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代々木アニメーション学院プロデュース初のアイドルグループ! YOANI 1年C組『おじさん』インタビュー



代々木アニメーション学院プロデュース初のアイドルグループ! YOANI 1年C組『おじさん』インタビュー

 代々木アニメーション学院がプロデュースするアイドルグループ、YOANI 1年C組。まさかの『おじさん』なる変則キラーチューンでデビューした彼女たちは一体何者なのか。そして、どんな想いを胸に声優アイドルの道を選び、このグループでどんな夢を目指そうとしているのか? 同じく代アニから指原莉乃(HKT48/AKB48)プロデュースの声優アイドルグループ・=LOVE(イコールラブ)がデビューすることも決まっている今、それでも「負けるつもりはないです」と意気込む1年C組の面々にぜひ注目してほしい。

参加メンバー:

石川凜果(いしかわりんか/オレンジ)
森崎りな(もりさきりな/水色)
神木乃栞里(かみきのしおり/黄色)
真城まゆ(ましろまゆ/濃いピンク(ビビットピンク))
杉山風花(すぎやまふうか/白)
安里唯(あんりゆい/黄緑)
掛川渚(かけがわなぎさ/薄ピンク(ベビーピンク))

小学生の頃に「おまえの声、マジで変じゃね?」って言われて傷ついたんです

--Billboard JAPAN.comとしても僕としても初インタビューになりますので、まだYOANI 1年C組をよく知らない人たちにも興味を持ってもらえるインタビューに出来ればと思っているのですが、まず自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?

石川凜果:オレンジ担当の石川凜果です。ダジャレが大好きなんですけど……「台湾で釣って逃したタイ、わーん!」みたいな。

代々木アニメーション学院プロデュース初のアイドルグループ! YOANI 1年C組『おじさん』インタビュー
▲左から:杉山風花/安里唯/森崎りな/真城まゆ/石川凜果/神木乃栞里/掛川渚

--はい、次、お願いします。

一同:(笑)

森崎りな:好きなお茶は?

一同:りなてぃー!

森崎りな:選ばれたのは森崎でしたー! 森崎りなです! 水色担当の、ご飯が大好きな17歳です。よろしくお願いしまーす。

神木乃栞里:私は京都から来ました、パワフルガールの神木乃でございます。みんなより1.5倍ぐらい筋肉があるんですよ。唯一の関西人です。

真城まゆ:いきますよー。まーる書いてー。

一同:まゆしぃ~!

真城まゆ:っいうキャッチコピーでやってて、チャームポイントは丸い顔の“まゆしぃ~”こと真城まゆです。ピンクが大好きで……そんな感じです(笑)。

杉山風花:みんなに笑顔を届けたい! 杉山風花です。ふうかって呼んで下さい。せーの!

一同:ふうか~!

杉山風花:白色担当なんですけど、唯一のピュアとして頑張っています。

代々木アニメーション学院プロデュース初のアイドルグループ! YOANI 1年C組『おじさん』インタビュー
▲中央3人:真城まゆ/神木乃栞里/森崎りな

掛川渚:唯一って言わないで(笑)。

一同:みんなピュア!

石川凜果:清純ユニットなの!

神木乃栞里:自分だけだと思わないで! ウチらもピュアだから!

杉山風花:あと、アニメが好きです。

--分かりました(笑)。続けてお願いします。

安里唯:ダンスリーダー担当、安里唯です。黄緑担当です。抹茶が好きです。そしてアニメとアニソンが好きです!

--「アニメが好きです」とのことですが、代々木アニメーション学院プロデュースのアイドルグループでアニメが好きじゃない人っているんですか?

杉山風花:歌が好きという方もいますし……

神木乃栞里:でもここにいるメンバーはみんな好きだよね。

森崎りな:何かしら観てるかと。

神木乃栞里:ふわっとし過ぎでしょ、ウチら(笑)。

石川凜果:みんな、アニメ好きだよね?

代々木アニメーション学院プロデュース初のアイドルグループ! YOANI 1年C組『おじさん』インタビュー
▲左から時計回り:掛川渚/安里唯/杉山風花/真城まゆ/神木乃栞里/森崎りな/石川凜果

一同:…………。

--はい、次行きましょう(笑)。

掛川渚:うさぎの国から来ました。永遠の12歳、掛川渚です。

石川凜果:はい、自己紹介おわりです。よろしくお願いしまーす。

掛川渚:なんでそういう切り方するのぉー(笑)?

