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Special

たむらぱん 『人のいろは』インタビュー

インディーズとメジャーの壁がなくなったことは最近のヒットチャートを見ていても一目瞭然、周知の事実だったりするが、まだまだアンダーグラウンドの土の中に埋もれている才能に溢れた表現者は存在する。なんかのジャンルがブームになったからとりあえず土の上に出てしまったような薄い連中とは違う、ジャンルレス、ボーダーレスな才能が。かなり仰々しいことを書いてしまったが、今回紹介したいアンダーグランドで活動するアーティストは、日本のシーンに革命を起こすとか、○○以上の才能とか、そんな感じのアーティストではない。ただ、印象としては天才。一度頭の中を開いて何を考えたり、想像したりしているのか今一番見てみたい存在ではある。でもって、シニアとか、R-25とか、女子高生とか、子供向けとか、そんなもんを超えちゃう、“みんなのうた”を歌える女の子。その名も田村歩美、プロジェクト(アーティスト)名は“たむらぱん”。

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--今回初登場ということで、色々とお話を聞かせてもらえればと思うんですが、まずは田村さんが音楽に目覚めたキッカケを聞かせてもらえますか?

たむらぱん(以下T):目覚めはあんまり記憶にはないんですけど、自分で曲を作るようになったのは、高校出てからくらいからですね。消去法じゃないんですけど、小さい時から色々となりたいものって変わるじゃないですか。その中で最終的に残っていたのが音楽なんですよね。

--他にはどんなことをやりたかったんですか?

たむらぱん:漫画家とか騎手とか獣医さんとか。あっと言う間に終わったんですけど、能力的な部分で(笑)。

--作詞・作曲を始めるまでの間っていうのはどんな音楽を聴いていたんですか?

たむらぱん:中学とかは歌謡曲じゃないけど、お姉ちゃんが尾崎豊好きだったからそれを聴いたり、お兄ちゃんがX-JAPANを好きだったからそれを聴いたりとか、親がビートルズが好きだからビートルズ聴いたりとか、そういう感じでした。それで、高校入ってからハードロック?NIACINだとか、何かそういうのをバンドでやる人達が多くて、結構聴いてて、で、大学行って今度はブラックミュージック聴いて、今は“たむらぱん”の音をやっているっていう感じなんですけど(笑)。

--メタルからブラックミュージックまで何でも聴いていたんですね。NIACINという名前が今日聞けるとは思いませんでした(笑)。自分で曲とかを作り始めて、最初からシンガーソングライターを目指していた感じだったんですか?

たむらぱん:そうですね、何か自分で作っちゃったら人には歌わせたくない、自分でやりたいっていう感じですよね。

--最初の頃はどんな感じの曲を作ったりしていたんですか?

たむらぱん:初めて曲を作った頃の方が、大人臭いというか、「ジャズとかやると格好良いんじゃないか」とか思ってたので、すごく大人チックな感じな曲が多かった気がするんですけど、でもなんかそれ以降は自分に合った音楽とかが分かってきて。

--詞は最初の頃はどんなテーマのものが多かったりしたんですか?

たむらぱん:今よりも全然考えて書いてなかったから、つじつまが合ってない、面白い言葉だけで作ったりとか、抽象的な表現のみで作るとか、そういうのが多かったですけど、最近は分かりやすさを求めるようになりましたね。人に聴いてほしい意欲が出て。

--歌うことは幼い頃から好きだったんですか?

たむらぱん:そうですね、合唱とかやってましたし。でも、ウチの親が習わせてくれなかったんですよ、好きなのに。習い事とか反対する感じだったんですよね、そろばんとかもダメで(笑)。だから自分で好きなように歌ってた感じですね。

--そんな田村さんがソロプロジェクト“たむらぱん”としてファーストアルバム『ひとりあそび』を2003年12月にリリースするわけですが、それまではどんな音楽活動をしていたんですか?

たむらぱん:ライヴをやったりとか、後は曲を作って。一枚目の方はデモを作って貯めていた中で収録曲を選んだ感じだったんですけど、だからその貯めていく作業というか、デモばかり作っていったんですけど、ひたすら曲を作っていた記憶がありますね・・・忘れてるだけかもしれないけど(笑)。

--そのファーストがリリースされる前から今の“たむらぱん”という名前はあったんですか?

