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松永大祐(株式会社松永建設・社長)×シンガー・高橋美之『BLOOM』発売記念対談インタビュー



松永大祐(株式会社松永建設・社長)×シンガー・高橋美之『BLOOM』発売記念対談インタビュー

 創業60周年を迎える株式会社松永建設の社長である傍ら、真心ブラザーズのメンバーと学生時代に対バンした経歴も持つミュージックラバー・松永大祐。そんな社長と運命的な出逢いを果たし、同社が立ち上げた音楽プロジェクトやYouTubeチャンネルの中心人物となっているシンガー・高橋美之。このふたりが如何にして意気投合し、前代未聞となる建設業界と音楽業界のクロスオーバーを成し、何を届けんとしているのか。ぜひご覧頂きたい。

Interviewer:平賀哲雄|Photo:Initial-h

大学生時代の真心ブラザーズの方々も同じ楽屋にいたりして

--どのような経緯で松永建設の社長とシンガーがタッグを組み、音楽プロジェクトを立ち上げることになったのか。その経緯から教えて頂いてもよろしいでしょうか?

高橋美之:出逢いは、私が2018年に開催したソロデビュー10周年記念ライブですよね。そこで初めてライブを観て頂きまして、それがきっかけで一緒に音楽をやろうとお声掛け頂いたんです。


▲松永建設2021 CM

松永大祐:そのときに美之ちゃんのバックで演奏していたのが、彼女をプロデュースしていた青木繁男さんや今回のアルバム『BLOOM』(2023年1月28日配信リリース)にも作詞作曲で参加している楠瀬拓哉(dr/ex.Hysteric Blue)さんで、彼らとも意気投合しまして。ちなみに、僕も中学2年生ぐらいから音楽が好きで、大学6年生ぐらいまでバンド活動をしていたんです。

高橋美之:大学6年生(笑)。

松永大祐:当時、大学生バンドのコンテストがあって、2000組のうちの決勝大会の8バンドに選ばれたんですよ。それで渋谷公会堂のステージにも立ったんですけど、大学生時代の真心ブラザーズの方々も同じ楽屋にいたりして。あと、ゲストアーティストとして、ちょうど世に出て来た頃のエレファントカシマシも登場していたことを憶えています。

松永大祐(株式会社松永建設・社長)×シンガー・高橋美之『BLOOM』発売記念対談インタビュー

▲松永大祐

--錚々たるメンツと同じステージに立っていたわけですね。

松永大祐:決勝大会では、松任谷正隆さんが審査員としていらっしゃったりして、すごく良い時代だったんですよね。そんな感じで、趣味の延長線上でバンドをやっていたんですけど、その後もずっと僕の中で音楽は大事なものだったんです。で、地元に岩槻まつりというお祭りがありまして、ウチの会社で野外ステージをつくって、大学当時の仲間たちと年イチでライブをやっていたんですよ。そこにいろんなゲストの方を呼んだりしていて、美之ちゃんや青木さん、拓哉さんにも来てもらったんです。そのうちに「せっかくだから一緒に何かやりたいね」という話をするようになって、どうせやるなら自分の会社のテーマソングを創ってもらおうと。

--なるほど。

松永大祐:それが「BLOOM」という曲なんですけど、会社の経営理念とか自分が考えていることを美之ちゃんたちに話して、それをキーワードとして歌詞にまとめてもらったんですね。建設業って会社にみんな集まっているというよりは、ウチは170人の従業員がいるんですけど、そのうち120人ぐらいはいろんな現場に点在しているんですよ。なので、なかなか顔を合わせる機会がなくて、心配事や問題、不安があってもひとりで悩んだり解決していなきゃいけないことが多いんですよね。それで心が折れて辞めていく若い奴とかもいるんです。だから「ひとりじゃないぞ。俺たちはいっしょだよ。心をひとつにしてやっていこうぜ」みたいな想いを「BLOOM」の歌詞にまとめてもらって。