石川凜果:じゃあ、すべて訂正してもう一回言って。

掛川渚:長野県出身、ことちハタチになる、今19ちゃいの……

--“ことち”と“19ちゃい”に少女感を残したんですね。

神木乃栞里:マジメに話してもらっていいかな?

石川凜果:帰る?

掛川渚:帰らない(笑)。掛川です。よろしくお願いします!

--自分たちでは、YOANI 1年C組をどんなグループだと感じていますか?

石川凜果:代々木アニメーション学院が初めてプロデュースするグループ。

安里唯:頑張ってる人を応援するグループです。

森崎りな:個性が豊か過ぎる!

--では、その個性を世間に伝える為にも、それぞれYOANI 1年C組に入る前はどんな日々を送っていて、どうして代々木アニメーション学院がプロデュースするアイドルグループに入ろうと思ったのか。1人ずつ教えてください。

代々木アニメーション学院プロデュース初のアイドルグループ! YOANI 1年C組『おじさん』インタビュー
▲奥から:森崎りな/石川凜果

石川凜果:そもそもあんまり自分の声が好きじゃなくって。小学生の頃に「おまえの声、マジで変じゃね?」って言われて傷ついたんですよ。それで友達も全然出来なかったんですけど、中学生になったら「変な声」から「アニメ声だね」って言われるように進化したんです。それでアニメを観てみようと思って、深夜アニメを観たらすごく面白くてハマってしまって。それから「声優さんになりたいな」と漠然と思って、思い立ったらすぐ行動派なので、中学生の頃から養成所に入ったんです。でもレッスンをしても事務所とかに受からなくって、その中で「外部のオーディションも受けてみよう」と動いた中で受かったのがこのグループのオーディションで。なので、私は声優さんになりたくって1年C組に入りました。

--生まれながらにアニメ声で、声優さん志望なんですね。続いて、森崎さん。

森崎りな:私は昔からダンスをやっていたんですけど、とりあえずステージに立って何かをすることがすごく好きで。で、元々アイドルは好きじゃなかったんですけど、自分がやりたいことが何か考えたときに「私がいちばんやりたいのはアイドルだ」って気付いて、それでオーディションを受けてみようと思ったんです。

--元々好きじゃなかったアイドルになろうと思ったきっかけは?

森崎りな:アーティストさんのライブに行っても「うわ、凄い」だけじゃなくて「あそこに私も立ちたい」と思う気持ちのほうが強くて。観てるだけじゃなくて、自分もやらなきゃ気が済まなかったんで、アイドルはじめました。

石川凜果:「冷やし中華はじめました」みたいに言ったね(笑)。

--続いて、神木乃さん。

神木乃栞里:私はねぇー!

--急にフランクになりましたね(笑)。

石川凜果:素になり過ぎじゃないですかね?

神木乃栞里:私は何やろ? 元々アイドルは好きやって……そんな感じですかね。

--え、薄っ!

一同:(笑)

--神木乃さんの人生、今のところ一行ですよ?

でんぱ組.inc「WWDBEST」2017.1.20@日本武道館
でんぱ組.inc「WWDBEST」2017.1.20@日本武道館

神木乃栞里:憧れていたものになりたかったんですよ! テレビとか観ててもコールとか覚える前に振り付けを覚えちゃうタイプで、一緒に踊りながら観るほうが楽しくて、AKB48さん、でんぱ組.incさん、SUPER☆GiRLSさん、そういう王道な感じのアイドルの振りコピを元々していたんです。あと、吹奏楽部に入っていて、その関係でステージでパフォーマンスをすることがあって、それを辞めたくなかったんですよ。で、アニメもほどほどに観るし、それなりにアニソンも聴くし、「好きなものが全部集まっているのはここだ」と思って入りました。

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母から「苦しい思いをさせない体に生んであげたかった」って手紙をもらって

--続いて、真城さん。

真城まゆ:重いのと軽いの、どっちがいいですかね?

