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鬼龍院 翔(ゴールデンボンバー)インタビュー



鬼龍院 翔(ゴールデンボンバー)インタビュー

 新曲「#CDが売れないこんな世の中じゃ」をQRコードで無料配布するという斜め上の企画を行い、ファンのみならず世の中に大きなインパクトを与えたエアーバンド・ゴールデンボンバー。その企画を考案し、実施までを先導したのがVo-karuの鬼龍院翔だ。彼がどんな思いでこの無料配布を行ったのか、さらに彼が考えるいまの時代の“ヒット”とは?全曲の作詞作曲も手掛けるバンドのフロントマンは何を見ているのかをじっくり聞くことができた。

過去のCHART insightについてのインタビューはこちらから>>>

大きなマイナスはない、いいパフォーマンスじゃないかと思って

−−最新作『#CDが売れないこんな世の中じゃ』は、どのような経緯やコンセプトで生まれたのでしょうか?


▲『ローラの傷だらけ』

鬼龍院:そもそも僕がバンドを始めて、事務所に入ってCDを何枚かリリースして感じていたのが、「ファンの方に何枚もCDを買わせて申し訳ない」という気持ちだったんですね。あと、初めてCDセールスランキングで1位を獲った時も大規模な握手会をやって、ファンの方が同じCDを何枚も買ってる上で成り立った1位だったのでなんか嬉しくなかったんです。買ってくれた人への感謝として握手をするというのは全然良いんですけど。でもなんだろう。音楽を売るって、ミュージシャンってこんなものだったっけなって、なんかもやもやがあったんです。けどいまの時代、そうしないといけないという流れもわかっていて。そんな中、事務所と僕の関係がすごく悪くなってしまったんです。それで「言うことを聞いてくれないんだったら事務所辞めます」という状況に僕自身がしまして。そして、「次のシングルは、特典や握手なし」という形にしました。一応、僕のスピリットはミュージシャンらしく(笑)。特典に頼ったまま、ランキングに入っても嬉しくないというもやもやをどこかで解消したかったんでしょうね。でも会社としては、そんな売り方をしてもしょうがないんですよ。売り上げが下がるだけですし。だからこれは、ミュージシャンがわがままを言うしかできないことなんです。それを半ば脅迫するような形でやらせてもらって。でもそこからいろいろなものが見えてきました。その前まで連続で1位を獲っていたんですが、その特典なしのCD『ローラの傷だらけ』は1位じゃなくて、2位だったんです。でも、その時の2位の方が、握手会で獲得した1位よりも全然嬉しかったんですよね。

−−その経験があって、今度は違う形でやってみたいという気持ちがあったということですか?

鬼龍院:そうです。僕は“CDを無理やり売る”ということから解き放たれたんです(笑)。1度、極端に“特典なし”ということをやったら、ファンとバンドの関係も良くなると思ったんです。「複数枚買うのは大変」って思っていたファンの方が、いきなり特典を極端になくされると、どこか寂しく感じる部分があったりすると思います。だから、特典がなければいいということではなく、1度そこでファンもミュージシャンも何を感じるかっていうことをお互い感じてもらって、「じゃあこの特典だったら嬉しいよね、ファンもミュージシャンも」というものを付けていこうってなりました。

−−それで思いついたのが今回のQRコードという方法?


▲『#CDが売れないこんな世の中じゃ』

鬼龍院:そうですね。CD発売を自分でプロデュースするようになってきまして。ファンの方が、発売日を楽しみにできるようにしたんです。例えば、CDに3曲入っていたら、1曲目はMVで早めに公開しておいて、2曲目はサビくらい聞ける。でも3曲目はタイトルしかわからなくて、どこにも音源を出さないとか。だから、CD発売日でどんな曲なのかわくわくする楽しみを取っておく。そんな感じでいろいろとわがままを言わせてもらえる環境を整えました。そんな中、シングルを発売するつもりはなかったんですけど、『ヒットの崩壊』という本を読んだんです。いつもどんな形でCDを売るべきなのかを考えていて、その本には音楽がどんどん無料になっていく流れが海外ではできていると書いてあって、「あ、日本もこうなるんだな」って思ったんです。でも、まだ日本ではその認識はないなとも思って。CDを売って入ってくるお金って少ないし利率も悪いし、そこにしがみついていてもしょうがないなと思いました。そんな時に、日本はまだCDを売らないといけないと世の中が思っているうちに「無料でくれてやるー!」ってぶちまけていたら、それはたいそう面白いんじゃないかと考えたんです。「そんな大事なもの無料にしちゃだめだよ」って世間は思うかもしれないけど、実はこっちはあまり被害がない。衝撃的に映るけど、こちらには大きなマイナスはない、いいパフォーマンスじゃないかと思って。すぐにマネージャーに「歌っている途中にQRコードを出して、その曲を無料ダウンロードさせるっていうのを思いついたんだけどできるか確認してください」って言って。