--ゆえに「BLOOM」はポジティヴな応援歌になっているんですね。

松永大祐:そこからさらに調子に乗って(笑)「どうせやるならアルバムも創ろう」と思って。美之ちゃんが2020年に六本木morph-tokyoでやったワンマンライブの打ち上げで、拓哉さんと「拓ちゃん、曲創ってよ!」「オッケー!」みたいな感じで盛り上がって、僕は昔ながらのロックの人間なんで「やるなら生バンドでやりたい」と青木さんにも話して、素晴らしいミュージシャンの皆さんにも集まってもらって完成したのが今回のアルバム『BLOOM』なんです。建設会社ってものづくりじゃないですか。それと音楽を創っていく過程って似ていて、すごく面白いんですよ。だから会社のテーマソングだけでは飽き足らず、調子に乗ってアルバムまで創っちゃいました(笑)。


▲高橋美之 - Chimney【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

--聞いたことがないですよ、建設会社の社長がそこまで音楽制作に力を入れちゃう話って(笑)。

松永大祐:ちなみに、ウチはテレビ埼玉(テレ玉)さんとお仕事させてもらっていて、本社の増築工事とか担わせてもらっているんですけど、その流れで最初の曲「BLOOM」が完成したときも当社のCMを制作して流させてもらったり、すごく懇意にさせてもらっているんです。で、テレビ埼玉の番組で夏の高校野球埼玉大会を中継しているんですけど、その特番のテーマソングに美之ちゃんの曲を使ってもらったら、情報番組『マチコミ』やいろんなところで「Chimney」(作詞・作曲:楠瀬拓哉)も流してくれるようになったり(笑)、ハライチの岩井さんがMCの音楽番組『ドレスキーとコレスキー』に美之ちゃんを出演させてもらったり、すごく応援してもらっているんですよね。

--着実に輪が広がっていっていると。

松永大祐:そうなんですよ。当社は車のレース(スーパー耐久シリーズ)もスポンサードしていて。それで、そのレース映像と「BLOOM」を合わせた自社のCMをつくったり、今回のアルバムジャケットも筑波サーキットにご協力いただき、貸し切りで撮影したりしたんですけど、僕をレースの世界に誘ってくれた松本さんという方がいらっしゃるんです。その人が「松永さん、音楽大好きだよね」という話から「後輩で良い人いるよ」と、現在の美之ちゃんのプロモーションや会社のマーケティングを担当してくれている服部さんを紹介して頂いて。そこから「自社YouTubeチャンネルのキラーコンテンツをつくろう」という話になって、服部さんや映像プロデューサー、放送作家の方々と一緒にいろいろ考えたんですけど、美之ちゃんの素朴なキャラクターがキラーコンテンツに合っているんじゃないかと。それで、美之ちゃんにウチのYouTubeチャンネル内で『高橋美之の「Song Letters」』という番組のMCを務めてもらって、そのテーマソングである「あいのことば」という曲も完成したんです。


▲高橋美之 / あいのことば

--最初は「松永建設のテーマソングをつくってもらおう」という思い付きから始まったストーリーだったわけですけど、気付けば一大プロジェクトになっていたわけですね。

松永大祐:なので、今回のビルボードジャパンのインタビューをきっかけにしっかり世に発信していこうと!

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安室奈美恵さんのような歌って踊れるシンガーを目指して

--では、そのプロジェクトが動き出すきっかけとなった高橋美之さんのストーリーも掘り下げていきたいのですが、松永社長と出逢うまではどんな音楽活動をされていたんですか?

高橋美之:2004年にアイドルデュオ・リトル☆レンズでCDデビューしたんですけど、実はデュオの前に7人組グループとして活動していたんです。でも、3か月で5人卒業しちゃったんですよね(笑)。なので、デュオという形でデビューしたんですけど、高校時代はすべてリトル☆レンズの活動に費やしまして。解散までの4年間のあいだに全国の学園祭をツアーしたり、いろいろ経験させてもらったんですけど、今でこそ地下アイドルってブームになってメジャーな存在になっているものの、当時はモーニング娘。さんが絶頂期で、それ以外のテレビには出れないアイドル=地下アイドルみたいな位置付けだったんですよね。

--今みたいにいろんなアイドルがブレイクする時代ではなくて、モーニング娘。は売れているけど、それ以外のアイドルにとっては苦しい時期でしたよね。

高橋美之:本当に苦しかったです。ひたむきにメジャーデビューを目指して4年間、秋葉原で路上ライブをやったりもしましたし、シングルやアルバムを出す度に全国でひたすらリリースイベントを続けていたんですけど、なかなか日の目を見ることはなくて。で、最後のほうは「セールスチャート100位以内に入らなかったら解散」みたいな活動スタンスになってきて、それは83位に入って、インディーズでは1位を獲ったんですけど、GyaOのアイドル勝ち抜き番組に「負けたら解散。4週勝ち抜いたらメジャーデビュー」という条件で参加したら、最後の最後に負けてしまって解散しました。