--重いほうがいいですかね。

代々木アニメーション学院プロデュース初のアイドルグループ! YOANI 1年C組『おじさん』インタビュー
▲真城まゆ

真城まゆ:では、ここで初出しの話をします。私、普通に女の子として生きてきて、中学からアニメが好きになって、声優さんにもハマって、同時にアイドルさんも結構観てて、そういうものが好きな一般的な女の子だったんです。だけど、大学2年生、19歳のときに持病が突然悪化しちゃって、2年前のゴールデンウィークに「手術したほうがいいです。3ヶ月以内にしないと間に合わないです」とお医者さんから言われて、それで何も分からないまま手術することになって、1ヶ月ぐらい入院して。で、4ヶ月ぐらいは自宅療養みたいな感じで過ごしていたんですけど、11月に二十歳の誕生日を迎えて、その日に母から「苦しい思いをさせない体に生んであげたかった」って手紙をもらって……(涙を溢れさせる)それで「私は好きなことをして生きよう」と思ったんです。せっかくお母さんたちがお金とか時間をかけて治してくれた体だから……自分がやりたいことをやろうと思って! それで「何やりたいんだろう?」と思ったときに、大好きなアイドルさんとか声優さんのステージを観ているだけじゃなくて「自分がステージに立つ側になりたい」って。そのときにちょうどこのオーディションがあって、応募して、受かって、今ここにいる感じです。

--今は元気なんですか?

真城まゆ:今はめっちゃ元気です! ごめんなさい、こんな空気にしちゃって(笑)。

--いえ、とても良い話をありがとうございます。続いて、杉山さん。

杉山風花:私がいちばん初めにアニメを観たのが2才のときで、それが『犬夜叉』で「私も犬夜叉様と旅に出たい」と思っていたんです。それからはもうずっとアニメしか観ないような、オタクチックな女の子になっていくんですけど(笑)、その中で「声優さんになりたい」と思うようになって。自分も声をあてて、感情を届けたり、いろんな人に夢を届けたいと思ったんです。それで声優になるなら遅いより早いほうがいいと思って、高校入学と同時に代々木アニメーション学院で声優の勉強もして、それでいち早く声優の仕事がしたかったんですよ。家にもたくさんお金をかけてもらってたし、恩返しをしたいと思っていたのもあって、だから片っ端からオーディションを受けようと思ったんです。そしたら代アニに入って一番最初のオーディションがこれだったんですよ。それで今ここにいます。なので、将来は声優さんとして活動していって、今のキャッチコピーでもある笑顔とか、夢とか感情とかを届けていけたらなと思っています。

石川凜果:以上、1年C組でした。

掛川渚:まだ2人残ってるから(笑)!

--続いて、安里さん。

宮野真守「MAMORU MIYANO LIVE TOUR 2016 ~MIXING!~」より「STY Non Stop Remix」(Short Ver.)
宮野真守「MAMORU MIYANO LIVE TOUR 2016 ~MIXING!~」より「STY Non Stop Remix」(Short Ver.)

安里唯:私は3才からクラシックバレエをやっていて、中学も高校も本当にバレエ尽くしでコンクールにもいっぱい出て、賞も獲って、ずっとステージに立っていたんです。だから「これからもずっとステージに立ち続けるんだろうなぁ」と漠然と思っていたんですけど、大きな転機があって。それは中学のときにアニメにハマったことで、声優の宮野真守さんのライブを観て「わ! これこそが私の憧れていたものだ!」と思って、私もライブで歌って踊りながら人生送りたいと思うようになったんです。私は名古屋にずっといたんですけど、どんなオーディションも東京でやっていたので、親に「とりあえず上京したい」と相談したら、「良い大学に入れたら東京行かせてあげるよ」って言われて。それから「じゃあ、やってやる!」ってすごく勉強して、結果的に東京の大学に受かって、一人暮らしも許してもらって、歌とダンスも習いに行くようになったんですよ。それで、今までお世話になってきたバレエの先生にも親にも今まで関わってくれた人みんなに恩返しがしたいなと思って、誰にでも観れるところからパフォーマンスを届けられる存在になりたいと思い、このグループのオーディションを受けました。そして今に至ります。

--ご立派でございます。

石川凜果:……以上、1年C組でした!

掛川渚:まだ1人!

石川凜果:居ないことにする。

一同:(笑)

掛川渚:居ないことにしないで!

--どうします? 話します?

掛川渚:話します(笑)! ウソとホント、どっちがいいですか?