−−すごい企画ですよね(笑)。

鬼龍院:「できれば『ミュージックステーション』がいいです」っていうことも伝えました。生放送でゴールデンタイムの歌番組は『ミュージックステーション』だけですし。そうしたら、マネージャーから「できる」って連絡が入ったので、「じゃあ、曲を書く!」ってなって、そこから曲作りました(笑)。

−−企画が先行して曲が出来た形だったんですか。ではタイトルはそこから考えたんですか?

鬼龍院:いや、タイトルはそのパフォーマンスを思いついた時にすでに頭に浮かんでいました。「CDが売れないこんな世の中じゃ」っていうタイトルだったらわかりやすくてウケるなって(笑)。

−−なるほど(笑)。私は『ミュージックステーション』を見ていましたが衝撃的でした。その後のバズり方もすごかったですね。

鬼龍院:でも、僕が少し計算できていなかったのは、CD発売ってもっと事前にテレビ局やラジオ局に情報を出しておかないといけないんだということです。今回は情報をかなりシャットダウンしていました。でも、1か月以上前から情報を出しておかないとゲストに呼んでもらえない(笑)。

−−情報がないとメディアの人間も声掛けにくいところはありますね。

鬼龍院:そこは難しいんだなと思いました。驚いてもらわないといけないので、本当に情報を出さなかったんです。だから全然ゲストとかインタビューとかなくて。でも、なんでリリースタイミングにこだわるんでしょうかね。それもおかしいと思うんですよ。発売から半月経っていても別にいいじゃないかと。というか、発売前に出るほうがダメだと最近僕思うんです。例えば『ミュージックステーション』は毎週金曜日ですけど、発売から3日後の金曜日に出るのが1番いいと思っていて。

−−すぐそのCDを買えるから。

鬼龍院:そうです。あとすぐにダウンロードできるようにしないといけないとも思っているんです。金曜日に番組に出て「来週水曜日から手に入れられる」ってなったら、それまでにいろいろな情報を見るから、CDを買う気がなくなってしまうと思うんです。見た瞬間にその物にアクセスできるということをすごく気を付けていますね。

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何が嬉しいかでヒットの形が決まる

−−このQRコードの企画、ファンの反応はどうでしたか?

鬼龍院:喜んでくれていました。「やっぱり予想つかないね、面白い」とか「やっぱり何やるかわからないから面白い」って言ってくれています。

−−これまで試行錯誤を重ねてきた過去があるから、今回の企画をファンの方が喜んでくれたと思います。では、他のメンバーには相談したんですか?それとも自分で決めたことを伝えたのでしょうか?

鬼龍院:今回は相談していません。メンバーもたまに情報をもらすので(笑)。

−−(笑)

鬼龍院:その情報を知っている人が多ければ多いほどリスクだと思ったので、今回は悪かったんですけどメンバーにもぎりぎりまで情報を伝えませんでした。でも、ファンがどう思うかなって思ったときは相談しますね。「こんな売り方どうだい?」っていうのは相談しますけど、音楽に関してはもちろん何も相談しません(笑)。

−−音楽はそうですよね(笑)。伝えたときのメンバーの反応は??

鬼龍院:たしか…、「ふーん」って(笑)。でも歌広場くんは「話題になりそうですね」みたいなことを言ってくれたような気がする。

−−それくらいなんですか!?(笑)

鬼龍院:そうそう(笑)。

−−意外と反応が薄くて驚きました。では、歌詞はすぐ浮かんできたんですか?

鬼龍院:歌詞は難しかったんです。実際、CDが売れないバンドマンの気持ちを書いても、テレビを見ている人は「知ったことじゃない」っていう感じじゃないですか。最初に歌詞を書いたときに、事務所の会長から「ミュージシャンの内情を歌いすぎないで、どこか共感できる部分が欲しい」と言われて。「確かにそうだな」と思いましたね。ただ単に音楽業界のコアな話を書いてもしょうがないなというか、それはポップじゃないし大衆向けではない。どこか共感できる部分を入れないとなと思って、あまり共感できないかもしれないけど「何故花は枯れる?」って入れたんです。少しテーマを広げたというか。

−−含みを持たせたイメージですね。

鬼龍院:少し芸術的に見せたというか。こんなものがないと、ただ単に音楽業界の狭い話でしかないので。なので「何故花は枯れる?」とか、そんな突拍子もないことを入れておくことによって、漠然と社会に悩む人を取り込もうとしました(笑)。