松永大祐(株式会社松永建設・社長)×シンガー・高橋美之『BLOOM』発売記念対談インタビュー

▲高橋美之

--そういうツラい目に遭うと「もう辞めよう」と思う人もたくさんいると思うのですが、それでも「歌い続けたい」という想いは消えなかったんでしょうか?

高橋美之:元々アイドルになりたかったわけではなくって、安室奈美恵さんのような歌って踊れるシンガーを目指して芸能界に入ったんですよね。なので、リトル☆レンズが解散しても「歌手としてずっと歌い続けていたい」と強く思っていましたね。すぐに「ひとりでやっていこう」という気持ちにはならなかったんですけど、何かしらの形で歌い続けていきたいなと。そしたら縁がありまして、結果的にソロデビューすることに……

--そこから10年なんですよね?

高橋美之:そこから10年なんですよ(笑)!

--演歌歌手レベルの下積み期間(笑)。

高橋美之:ハハハハ!

松永大祐:よくがんばった!

高橋美之:まもなく20周年を迎えるので……(笑)。しかも、ソロになってからのほうがツラかったんですよ。ふたりだと悩みや苦しみも分け合えるというか「いっしょに頑張ろう」と励まし合えるんですけど、ひとりだとすべての活動において良いも悪いも自分に返ってくるじゃないですか。アルバムを3枚リリースさせて頂いていますし、いろんなライブに呼んで頂いたりもしましたし、環境には恵まれていたと思うんですけど、ひとりで指針を立てて活動していかなきゃいけないので、何を目指して頑張っていけばいいのか、どこまでやったら自分は納得するのか、分からなくなったりして。それに悩み続けていましたね。その結果、10周年ライブのときは「ここで一区切りつけよう」と心の中で思っていたんですよ。

松永大祐(株式会社松永建設・社長)×シンガー・高橋美之『BLOOM』発売記念対談インタビュー

▲高橋美之/松永大祐

--そこで音楽活動を休止するつもりだったんですね。

高橋美之:その前にもワンマンライブをやっているんですけど、そのタイミングでも「このワンマンライブが終わったら1回休もう」とは思っていたんですけど、休むことも結構苦しくて。ずっと休むことなく活動してきてしまっているので、1か月でも2か月でも活動休止みたいな感じで休んでしまったら、ファンの人たちが離れていってしまうかもしれないじゃないですか。その怖さもあって休めなくて。でも、休まないのであれば、何かし続けなきゃいけない。ライブをやり続けなきゃいけない。お客さんを呼び続けなきゃいけない。CDを売り続けなきゃいけない。なので、ずっと葛藤していたんですけど、さすがに10周年のタイミングで自分を見つめなおそうと思って、それで企画したのが2018年の10周年記念ワンマンライブだったんです。

--ということは、2018年以降の高橋美之さんのバイオグラフィーは今日まで更新されない可能性もあったわけですよね?

高橋美之:大いにあったと思います。

--でも、そのタイミングで運命の出逢いを果たすという。

高橋美之:そうなんですよね!

--そのとき、松永社長は美之さんのライブを初めて観てみてどんなことを感じたんですか?

松永大祐:それ以前の映像を観させてもらったことがあるんですけど、その美之ちゃんは「心、ここにあらず」という印象だったんですよ(笑)。苦しみながら歌っているように映ったんですよね。ただ、10周年記念ライブのときは「もう辞めよう」と思っていたからか、開き直っていたんですよ!

高橋美之:ハハハハ!