--どっちのほうが自信あります?

石川凜果:本当のことを話したほうがいいよ。

掛川渚:本当は、ただのJKみたいな感じだったんですよ。「学校、めっちゃ楽しい!」みたいな感じだったんですけど、私もみんなと同じでアニメが好きで。それでいて勉強が嫌いだったので、大学に行くまでにも、大学に行ってからも好きじゃない勉強をし続けるのはイヤだなと思い、大好きなアニメの勉強ができる代々木アニメーション学院の体験入学に行ってみたら、声優という仕事がすごく魅力的だなと思って。それで「試験もないし、代アニに入ろう」と(笑)。憧れの声優さんが代アニを卒業していたのも大きかったですね。

--その声優さんはどなたですか?

田村ゆかり/Pleasure treasure(*Sunny side Lily*ver.)
田村ゆかり/Pleasure treasure(*Sunny side Lily*ver.)

掛川渚:田村ゆかりさんです。それで代アニに入って初めてのオーディションが、このグループのオーディションで。担任の先生から「誰か受けてみない?」ってインフォメーションがあって、それで受けてみた結果、今ここにいます。

--せっかくなので、ウソのエピソードも聞かせてもらえますか?

掛川渚:私はうさぎの国で暮らしてるんですけど……

--あー、そういうことか。

一同:(笑)

石川凜果:そっちか(笑)。

掛川渚:もう終わり?

--続けてみましょう。

掛川渚:ある日、一匹のうさぎさんが私の目の前に来て言いました。

--なんて言ったんでしょう?

掛川渚:「渚ちゃんはアイドルになるんだよ! 代々木アニメーション学院に一緒に行こうよ!」

一同:…………………………。

掛川渚:そして私は1年C組に入りました。めでたし、めでたし。

石川凜果:ちょっと聞きたいんだけど、渚ちゃんはうさぎの国のお姫様なの?

掛川渚:渚ちゃんはうさぎの国でお姫様だから人間の姿なんだけど、他の民はうさぎ。

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▲左から:掛川渚/安里唯

石川凜果:民(笑)。

掛川渚:で、王子様になるうさぎは人間になれるの。詳しくはウェブで!

--どこのウェブ(笑)?

掛川渚:うさぎの国の!

--では、その民のおかげでアイドルになれたんですね。

掛川渚:うさぎさんに感謝です。

石川凜果:民に感謝だな。

--さ、そんな個性派集団のYOANI 1年C組なんですが、絶賛発売中のデビューシングル『おじさん』。自分たちではどんな楽曲だなと感じていますか?

真城まゆ:ちょっとよく分かんない。

森崎りな:そういうこと言わないの! でも最初は戸惑いしかなかった感じです(笑)。

石川凜果:初めて聴いた時点では、CDになると思ってなかったんですよ。

安里唯:最初は「今日のライブで歌ってください」みたいな感じで。

--アイドルのデビューシングルで『おじさん』ってなかなかないですよね。

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▲奥から反時計回り:神木乃栞里/真城まゆ/杉山風花/安里唯/掛川渚

石川凜果:そうですね(笑)。

安里唯:最初からインパクトを残そうと思って。

--CDジャケットを観ると、何故かとにかく明るい安村さんも紛れていますし。

掛川渚:新しいメンバーの方です!

--あ、メンバーなんですね。

石川凜果:助っ人メンバーかな?

掛川渚:もう脱退されてしまったんですけど。

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『おじさん』でデビューすることとか、やっぱり抵抗があって……

--MVにも謎のビキニギャルと出演されていますが、完全に主役であるはずの皆さんが脇役というか……エキストラになってますよね(笑)。

YOANI1年C組 『おじさん』
YOANI1年C組 『おじさん』

掛川渚:with 1年C組みたいな。

石川凜果:そこは一波乱あったんですよ。私たちはwith 1年C組になることとか『おじさん』でデビューすることとか、やっぱり抵抗があって。

--普通はそうです(笑)。

石川凜果:アイドルになりたくてなった訳だから、もっと可愛い“恋”とか“夢”とかを歌うのかなと思っていたら『おじさん』だったので。でも「このCDを出す」とみんなが覚悟を決めたときにひとつ成長したというか、一皮向けたというか……

