2018/06/27 12:10
1959年の発足以来一度も変更されていなかった【グラミー賞】の主要4部門のノミネート数が増えることになった。2019年の【第61回グラミー賞】から実施される。
同賞の発足以来、引き分けの場合を除いて必ず5つだったノミネート数が、<年間最優秀レコード>、<年間最優秀アルバム>、<年間最優秀楽曲>、<最優秀新人賞>(第2回から創設)の4部門で8つに増やされる。他の80部門は変わらず5つで据え置きとなる。【グラミー賞】を主催するナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンス(NARAS)全会員により投票で決定される、“ジェネラル・フィールド”と呼ばれるジャンルで制限されない部門へのエントリーが多いことを反映させたものとみられる。
投票の第1ラウンドではこれまで通り一般会員が各部門で5つのノミネート作品/アーティストを選考する。選ばれた中から上位20ノミネーションをNARASの審査委員会が8までに絞り込み、最終選考で受賞者が投票で決定される。票の格差はない。
今回発表された変更点はほとんどが部門の定義を調整または明確にするというものだったが、<最優秀コンピレーション・サウンドトラック・アルバム>部門で音楽監督もノミネートされる資格が与えられたことや、<最優秀ヒストリカル・アルバム>部門でレストレーション・エンジニアに資格が与えられたことなども含まれている。
また、<最優秀映像作品楽曲>部門で、10月1日から9月31日までの本年度期間内にリリースされた楽曲が収録されたサウンドトラック・アルバムが翌年にリリースされた場合、その楽曲が本年度にどの部門にも提出されなかった場合に限り翌年の【グラミー賞】への提出が認められることになった。
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