たむらぱん:バンドっぽいのをやっていた時も“ラパン”っていう名前で、「・・・たむらぱん、たむらぱんだ!!」って思って、「私が田村なんでいいな」って(笑)。

--“たむらぱん”っていう名前だとひとりでやっているイメージとか持たれないですよね?

たむらぱん:ないですね。あと、絶対コミックバンドだとか思われたりとかしますね(笑)。

--“たむらぱん”という名前が打ち出されたファーストアルバム、今振り返ると、どんなアルバムだったと思います?

たむらぱん:「私、熱いなぁ」と思いますね。全部にまっしぐら、すごく勢いというか、若さというか、そういうのがある感じですね、客観的に。

--どうでした?初めてのレコーディングは?

たむらぱん:まだ思い出したくない感じですね(笑)。今思えば大したことじゃないんですよ。でもその時はもう一大事だったから。そういう記憶ですね。全部一大事みたいな。

--そのファーストの収録曲とかで今ライヴの定番になっている曲とかってありますか?

たむらぱん:え~と、『万月』とかは今もやってますね。アレンジ変えたりとかしながら。この曲は、「曲を作ろう」っていう意識で作ってないんですよね。だから今聴くと「どうやって作ったんだろう?」っていうところがあって、そういう意味では新鮮な曲。 だから、色んな曲を作る上での素っていうか、そういうちょっと特殊な感じはありますね、自分の中で。

--今まで相当の数のライヴをこなしているとは思うんですけど、ライヴは好き?

たむらぱん:「ライヴはやらなきゃいけないな」っていう、表現する上で。そういうものだと思っているんで。よく生き物だっていうじゃないですか?だから恐いところはありますけど、ライヴは好きでやってますね。

--一番最初にやったライヴって憶えてます?

たむらぱん:ん~とね、憶えてますね。何か、直立不動っていう感じだった気がする。

--どれぐらいやって場慣れしてきました?

たむらぱん:いまだに慣れてはいないんですよ(笑)。でも、「慣れなきゃな」って思ってますね。最初は何か、別に今が分かるとは言えませんが、MCとかも何を言ってるのか分からない感じだったんですよ。ただ、「うんうん」って言って、何について「うんうん」って言ってるのかもわからないっていう(笑)、そういう感じだったんで。最近はちょっとはそういうのは無くなったかな。

--逆に今までやってきた中で一番印象に残っているライヴはありますか?

たむらぱん:ピアノ弾いてやるようになって、ちょっと前から。その時は変な感じでしたね。演奏するっていうのは、また何か違う。色々なものを知ったライヴでしたね。

--田村さんはご自身のCDジャケットのアートワークとかもやっているそうですが、イラスト自体はいつ頃からやっていたんですか?

たむらぱん:これも、さっき言っていた“将来なりたいもの”のひとつだったんですけど、昔から当たり前に描いていて。音楽やると全部出来そうな感じがするじゃないですか、絵も描いて文章も書いて、さらに歌もうたって、演奏もしてみたいな。なので、ついてきたんですよ、絵を描くっていうことが。だから、これもずっとですね。特にキッカケっていうものはなくて。

--『欲しいもの際限無く』のPVとかも全部イラストになっていますけど、あれは全部自分で描いたものを?

たむらぱん:描きましたね~。あれは大変で、ジブリとか本当に大変なんだなって思いました。一枚一枚描いて、移動させてとか。まぁ、もっとすごい技を使っているんだろうけど、ジブリとかは(笑)。

--あれは何カットぐらい描いたんですか?

たむらぱん:ファイル二冊分くらいは描きましたね。しかもペンで細く描くやつだったから、色をバ~って塗るのじゃない分、本当に大変で、「私の職業は?」みたいな錯覚に陥ったりもしつつ(笑)。でも出来てよかったと思いますね。

--1月にリリースされたセカンドアルバム『人のいろは』、このジャケットはどんなものをイメージしながら手掛けたの?

たむらぱん:後付けっていう部分では、今年はトリ年だからこれすごく丁度よかったなって(笑)。最初は何を描けばいいのか分からなかったのでで、「何を描こう」ってなって、「ペンに任せてみよう」と思って線を描き出したらコレ(『人のいろは』のジャケット)が最後にできたっていう。だから、最初に意味を込めて描き出したわけじゃないんですけど、混沌としているというか、よく分かんない感じは出たかなって。

--そんなジャケットもオリジナリティに溢れた『人のいろは』、このタイトルにした理由というか、由来なんかがあったら聞かせて下さい。

たむらぱん:“いろは”っていうのは基本とかそういう意味で、この『人のいろは』っていうアルバムは人の喜怒哀楽が一枚目よりすごく混ざったなって。上がったり下がったり、「人の感情っぽいな」って思って。人の感情とかが基本にあるような感じにしたくて。あとは、「○○の・・・」っていうのを付けると、ヒットするんだって。テレビでやってた(笑)。本当に効果があるかは分かんないけど(笑)。

--今作の制作にあたって、テーマやコンセプトというのは最初から決めて作ったんですか?