神木乃栞里:乗り越えたよね。

石川凜果:それこそ今までは「ステージで歌えるようになりたいなぁ~。アイドルになりたいなぁ~。ふわふわ~」って感じだったんですけど、そこから「これでやっていくしかない」って(笑)。

神木乃栞里:腹を括った。

安里唯:どう『おじさん』をよく見せるか、この曲をどうパフォーマンスしたらウケるか、すごく考えました。やるしかないと思って。

YOANI1年C組 『おじさん』 振付  全員Ver
YOANI1年C組 『おじさん』 振付  全員Ver

石川凜果:歌はもうこの曲で決定だから「じゃあ、ダンスを頑張ろう」とか「表情を頑張ろう」とかそういう工夫も生まれて、結果的に1年C組らしいデビューシングルになったんじゃないかなと思います。

--今回のインタビューに向けて、この曲の世界観を理解しようと何度も聴かせて頂いたんですけど……

一同:ありがとうございます(笑)!

石川凜果:切実にありがとうございます。

--「おじさん おじさん 私の名前を知ってるかい? 私はあなたの心だよ」「私はあなたの涙だよ」「私はあなたの魂よ」となかなかぶっ飛んだ曲になっていますが、これはYOANI 1年C組の皆さんが世のおじさんにとっての心であり、涙であり、魂である。ということなんでしょうか?

石川凜果:はい、そうです。

安里唯:「私たちがついてるよ!」みたいな。

杉山風花:聴けば聴くほど良い曲だと思いますよ。

石川凜果:スルメ曲。噛めば噛むほど!

杉山風花:頭から離れないのがいちばんのポイントだと思います。

--ただ、2番になると「おじさん おじさん 私の名前を知ってるかい? 私はあなたの子供だよ」「あなたは私のとうさんよ!」と、なんかとんでもない展開を見せます。

掛川渚:別に複雑な家庭環境という訳じゃないんですけど(笑)。

安里唯:「私がそばにいるよ」みたいな。

--こうなると、僕もおじさんですから、皆さんが僕の子供であり、僕はみんなのとうさんということになる訳ですが、そう捉えて問題ないんでしょうか?

代々木アニメーション学院プロデュース初のアイドルグループ! YOANI 1年C組『おじさん』インタビュー
▲左から:森崎りな/石川凜果

石川凜果:「父親のような存在だよ」っていう。

杉山風花:母なる大地的な。

--『おじさん』の例えに母が出てくるとよく分かんなくなります(笑)。

石川凜果:あしながおじさん的なサムシング。

--要約すると、YOANI 1年C組のターゲットはおじさん?

真城まゆ:歌詞の内容的にはおじさんなんですけど、世の中の頑張っている人みんなへの応援ソングなので、対象はお兄さんでもお姉さんでもおばさんでも子供でもあるんです。

--あと、皆さんは、代々木アニメーション学院発のアイドルグループですが、同じく代アニからは指原莉乃(HKT48/AKB48)プロデュースの声優アイドルグループ・=LOVE(イコールラブ)がデビューしますよね。これは結構な脅威なんじゃないですか?

指原莉乃、プロデュースしたアイドルユニット「=LOVE」お披露目
指原莉乃、プロデュースしたアイドルユニット「=LOVE」お披露目

真城まゆ:負けるつもりはないです。

神木乃栞里:超えられる存在になりたいです。

掛川渚:そもそもこっちが先なので。

石川凜果:ピリピリしてる(笑)。でもこっちに居たほうが良かったなと思わせられるぐらいの存在になりたいですね。

--指原さんは、=LOVEに関して「(AKBに)いつかは並ぶ、または超えるようなグループにしたい」と仰っています。そこでお聞きしたいのですが、YOANI 1年C組はどんなグループを目指しましょう?