−−いろいろな悩みを持っている人たちに共感してもらおうとしたんですね(笑)。

鬼龍院:「私は音楽業界のそんなことわからないよ」っていうのを防止しておいたというか。広いことを歌っているんだよっていう(笑)。




−−なるほど、そのあたりを上手く消化できたんですね。少し話が戻りますが、『ヒットの崩壊』を読んだとおっしゃっていましたが、感想を教えていただけますか?私たちのチャートのことも載っています。

鬼龍院:すごく勉強になりました。この本を読んでいくつかアイデアが浮かんで…。あ、でも手の内は明かさないですよ(笑)。

−−そうですよね(笑)。

鬼龍院:ミュージシャンをやっていて、CDが売れない時代だということは漠然とわかっていたんですけど、これを読んで明確に見えました。やるべきことがわかりやすくなったというか。CDとライブとどう関わっていけばいいかって、なんとなく知っているだけだったものをわかりやすく書いてくれています。テレビの歌番組を作っている人のインタビューもあったりして、読みながらも自分でもいろいろと考えるじゃないですか。最近のテレビの歌番組は、ネットで流行ったものをやるんだなとか。テレビから流行るんじゃないんだとか。その例が「PPAP」かなと。いまの時代、狙ってヒットを出せる人ってなかなかいないと思うんですよね。秋元康さんしかいないんじゃないですか?だから「景気がいいのはAKBだけだな」って思いましたし、歌詞にも入れました(笑)。

−−『ミュージックステーション』でAKB48のメンバーが苦笑いしていたのは面白かったです(笑)。

鬼龍院:そのフレーズを歌詞に入れるのは、秋元さんにお許しをもらいました。なので、むしろ同じタイミングで番組に出れてよかった。でもちゃんと本番前に「今日ちょっといじらせていただきます」っていうことは言いました。

−−そこはしっかりやっていたんですね(笑)先ほど、「ヒット」という単語が出てきましたが、鬼龍院さんにとってヒット曲とはどんなことだと思っていらっしゃいますか?

鬼龍院:ヒット曲は、やっぱりみんなが歌えることですよ。もうCD枚数だとは今の時代誰も言わないと思うんですよね。

−−みんなが歌える曲って、昔と比べると少なくなっていますよね。メディアが多様化したっていうのも原因の1つだと思います。90年代まではテレビがメインでしたけど、いまはYouTubeやTwitterなどがあって、どこから火がつくかわからない。CDだけではヒットが見えにくくなっているのは、私たちもデータを見ていて思います。

鬼龍院:みんなが知っているものこそヒットだと思います。局地的に流行っていてもヒットとは言えないし。例えばCDを500万枚売ってもみんながその曲を歌えなかったら、その曲は、いまの時代だとヒットとは言えないと思います。例えば「女々しくて」みたいにカラオケでたくさん歌ってもらうとなれば、商業的には印税などでヒットとも言える。でもカラオケで歌われなくても、例えば小学校や中学校とかの体育祭で流れて、みんながその曲に合わせて踊っていて、他の学校でもやっていたらそれもヒットだと言えると思う。だから、会社としてはお金になるのがヒットかもしれないけど、一般の人からすると、体育祭でみんなで踊っているのがヒットだと思いますし。ミュージシャンの立場から言うと、何が嬉しいかでヒットの形が決まると思いますね。




−−なるほど。

鬼龍院:ミュージシャンが“何をヒットとするか”というのは、“たくさんの人に浸透しているかどうか”だと多くの人が考えていると思います。でも90年代は違ったと思うんですよね。オリコンの枚数がイコール浸透しているだったから。いまのミュージシャンはそんなこと毛頭考えないと思いますよ。僕が「ヒットしたな」と思った瞬間の話なんですけど、あるテレビ局から出る時に車の窓際に座っていて、そのとき次の仕事もあるからフルメイクで窓を開けていたんです。その時に大学生くらいの男の人が4人くらい歩いていて、僕を見て「あれ?」ってなっていて。それで僕が「女々しくて女々しくて」って言ったら「うぉー!!!」って喜んでくれて(笑)。その時は「ヒットしているなー」って思いましたね(笑)。

−−それは思いますね(笑)。

鬼龍院:「ゴールデンボンバーです」と言うのもいいんですけど、「あ!」ってなっている時に、「女々しくて」って答えを言ったらすごい喜んでくれたのが「浸透しているなー」って強く感じましたし僕も嬉しかったです。

−−いままで自分たちのことを知らなかった人からのリアクションは嬉しいですよね。

鬼龍院:4人くらいの中の1人だけが「うぉー!」ってなるんじゃなくて、みんなで「うぉー!!!」ってなってくれて。それって浸透しているってことじゃないですか。

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ミュージシャンが上手くチャートを利用するべき

−−では、今後も世の中に浸透していくようないろいろな企画を考えていくんでしょうか?