たむらぱん:一枚目よりは、ちょっと明るい・・・明るいって言うと語弊があるんですけど、ただ明るいとか、そういうのもやってみたいと思って、そういう曲を選んだりとか。あと、打ち込みですね、自分だけで全部打ち込んだ曲を入れたりとか、生のストリングスを初めて使うとか、「初めてのことをしてみよう」って思って。それも感情表現に役立ったというか、『人のいろは』っぽくはなったっていう感じはしてますね。

--そういう新しい試みがあったからこそだと思うんですけど、一曲目の『シーン』を聴いた時に、「これは!?」っていう、すごい吸引力があったんですけど、自分自身でも完成した時に「すごい曲ができたな」っていう感覚はありました?

たむらぱん:これは出来た時に「いいかも」とは思いましたね。今までの自分の中にない感じでもあったので、そういう意味でも「いいな」って思ってしまった(笑)。

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--当然、僕には田村さんの頭の中を見ることは出来ないんですけど、それでも自分の頭の中にある世界を「忠実に作れた曲なんじゃないかな」って感じたんですけど、実際はどうなんでしょう?

たむらぱん:そうですね、いつも曲を作る時に頭の中で一回全部作るんですよ、ちょっとづつ。音に出していくんじゃなくて、一回も音は出さずに頭の中で考えてみる。そういう意味では、(『シーン』は)初めから終わりまで止まることなく一気に頭の中で出来ていたとは思うんで。この曲になるデモを自分で作っている時点から、今とさほどは変わっていない。だから「最初から表現はちゃんと出てたんだ」とは思います。考え通りにというか、うん。

--想いとしては、そもそもどんなことを歌おうと思って作った曲なんですか?

たむらぱん:元々のイメージは車に乗っている感じだったんですよ。ちょうどウチの兄が結婚したんですけど、この曲は嫁の実家に里帰りをする話なんですよ。その里帰りの途中に高速道路とか乗ったりして、車での疾走感を出して。

--続いて、先程PVの話でも触れさせていただきましたが、『欲しいもの際限無く』。この曲はどんなイメージを膨らませながら作っていったんでしょう?

たむらぱん:テーマとしては“ちょっとした喪失感”というか、そういうのを物語風に。そんなに重くなく、でも「ちょっとした空っぽな感じを出したいな」っていうことで。だからお話っぽく、一番、二番、三番って、歌詞を作って。

--この曲も含めてなんですけど、詞とか曲を書くときっていうのは、絵本だったり、ちょっとした物語だったりを書くようなイメージなんですか?

たむらぱん:そうですね。起承転結じゃないけど、話を完結させている感じですね。

--自分の中じゃ映像もあってっていう?

たむらぱん:そうそう、映画じゃないけどそういう感じですね。

--“欲しいもの際限無く”というのは、どんなときに感じたことなんですか?

たむらぱん:多分、私が空っぽだったんですよ、この詞を書いているとき。抜け落ちてるじゃないけど。そういう部分は曲に出るから、どうしても。些細なことだったと思うんですけどね、“欲しいもの際限無く”と感じて。

--曲のアイデアや詞は、そういう些細なところからよく拾ってきたりするんですか?

たむらぱん:そうですね。些細なこと、本当に。例えばテレビとか観ていて、「上手いこと言ってるな、この人」って思ったらメモっておいたりして、後からそれを見てテーマにして書いたりとか。でも本当に何気なく思っていて曲を作ることが一番多いですね。常にこう(色々と)考えていて、疲れるんですけど、毎日(笑)。何か常に思っていて、最終的にその頭の中でバァーって広がってきたときに「さぁやろう」ってなんないと出来ないんですけど。だから歌詞もそうなんですけど、それまではずっとパズルを作っているみたいで、実際のものは出来ていないけど、頭の中でちょっとずつ・・・って感じで。疲れるんですけど(笑)、そういう風になってますね。

--それはもう、曲や詞を書き始めた頃からずっとですか?

