩な楽曲がチャートを賑わせてくれることだろう。



▲ 「夜に駆ける」MV / YOASOBI


▲ 「香水」MV / 瑛人


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TOP Singles Sales

AKB48『失恋、ありがとう』が首位獲得、
乃木坂46、Snow Man、SixTONES、日向坂46が続く

 AKB48『失恋、ありがとう』が1,423,467枚の売り上げを記録し、2020年上半期TOP Singles Sales首位を獲得した。

 2020年上半期TOP Singles Salesは、2019年11月25日から2020年5月24日までの約6か月間のサウンドスキャンジャパンでの販売枚数データの累計で決定する。そして、AKB48は2019年年間TOP Singles Salesで『サステナブル』・『ジワるDAYS』・『NO WAY MAN』とトップ3を独占したが、2020年上半期もメジャー57作目のシングルである『失恋、ありがとう』が1,423,467枚の売り上げ首位を獲得し、首位を死守した。



▲ 「失恋、ありがとう」MV / AKB48


 2位は1,156,295枚を売り上げた乃木坂46の25作目のシングル『しあわせの保護色』が獲得、3位は957,973枚を売り上げたSnow Man vs SixTONES『D.D./Imitation Rain』、4位は896,415枚を売り上げたSixTONES vs Snow Man『Imitation Rain/D.D.』と表題曲を入れ替えたジャニーズの新人2組によるデビュー・シングルが上位を占めた。そして日向坂46『ソンナコトナイヨ』が639,726枚を売り上げ躍進する結果となった。

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TOP Albums Sales

King Gnuが初の首位、BTS、Kis-My-Ft2が続く

 2020年の上半期アルバムセールスチャートは、King Gnu『CEREMONY』が首位を獲得した。

 本作は1月15日にリリースされたKing Gnuとしては3作目のアルバムで、40,2011枚を売り上げて首位となった。発売週のTOP Albums Salesで首位になって以来、順調にセールスを積み上げた。「白日」のヒットによりファン層を大幅に拡大してきたが、本作の発表でフィジカルでの聴取層にもリーチした模様だ。King Gnuが上半期アルバムセールスで首位となるのは初めて。



▲ 「どろん」MV / King Gnu


 2位は262,264枚を売り上げたBTS『MAP OF THE SOUL : 7』、3位は203,867枚を売り上げたKis-My-Ft2『To-y2』、4位には20,0717枚を売り上げたジャニーズWEST『W trouble』と続いた。この3組はいずれも初週にその大半を売上げており、しっかりとファンが付いていることを窺わせる。

 続く5位には178,966枚を売り上げたOfficial髭男dism『Traveler』がついた。上位10作品中では唯一の2019年の作品で、2019年10月9日の発売以来33週にわたってセールスを伸ばしており、常に20位以内をキープし続けている。

 木村拓哉『Go with the Flow』が170,225枚を売り上げて6位を獲得し、ソロアーティストとしては唯一のTOP10入りを果たした。

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TOP Lyricists

秋元康の独り勝ちから藤原聡、Daiki Tsuneta、米津玄師が逆転

 昨年度までのAKB48グループや坂道シリーズを筆頭とする多数のアイドル楽曲の作詞による秋元康の独占首位から、ダウンロードやストリーミングや動画でポイントを積み上げた藤原聡(Official髭男dism)、Daiki Tsuneta(King Gnu)、米津玄師が逆転する展開に。藤原聡はラジオ、ダウンロード、ストリーミング、動画の4冠での首位獲得となった。藤原聡作詞による総合100位圏内の楽曲数は9曲、ストリーミング指標では13曲。Daiki Tsuneta作詞による同じく総合100位圏内の楽曲数は6曲、ストリーミング指標では13曲となっている。ちなみに秋元康作詞による総合100位圏内の楽曲数は5曲、ストリーミング指標では0曲、CDシングル指標では13曲で、同指標では藤原聡1曲、Daiki Tsuneta0曲であり、今年度上半期JAPAN HOT 100ではストリーミングのポイントがいかに大きかったかがよく分かる結果といえるだろう。

 また、米津玄師は「Lemon」「パプリカ」「まちがいさがし」のカラオケ・ポイントが大きく、昨年度年間に引き続き、カラオケ指標で1位となり、藤原聡が2位で続き、あいみょんは3位に後退。他指標で積み上げるポイントの余勢を駆って、カラオケ指標まで藤原聡とDaiki Tsunetaが米津やあいみょんを下すこととなるか、コロナ禍により休止中のカラオケ指標の合算再開を待ちたい。

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TOP Composers

藤原聡、Daiki Tsuneta躍進、草野華余子「紅蓮華」のみで6位にジャンプ・アップ

 こちらもヒゲダン、King Gnuの躍進により藤原聡、Daiki Tsunetaが1位・2位に。SixTONES「Imitation Rain」作曲が大きく牽引してYOSHIKIが昨年度年間100位圏外から9位へ。一方のSnow Man「D.D.」作曲のHIKARIはキスマイ「Edge of Days」も加え、こちらも圏外から8位に。昨年度年間31位から6位にジャンプ・アップした「紅蓮華」草野華余子など、新しくランキング上位に名を連ねるアーティストも多く、ヨルシカのn-bunaは昨年度年間15位から11位に、Uruは54位から13位に順位を上げ、YOASOBIは21位に初登場となった。

 また、洋楽やK-POPでは最早普通の制作様式といえる、メロディーをブロックごとに分けて複数で制作する、コライト(共作)様式をとる邦楽曲は、同23位にAndreas Carlsson/Erik Lidbom(嵐「Turning Up」)、46位にRicky Luna/Rolando Luna/Deekei(三代目「Rat-tat-tat」)、53位にNobuhiro Tahara/Saw Arrow(Snow Man「Snow World」)など、まだまだ少ないが、ジャニーズやLDH系では増加傾向にあることがみてとれる。作詞作曲と歌唱が同一のシンガー・ソングライター様式が全盛のJAPAN HOT 100に、洋楽やK-POPのような完全分業型の楽曲も今後加わるのか、作詞作曲のトレンドの変遷にも注目したい。



▲ 「花に亡霊」MV / ヨルシカ


▲ 「あなたがいることで」MV / Uru


▲ 「Rat-tat-tat」MV / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE


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Stand By You EP
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2018/10/17

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2018/04/11

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エスカパレード
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エスカパレード
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2018/04/11

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2017/04/19

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CEREMONY
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