鬼龍院:もうヒットは半ばあきらめにはなっています。「ヒットさせよう」と考えすぎて、ファンをないがしろにしては絶対いけないんです。まずはファンが喜んでくれて、楽しんでくれるようなリリース方法や発表の仕方、提供の仕方を考えます。僕たちはファンがあってなので。いまですらCDはファンしか買わないものなのに、ファンすら買ってくれなくなってはダメだというか。そうなったら、二兎を追う者は一兎をも得ずで。なので、ファンのみなさんに楽しんでもらって、なおかつバズったりヒットもしたらいいなと。なので、ヒットを1番に僕は考えていなくて、今いてくれているファンの方が喜ぶことを1番に考えていて。それでいて、話題になるといいよねっていうことで、今回の無料配布を企画しました。だから、無料配布って発表したときにファンは「え?無料で配布しちゃうの?」って思うと思ったんですよ。だからそのケアもだいぶ考えたんですよね。

−−例えばどんなことを?

鬼龍院:今回「3曲入りです」と発表をしていて、1曲目を歌ったと思ったら、もう無料で世の中にばら撒いてしまうじゃないですか。だからファンの方は、CD発売の日に3曲手に入る楽しみがあったのに2曲になってしまうんですよね。でも、「実はもう1曲ありますよ」って発表しました(笑)。だから3曲買うわくわくはそのまま。

−−なるほど。

鬼龍院:僕はCDはファンの方が買うものだと思っているんですね。そのファンの方の購買意欲すら削ぐようなマネはしたくないなって思っています。

−−ケアっぷりがすごいです(笑)。

鬼龍院:ファンの方を第一に考えつつ、やりたいことをやり、驚かせることも好き。今回の企画をやってみて、ファンの方も騙されたけどそれを楽しんでいるみたいな、いい関係になってきたと思っています。そのいい関係を築けたのは、特典なくしてみたりとか、わりとまっすぐやってきたから、ファンの方もだんだんと理解してきてくれたという土台があってのことだと思うんですよね。

−−そんな関係を築けているバンドってそんなにいないんじゃないですか?

鬼龍院:まずいないと思います。だってやっぱり複数枚売りしないといけない状況ですもん。でも僕は、CDセールスランキング1位獲ったり、上位に入ったことによって入ってくる仕事とかを得た人は、次のCDもファンの方に複数買ってもらうようなことはやめるべきだと思います。ファンの方は、CD買ってそのお金がアーティストの活動資金になっていると思っているのがズレなんです。全然そんなことないのに。それって関係性的にお互いにとって良くない。だから、1回ランキングに入るためにその時は複数頑張って買ってもらって、そこで自身の最高位を獲って。それ以降はファン限定グッズとして売っちゃっていいと思うんですよね。

−−CDは1つのグッズとして。

鬼龍院:そうです。だから、次も次もって複数売りをやって、ファンも頑張って頑張って買う。アーティストの支えになっていると思って買う。でも、CDは特に利率が悪い。ライブグッズとかライブ収益とかよりもだいぶ利率が悪いのに頑張ってもらっている。それって誤解じゃないですか。その誤解を解かなきゃって思うんですよね。でも、こんなことを言うのはミュージシャン的にかっこ悪いみたいなので、みんなは言わないけど僕は言います(笑)。それを消費者のみなさんが理解していったら、どんなアーティストとファンの関係も、より良いものになっていくはずなんです。そこが少しでも広まったらいいなと思っているので、僕がきっかけになってくれたら嬉しいですね。

−−では、CDは最終的にはなくなってしまうと思いますか?

鬼龍院:音楽がデータになってしまうとなかなか愛着がわかないというのはあると思います。好きなアーティストの曲を、データで買ったのとCDで手にしたのだと思い入れや愛着が違いますし、たぶん再生回数にまで影響するんですよね。物理的に手にするかしないかは大きな違いだから、CDはたぶんなくならないかと。

−−CDがまだこんなに売れるっていうのは日本独自です。海外はストリーミングがメインになっています。

鬼龍院:90年代が良すぎたんですよ。なのにそれが当たり前と位置付けられてしまったから、別の文化が浸透するのが遅い。一般の方は仕方ないですけれど、ミュージシャンは冷静に世の中の流れを見ていかないとダメだと思う。

−−ストリーミングなどに新しい取り組みに積極的になった方がいいと考えていらっしゃいますか?

