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【#BJMA】2014年ビルボードジャパン・チャート解析/うきたひさこ

【BJMA】特集


3人の歌姫がブームを牽引した『アナと雪の女王』は、
2014年最大のサプライズヒット!


 大人も子供も“レリゴ?♪”の大合唱だった2014年。ディズニー・アニメーションのサントラがこれほど話題を呼んだのは、エルトン・ジョンが参加した1994年の『ライオン・キング』以来、実に20年ぶり。しかも、エルトンのような世界的スーパースターの力を借りずに、楽曲のよさと、日米のキャストの力でケタ違いのヒットを生み出したのだからスゴイ。


 主人公エルサが“雪の女王”となって、氷の城を作り上げる「レット・イット・ゴー」のシーンは、ストーリーの要であり、映像も目をみはるほど美しい。映画公開前から、ディズニーがこの劇中シーンを徹底的に見せるプロモーションを展開したこともあって、「レット・イット・ゴー」が『アナ雪』ブームを牽引し、映画のヒットでまた楽曲が売れるという、理想的な相乗効果になった。

 ブロードウェイの人気作曲家を起用して作られた「レット・イット・ゴー」は、音域の広いドラマティックな楽曲。歌いこなすのは難しいが、サビの部分は小さな子供でも口ずさみやすく、劇場で“みんなで歌おう♪”バージョンが上映される異例の事態に。さらにブームを加熱させたのが、3人の歌姫による3つのバージョンだ。繊細で透明感のある松たか子の日本語吹き替え版は、観客の心をガッチリつかみ、3曲中でもセールス・トップ。英語版オリジナルキャストのイディナ・メンゼルは、その圧巻の歌唱力でラジオ・オンエアを稼ぎ、日本版エンドソングを歌ったMay J.は、歌番組やイベントで積極的に生“レリゴ?♪”を披露したこともあって、SNSでの話題を集めた。3つのバージョンが、さまざまなメディアを通じて露出し続けたことが、さらなる相乗効果につながったのだろう。

 3月の映画公開、7月のブルーレイ/DVD発売と、すでに2度のピークを迎えている『アナ雪』だが、2015年には東京ディズニーランドでのスペシャルイベントが控えている。ブームはとうぶん収まりそうにない。

BJMA2014


プロフィール写真

うきたひさこ エンターテイメントライター。放送作家として、数多くのラジオ番組の制作に携わるとともに、映画・音楽・ミュージカルなどエンターテイメント全般にわたって、雑誌や公演パンフレットなどに寄稿。特にディズニー映画には強く、『アナと雪の女王』を始めとする映画のパンフレットやサントラ盤のライナーノーツを執筆したほか、CD全集の選曲・監修・解説も手掛ける。

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