松永大祐:だから、ハツラツと吹っ切れた感じで歌っていたんです。しっかり歌わせてくれる拓哉さんのドラムの影響もあったと思うんですけど、すごく良い歌だったんですよね。

松永大祐(株式会社松永建設・社長)×シンガー・高橋美之『BLOOM』発売記念対談インタビュー

▲松永大祐

高橋美之:「またねー!」ぐらいの気持ちでいたんで(笑)。

松永大祐:それが逆に良かったんでしょうね。たぶん、そこでも苦しみながら歌っていたら、あそこまで心に響かなかったかもしれないので。

高橋美之:たしかに迷いは一切なかったんですよ。「今までやってきたものをすべて出そう」みたいな潔い気持ちで歌っていたので。

--それが未来を切り拓く結果になったわけですね。

松永大祐:拓哉さんの場作りが素晴らしくて、そういう気持ち良い環境なら自由に楽しく歌える人だと思ったし、これから10周年ライブ以上に良い歌を聴かせることができると思ったんですよ。結果、今はより自分らしく自由に歌えているんじゃないかと思いますし、僕も自分がやりたかったことを託して表現してもらったり、作品として形にしてもらっているので、すごく嬉しいんです。それを美之ちゃんはもちろん、作品制作をチームでやれていることの喜びがあるんですよね。会社を経営していても「ひとりじゃないから、俺たち仲間がいるから」と思っていて。だから会社のことも「チーム松永」と呼んでいるんですけど、それと同じように彼女と彼女を取り巻くメンバーと創作できることが楽しくて仕方ないんですよ。

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自分が憧れていた世界に足を踏み込むことができた

--美之さんは松永社長と出逢ったとき、そして様々な提案を頂いたときはどんな印象を持たれたんですか?

高橋美之:最初に「すごく良かったよ!」と褒めて頂いて嬉しかったんですけど、「でも、1回休憩しようと思っているんです。すみません!」みたいな(笑)。そしたら「無理せず、もっと自分らしく歌っていける未来もあるんじゃないかな」と言ってくださって。音楽愛もすごく伝わりましたし、真剣にいろいろアドバイスして頂けたので、そこで初めて「自分のペースで歌いたい音楽を見つけていく歩み方だったら、もしかしたら続けていけるかもしれない」と思えたんですよね。あと、会社のテーマソングを歌ってほしいと言われたときは、これまで自分と応援してくれるファンの人たちの為だけに日々ライブで歌っていたんですけど、それとはまた別のところで必要としてもらえていることに新しく歌う意味を見出せたというか、「私に歌手として出来ることがまだあるのかな?」と思えたんです。

松永大祐:エリック・クラプトンとかザ・ローリング・ストーンズとか好きでよく聴いているんですけど、彼らは70代になっても音楽活動を続けていますけど、もはやそれがビジネス以上にライフワークになっているじゃないですか。だから「音楽をライフワークにしよう」と言ったんですよ。「売れる売れない関係なしに自由に歌えばいいし、楽しい仲間と良い曲を創って自分らしく歌えばいいじゃん」って。音楽は本来そういうものだと思うんですよね。それで肩の力が抜ければ、ゴルフや車の運転もそうであるように、どんどん良い音楽を発信していけるようになるんじゃないかと思って。もう20周年を迎えるぐらい歌い続けているんだから、そろそろ気負って歌うんじゃなくて、そういうモードで音楽をやってもいいんじゃないかなと思ったんですよね。

松永大祐(株式会社松永建設・社長)×シンガー・高橋美之『BLOOM』発売記念対談インタビュー

▲高橋美之

高橋美之:すごく広い世界を見させて頂いたんです。今まではライブハウスでとにかく自分が決めたことを必死にやっていく感じだったんですけど、海外のアーティストなんて平気で2,3年休んだりしているし、アルバムなんて何年も出さなかったりする。そういうことも私は知らなかったし、ザ・ビートルズがアルバムごとに全然違う音楽を自由にやっていたことも知らなかったし、そういう話を聞かせてもらっていく中で「私はなんでこんなに狭苦しい感覚で音楽をやっていたんだろう」と気付いたんですよね。「こうじゃなきゃいけない!」なんて思わなくていいんだって、すごく開放的に気持ちにさせてもらえたんです。

--ここまでのお話を聞いていて感じたのですが、美之さんも松永社長と出逢えて新たな世界に飛び出せたし、松永社長も美之さんと出逢えて学生時代からの夢を実現できているわけで、お互いがお互いにとって自己解放のきっかけになっていますよね。

高橋美之:本当にありがたい!