鬼龍院:あれはタイミングですね。ストリーミングで聴けることによって、1枚はCDを買おうと思っているファンの気持ちを奪うことになりかねない。無理やりCDを買わせたいわけではなくて、CD買ったら買ったで喜びはあるし。僕はただCDを複数売るのをやめたいだけで。だから、これからもファンの方には1枚CDを買ってもらうシステムを続けていこうと。

−−CDリリースをやめるのではなく、その方向で継続していくと。


▲『オニカバー90's』

鬼龍院:今後CDは「ギフト」と呼ぼうと思っていて。例えば結婚式のご祝儀とかって、振込みじゃダメじゃないですか。その感覚です(笑)。

−−新しい考え方ですね(笑)。

鬼龍院:物理的にあるっていうのがCDの強みだと思うし、キラキラしていてかっこいいじゃないですか(笑)。

−−キズがないのが嬉しいですよね(笑)。

鬼龍院:その手に取る楽しさは保ちたいですね。ファンの方も1枚はCDが欲しいと思っているはずなので、配信などはファン優先で考えます。すべて配信にしてしまうとファンのテンションも下がることもあると思うので、そこは時代を見て決めたいですね。定額配信がファンの方にしっかり浸透した時期にやるべきだと僕は思っています。すべてはファンを見るべき。ファンの方が僕の世の中なので。それ以外の音楽業界は、表ではこんなこと起きているんだなと頭に入れておくくらい。あと、ファンの方を大切にしていれば、そのちょっと外の人も「あ、ゴールデンボンバーのファンってこんなに過ごしやすいんだ」って思ってくれるはずですし(笑)。

−−過ごしやすいとは?(笑)。

鬼龍院:「隣の区は子育てしやすいんだ」みたいな感覚なんです。僕は、他のアーティストのファンへ無理にアプローチする必要はないと思っていて。自身のファンを大切にしていれば、「あそこのファンって過ごしやすいんだね」っていうことで、僕たちのファンになってくれることもあると思うんです。どのアーティストでも、運営とかグッズとかライブとかなにかしらに不満を持っているファンはいるはず。こっちがまっとうにやっていれば、その堪忍袋の緒が切れたときにこっちに流れてくれると思うんです。いいなと思っている区へ移動する感じで(笑)。

−−その「区」というのがゴールデンボンバー。

鬼龍院:だから“うちの区は過ごしやすい”っていう環境を作る区長みたいなのが僕(笑)。

−−そんな意識なんですね(笑)。では最後に、Billboard JAPANはみんなが聴いている曲はなんだろうっていう目線でチャートを作っていますが、ヒットチャートっていまでも必要だと思いますか?

鬼龍院:正直、必要なくなってきちゃっていますよね。上位に入る意味ってそれで仕事が来るからっていうことだと思いますけど、一般の方が音楽チャートに興味がなくなってきてしまっているんじゃないでしょうかね。昔は、メディアが少なかったからチャートの意味が大きかったと思うんです。みんなが見る番組っていうものがあって、そこで流れていたから。でも、メディアが増えればみんなの興味が分散して、チャートの意味が薄れるのは当たり前ですから。なので、ファンの方は、なぜそのグループがCDを複数売ってチャート上位を狙っているのかを理解してもらえれば、ミュージシャンとの関係が良くなると思うんです。その意味で、ミュージシャンが上手くチャートを利用するべきだと僕は思います。




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また君に番号を聞けなかった
ゴールデンボンバー「また君に番号を聞けなかった」

2010/10/06

[CD]

¥1,543(税込)

女々しくて
ゴールデンボンバー「女々しくて」

2009/10/21

[CD]

¥1,543(税込)

女々しくて
ゴールデンボンバー「女々しくて」

2009/10/21

[CD]

¥1,543(税込)

女々しくて
ゴールデンボンバー「女々しくて」

2009/10/21

[CD]

¥1,028(税込)

剃り残した夏
ゴールデンボンバー「剃り残した夏」

2009/07/29

[CD]

¥2,571(税込)

ごめんね、愛してる
ゴールデンボンバー「ごめんね、愛してる」

2008/07/01

[CD]

¥1,080(税込)

咲いて咲いて切り裂いて
ゴールデンボンバー「咲いて咲いて切り裂いて」

2008/06/01

[CD]

¥1,080(税込)

抱きしめてシュバルツ
ゴールデンボンバー「抱きしめてシュバルツ」

2008/05/01

[CD]

¥1,080(税込)

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