2020/09/20 14:00
9月21日付のBillboard JAPAN “Top Albums Sales”で、あいみょんの『おいしいパスタがあると聞いて』が122,708枚を売り上げ2位を獲得した(集計期間2020年9月7日~2020年9月13日)。
本作は、前作『瞬間的シックスセンス』から約1年半ぶりとなる、あいみょんの3作目のフルアルバムで、アニメ映画『クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』の主題歌「ハルノヒ」や、アニメ映画『空の青さを知る人よ』主題歌「空の青さを知る人よ」、TBS系ドラマ『私の家政夫ナギサさん』の主題歌「裸の心」などが収録されている。
ここではSoundScanJapanのデータを用いてあいみょんのフルアルバム3作の売上を比較してみる。グラフ1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/92480/2 )は1st『青春のエキサイトメント』、2nd『瞬間的シックスセンス』、3rd『おいしいパスタがあると聞いて』の初週の売上を示している。グラフからはアルバムを出すごとに劇的に売上が伸びていることがわかる。
2017年9月に発売された1stアルバム『青春のエキサイトメント』には「愛を伝えたいだとか」、「君はロックを聴かない」などの楽曲が収録されているが、その売上から一般的な認知度はまだそれほど高くなかったと思われる。2ndアルバム『瞬間的シックスセンス』ではその状況は一変し、発売初週に59,668枚を売上げる大躍進を遂げる。2ndアルバムが発売されたのは2019年2月で前年の年末に紅白歌合戦初出場を果たした後のこと。この頃にはファンがデジタル環境で音楽を購入する層から、CDを購入する層にも拡大したことがわかる。
そして今作、売上はそこからさらに倍増するが、前作と比較すると目立ってECの比率が上がっている。これはコロナ禍の影響でEC利用が増えたためと考えられ、今作というよりは今年の特徴ともいえる。また、実店舗での売上だけに注目してその比率を比べたのがグラフ2(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/92480/3 )だ。前作と今作で地域別の内訳比率がほとんど変わっていないことがよくわかる。もともとデジタル分野に強くファンの居住地による偏りが発生しにくかったこと、ライブやイベントに出向くことも難しい現状で地域差が拡大する機会も少ないことが伺える。
今回は発売初週同士での比較を行ったが、長期間売れ続けるのもあいみょんの特徴だ。固定ファンだけでなく幅広い層に購入されているからだ。現在のところ前作『瞬間的シックスセンス』の累計売上は219,736枚。発売初週には前作の2倍以上を売り上げた今作、どこまで売上を伸ばせるか、今後の動向に注目したい。
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