ゆいかおり「Ring Ring Rainbow!! (LIVE RAINBOW CANARY!!ver.)」
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石川凜果:1年C組は、私が思い描く声優アイドルユニットとは全く違うグループなんですよ。私の中で声優アイドルユニットと言えば、ゆいかおりさんとかTrySailさんとかi☆Risさんとかのイメージなんです。でもその方たちのようになれるとは思わないので、新ジャンルを確立していきたいなとは思いますね。どうしても声優ユニットにはしたいので、個人が声優のお仕事を取って、個々も活躍しているけど、みんな揃ったらもっと凄いと思われるユニットにしたいなと思っています。

森崎りな:みんながいろんな方面で活躍していって、アイドルとしても凄いグループになりたいです。いろんなアイドルグループさんを超えられるよう存在になりたい。アイドルっておじさんに限らず男性ファンが多かったりするんですけど、同年代の女の子とかお母さん世代の方とかたくさんの人に愛されるグループになりたいです。

神木乃栞里:このグループのメンバーって目指すものも違えば、持ってるものも全然違うし、本当にビックリするぐらい性格もバラバラで、本当にまとまりのないグループなんですよ! でもライブをするとなんとなく良い感じにまとまりはするんです。それをいろんな仕事でも出していけたらいいなと思うので、声優を目指す人は声優を目指せばいいし、舞台をやりたい人は舞台をやればいいし、2.5次元とか歌とかいろいろやりたいことがあるならそれを大事にすればいい。でもギュッとなったらバッとなる感じのグループになれたらなと思います。

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真城まゆ:私の思い描く声優アイドルさんは『ラブライブ!』のμ'sさんなんです。なので、ライブも何度も行って、東京ドームのファイナルライブも行ったんですけど、μ'sさんたちって最初は雑誌の企画から始まったグループで、それがどんどん大きくなってアニメ化して、スマホのゲーム化して、いろいろ媒体が大きくなって、紅白も出たり、Mステも出たり、最後は東京ドームでライブが出来るって……今までのアニメ業界というか、声優アイドルという枠を超えた凄いものだったなって思うんです。だから私たちもあわよくば、出来ることならそういう風にいろんな人の目に触れてもらえるような……MステとかFNS歌謡祭とか紅白とかに出れるような存在になりたいです。以上、真城まゆでした。

杉山風花:1年C組は声優アイドルという肩書きがついているので、やっぱり声優としての仕事も出来て、アイドルとしての仕事も出来て、それこそ『ラブライブ!』みたいなアニメのタイアップとかももらえるぐらい、どんどんどんどん日々大きくなっていけたらなと思っていて。あと、私は争いごとが好きじゃないので、みんなにとって平和な場所になれたらいいなと思っています。で、個々が強いので、アイドルや声優という枠じゃなくて「この人が好き」って人間性を好きになってもらえるようなグループに出来たらなと思います。

安里唯:私の野望はアニソンです。私自身もアニソンにツラいときとか励まされてきたので、やっぱり野望はアニメタイアップ。最初は「ずっとソロでやっていこう」と考えていて、ソロのオーディションもいっぱい受けていたんですけど、いろいろやっていくうちに「ユニット、めっちゃ楽しい!」と思ってユニットのオーディションも受け始めたんですけど、とりあえずみんなでアニメソングが歌いたいです! アニソンタイアップを狙いたいです! あわよくば、ソロデビューしてアニソンが歌いたい(笑)。とにかくアニソンが歌いたいです。それに尽きます。

掛川渚:私は、メンバーとの何気ない会話の中で「それいいな」と思ったことなんですけど、例えば、メンバーみんなが1日オフの日があったとして、みんなでテーマパークとか行ったときに「え、待って待って! あれ、YOANI 1年C組じゃない?」って周りが騒ぎ出すぐらい有名なグループになりたいです。

--では、最後に、YOANI 1年C組を代表して石川さん。これからファンになってもらいたい皆さんにメッセージをお願いします。

石川凜果:良い意味でも悪い意味でもルールがないユニットなので、皆さんも自分の好きなように応援してもらいたいなと思います。あと、アイドルファンと声優ファンの方って意外と仲良くなかったりするじゃないですか。でもその壁を超えていろんな人に愛されるグループになりたいと思っているので、曲はちょっとヘンですけれども(笑)、個性豊かなメンバーがたくさんいるので、ぜひ一度でもライブに来て頂いたりとか、SNSをチェックして頂いたりとか、それで私たちのことを深く知って頂けたら好きになってもらえると思うので、今のうちに、有名になる前に、YOANI 1年C組のことをチェックして頂きたいなと思います!

Interviewer:平賀哲雄
Photo:山田秀樹

代々木アニメーション学院プロデュース初のアイドルグループ! YOANI 1年C組『おじさん』インタビュー

YOANI1年C組 『おじさん』17.5.23LIVE
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