松永大祐:こういう機会がないと、プロのミュージシャンやアレンジャーの方々を集めて、そういう人たちの仕事の場になんて絶対行けないじゃないですか。でも、美之ちゃんたちと出逢ったことによって、自分が憧れていた世界に足を踏み込むことができた。これは本当に良いきっかけを頂いたなと思っています。本来、建設会社の社長なんてやっていたらギターを弾く時間もないし、ライブも出来ないし、だからずっと悶々としていて、ひたすらギターの数だけが増えていってギターコレクターみたいになっちゃって。ただのオタクのオヤジになっていましたよ(笑)。そういう人っていっぱいいますからね。CDの数だけは誰にも負けないとかね。

高橋美之:すごく音楽にお詳しいので、いろんな音楽の世界を教えて下さったんですよね。逆に日々ライブとかやっていると、そんなにいろんな音楽を知る時間もなかったりしたので、そういう面でも社長との出逢いは自分の中ですごく大きかったです。

--ちなみに、2023年で松永建設は60周年を迎えます。それだけ長く建設業を続けてきている会社が、音楽プロジェクトを立ち上げたり、YouTubeチャンネルを開設したりするケースって他にあるんですか?

松永大祐:聞いたことないです(笑)。普通にPRでYouTubeをやっている会社はありますけど、そんなの絶対に誰も観ないじゃないですか。だからウチは自分が面白いと思えて「観たい」と思える番組づくりを心がけているんですよ。僕も撮影の現場に立ち合っているんですけど、めちゃくちゃ面白いんです。これがどう編集されてどんな形になっていくのか、ワクワクしながら参加してますよ。ということは、クリエイティヴなものが好きなんでしょうね。建設業もそうですけど、例えば、中小企業の経営者のオヤジさんが人生懸けて1億とか2億とか借金して工場など建物をつくるわけじゃないですか。そこには並々ならない想いやドラマがあるわけですよ。だから、ただ建設するだけじゃなくて、そのドラマをちゃんと表したいんです。そうした想いもあって「感動創造建設会社」というコンセプトを打ち出しているんですよね。お客さんが感動するものをつくれる会社じゃないとダメだと思うので。


▲高橋美之の「Song Letters」 #1 ~明日への勇気をありがとう~

--なるほど。

松永大祐:そういった想いを伝えるには、ただひたすら品質の良いものをつくっているだけじゃなくて、いろんなアプローチで僕らがやっていることを知ってもらわなきゃいけないし、それは社会的にもそうですし、社員にも「僕たちが創造しているドラマはこういうものなんだぞ」ということを知らしめていかなきゃいけないと思っているんですよね。

--では、最後に、松永社長と美之さんを中心とした音楽プロジェクトの展望、夢がありましたらそれぞれ聞かせて下さい。

松永大祐:時代や環境は常に変わっていく。その中で強い者が生き残るんじゃなくて、柔軟に変化できる者が生き残っていく。これはダーウィンの法則なんですけど、建設業もスクラップ&ビルドを繰り返していく時代から人口マーケットが縮小していく中で「在るものをどう活かしていくか」の時代に変わっていくと思うんです。そういった意味では、時代や環境の変化に応じて我々も変化していかなきゃいけない。そこに伴う我々の想いをどうひとつの音楽で表現していくか。それを美之ちゃんとクリエイターの方々と一緒に考えて、我々の進みたい方向を示すことが出来ればなと思っています。目先の目標で言うと、YouTubeで『高橋美之の「Song Letters」』をひとまず5部作すべて完成させること。あと、その番組の最後に美之ちゃんが毎回カバー曲を歌っているんですけど、カバーアルバムを制作してもいいんじゃないかなと思っています。

高橋美之:私の目標は漠然としてしまっているんですけど、10周年のときと今の心境ってまったく違うんですよ。今は自分が体験したり、経験したことのリアリティー。これから40代、50代、60代と年齢を重ねていくわけですけど、その時々で思うことや考えることって変わっていくじゃないですか。そのリアリティーを歌に乗せて歌い続けていきたいなって。嘘をつかずに、格好付けず、まっすぐに今ある自分をすべて表現し続けていく。音楽はライフワークなので、いずれ声が出づらくなっても、その中で自分が歌いたいことを歌い続けていくことが私の夢ですね。

松永大祐(株式会社松永建設・社長)×シンガー・高橋美之『BLOOM』発売記念対談インタビュー

Interviewer:平賀哲雄|Photo:Initial-h

高橋美之 - BLOOM【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

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