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“ミュージカル・スター”マシュー・モリソンも共感するディズニー作品のメッセージ



Matthew Morrisonインタビュー

 海外ドラマ『glee/グリー』のシュー先生役やブロードウェイ・ミュージカルの『ヘアスプレー』『ファインディング・ネバーランド』のオリジナルキャストとして知られるマシュー・モリソン。演劇学校在籍中からその才能を発揮していたマシューは、ブロードウェイで軒並み主演を務めた超一流ミュージカル俳優で、その実力は歌、ダンス、演技のどれも折り紙付きだ。そんな彼が、ディズニー音楽のカバー・アルバム『ディズニー・ドリーミング with マシュー・モリソン』を2020年3月13日にリリースした。

 2018年から3度連続で来日し、日本でコンサートを開催しているマシューについて、彼と一緒に仕事をした関係者は「ホントにいい人!」と口を揃える。大物を前にすれば多少身構えてしまうものだが、それをサラっと溶かすナイスガイぶりは、これまでの来日で何度か話をする機会に恵まれた筆者も感じた。エンターテインメントの世界で長年活躍してきた俳優だけあって、撮影慣れしているのか、カメラマンがシャッターを切るたびに様々な表情を見せてくれたマシューは、撮影中、「日本はどのメーカーが人気なの? 僕はキャノン派」と雑談を交わす余裕を見せ、インタビューのためソファに座るや否や、「ワーオ、その服いいね!」と私達を温かく迎えてくれた。今回、2019年2月末にソロコンサートのため2度目の来日を果たしたマシューに話を聞くチャンスがあったため、レコーディングの様子やディズニーへの思い、そしてカバー・アルバムについて話を聞いた。

(収録曲の)多くは僕自身に訴えかける楽曲

――ライブ中のトークで息子さんへの子煩悩ぶりを話されていましたね。その時にお子さんの影響でディズニー作品を観るようになったと話されていて、とても微笑ましかったです。

マシュー・モリソン(以下:マシュー):“ムスコ”が生まれてから、自分の子供時代のことを思い返してみたら、ディズニーの音楽をたくさん聴いて育ったことを思い出したんだ。ディズニー音楽には希望が込められていて、あの子にも僕と同じような経験をしてもらいたいと思った。ディズニーから今回のカバー・アルバムのオファーをもらった時は、二つ返事で承諾したね。それもディズニーの音楽カタログの中からどれを歌ってもいいという素敵なオファーだったんだ。僕はディズニー音楽を愛しているし、今でもインスパイアを受けているから、今回のカバー・アルバムを作れたことをとても誇りに思っているよ。

――では、このアルバムに入っている曲はマシューが息子さんに聞かせたい曲なのでしょうか?

マシュー:そういうわけでもないんだよね。確かに息子へ捧げた曲もあるけど、多くは俺自身に訴えかける楽曲だ。それでもレコーディング中は彼のことばかり考えていたから、どの楽曲にも彼の存在を感じるんだけど、このアルバムでは、自分らしさをいかに表現できるかを念頭に臨んだ。これはかなりチャレンジングだったけど、ディズニーの名曲がどんな風に変身するのかを想像するのはとても楽しかったね。

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――自分らしさというのは、どういったところなのでしょうか?

マシュー:僕が影響を受けた歌やアーティストに近づけることを心掛けたんだ。例えば、『ヘラクレス』の「ゴー・ザ・ディスタンス」は、僕が好きなバンドのマムフォード&サンズのような、フォーク・ロック・サウンドに仕上がっている。どの曲も、そういった影響を参考に作られていて、レコーディングも「この曲をどういう風にしようか?」っていうところから取り組み始めたんだ。


――ディズニー音楽の多くは、映画のストーリーの一部なので、それはある意味、ミュージカル音楽を歌うことに近いと思うのですが、レコーディングはどのような感じで行われたのでしょうか? 踊ったり、アクションを入れたりしながら録音したのでしょうか?

マシュー:残念ながらスタジオの中ではマイクが近くにあるってこともあって、踊りまくることができなかったんだけど…(笑)、でも確かに『アラジン』の「フレンド・ライク・ミー」のレコーディングでは踊ったよ。あの楽曲で、他のレコーディングでは気づかなかったくらい、自分の声にもこんな表情があるんだって気づかされた。このカバー・アルバムは僕の3枚目のアルバムになるんだけど、ファースト・アルバム(『Matthew Morrison』)はポップ作品で自分でも作詞を手掛けて、セカンド・アルバム(『Where It All Began』)はスタンダード・ジャズ・アルバムだったんだけど、今作はこれまで作ったアルバムの中で一番レコーディングが楽しかった。どの曲も表情が違って、シリアスに歌ったかと思えば、ある曲では気が狂ったようにハジケまくっていて。このプロセスはとても楽しかったな。


――ちなみに、このアルバムには、マシューの長年の音楽パートナーで、『Glee』でピアノを弾いていたブラッド・エリスは参加されていますか?

マシュー:残念ながら、ブラッドはこの作品には関わっていないんだけど、例えば、オーケストラで演奏するとか、今回のツアーのようにバンドで演奏する時のアレンジは彼に任せているよ。


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――今回のインタビュー前に、先に5曲だけ聞かせていただいたのですが、マシューが特に好きな曲はありますか?

マシュー:おかしなことに、毎回こういう質問をされると、一番最近レコーディングした曲が頭に浮かぶんだよね。どの曲も大好きなんだけど、やっぱり「ホール・ニュー・ワールド」は外せない。というのも、今回、友人で素晴らしいシンガーでもあるショシャナ・ビーンと一緒にデュエットしたんだ。彼女は、今アメリカで注目を浴びているブレイク必至のシンガーで、彼女と一緒に歌えて光栄に思っているよ。

――ライブでもヘラクレスの葛藤を表現した「ゴー・ザ・ディスタンス」を歌われていましたが、ヘラクレスと重なるところはありますか?

マシュー:もちろん。この曲がこれほど人気な理由って多くの人がこの曲に共感するからだよ。この曲はヒーローになる過程で、長いトンネルの先にある光を求めてもがいている状況を歌っているけど、僕達も誰しもが、自分の人生のヒーローであって、望むものが全て手に入るわけじゃないこの人生で、そういう希望や願望を目指す姿は僕も重なるよ。


――私も好きな一曲です。『ダンボ』の「もし象が空を飛べたら」は、少し驚きの選曲でした。

マシュー:正直、僕もビックリした(笑)。レコーディング前に、しっかり予習や準備をしようと思って、たくさんのディズニーの楽曲を聴いたんだ。これまで聴いたことがなかったような古い曲もね。この曲を歌ったのは、2019年に『ダンボ』の実写映画が公開されるいいタイミングだっていうこともあったし、普段の仕事では歌わないようなロックっぽい歌唱法を、このアルバムで挑戦することができると思ったから。自分流のアレンジが効いているのもアルバムの魅力だと思っているよ。

――なるほど。少しお話変わりますが、『Glee』で共演されたイディナ・メンゼルとジョナサン・グロフは『アナと雪の女王』で声優を務めていますが、マシューもディズニーの映像作品のオーディションに参加したことはありますか?

マシュー:あるけど、落ちたんだよね……(笑)。どの作品のオーディションだったか覚えていないんだけど、あそこまでビッグな作品ではなかった気がするな。他のアニメーション作品で声優をやったことがあるんだけど、ディズニーアニメーションはまだやったことがないから、このアルバムが映像作品に繋がる第一歩になるといいな~(笑)。いつかプリンス役をやってみたいよ。将来が楽しみだね(笑)。


――もしその願いが叶ったら、ぜひ劇中歌も歌って欲しいです。今回の来日ツアーでは、大きなホールと数百人規模のクラブハウスでライブを行いますね。会場の大きさで演出を変えたりするんでしょうか?

マシュー:そうだね、小さい会場だとオーディエンスとの距離も近いから親密感を味わえるし、交流もできるよね。逆に大きな会場だと、最後列の観客まできちんと届けるために、より大きな声で、そして大きく表現する必要がある。でもこれまでのキャリアの中で、いろんな会場で歌ってきたから、どんな環境でも僕は対応できる。会場の大きさに関係なく僕は楽しんでいるね。

サイン入りポラロイド写真を抽選で3名様にプレゼント!

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