たむらぱん:そうだと思います。何かしら頭にあるというか。

--じゃあもう、そこは表現者気質というか、常にテーマを抱いてないと逆に不安に?

たむらぱん:そうですね、あんまり考えることなくなると余計にね、「どうしよう!?」って思うかもしれないし。

--続いて、『星はキラリ』。この曲はどんな心境の時にどんなことを思って作った曲だったりするんでしょう?

たむらぱん:この曲は友達が言った一言がキッカケだったんですよ。あんまりそういう感じで曲を作ったことはなかったから、初と言えば初なんですけど、人の言ったことで曲を書くっていうのは。その歌詞の内容を友達がポロっと言っていて、使おうと(笑)。それで書いたんですけど。

--それはどんな一言だったんですか?

たむらぱん:その友達もかなり参っていたんだと思うんですけど、「こうやって空に星がいっぱいあるけどなんで光ってんの?」っていう、そういう当り障りのない疑問に答えをみつける、みたいに、「どう思う?どう思う?」ってなって。私は結構現実的なことを言ったんですよ。「太陽の光は地球が反射して」とか。だけど、その人は「自分が一番目立つように一生懸命光ってるんだ」みたいなことを言って。「なるほど」と思って。

--その話にすごくリンクするんですけど、僕がこの曲を聴いて思ったのは、「何で気づいてくれないの?」とか、自分の存在価値とか存在意義じゃないですけど、そういったネガティブなところから、今言った星の輝きによってポジティブな方向に持っていくみたいなことを描いた曲なのかなって思ったんですよ。

たむらぱん:その通りですね。うん。

--その友達には聴かせたんですか?

たむらぱん:もう、ばっちり聴いてもらいました。

--感想は?

たむらぱん:どうだろう?泣いていたらいいな。多分、泣いていると思う(笑)。

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--続いて、『上昇中』。タイトルもそうですが、“とにかく上昇しよう!”というのが全体から感じられる曲ですよね。正にイメージは“上へ上へ”という感じですか?

たむらぱん:本当に上昇、一分一秒じゃないけど。これはそれしかないっていう感じかな?「時間の経過と共に上昇しているんだ」みたいな。

--この曲を書くときにはテンションはどんな感じだったりすたんですか?

たむらぱん:落ちていたから上昇したかったのか、あんまり上がっていた記憶がないんで、これ作っていた時は(笑)。自分に言い聞かせる。「私は大丈夫、上昇してるよ」っていう。

--この曲もライヴでやるとテンションが上がりそうな曲ですよね。

たむらぱん:バンドであんまりやることがなくて、弾き語りとかでやってますけど。でもその時によって感じが全然違うのが不思議なんですけど、結構やってはいますね。

--一回聴いたら耳から離れないですよね、この曲も。その辺のキャッチーさは「すごいなぁ」と思いました。続いて、『動悸(激しいバージョン)』ですが、ファーストにも入っていたこのこの曲を“激しいバージョン”として蘇らせたのには何か理由とかあるんですか?

たむらぱん:元の自分のデモがこのバージョンだったんですよ。一枚目に打ち込みっぽいのをやったのて、今回のアルバムの中でスタンダードに8ビート叩いてとかじゃないけど、そういうのを入れたかったし、「本当はこうだった」っていうのを出したいと思って。

--“単純に自分の中で気に入っている曲だから”っていうのはありますか?

たむらぱん:そうですね、これも自分の中にない曲だったんですよね、だから気に入っていると言えば気に入ってるんですけど、でも、なんだろう・・・恥ずかしいですけどね(笑)。不思議な曲です。

--この曲もライヴなどではどんどんやっていきます?

たむらぱん:やりたいですね。どんどん激しくして。

--続いて、6曲目の『へんじ』。NHKの『みんなのうた』で流れてきてもおかしくないような。

たむらぱん:本当にそういう感じで作りました。最初は前半だけを作っていて、それでもう完結していたんですね。で、続きを作った感じなんですけど、そういうのに興味があって、それこそ『みんなのうた』じゃないですけど。でも、意外と難しいんです、そういうのって。小さい子供とかが分かるような歌って、すごく教訓が含まれていたりするじゃないですか。だから、表現は分かりやすいんだけど、裏はもっと深い、そういうのが伝わるといいなって。

--そういう意味では、続く『けんかの唄』とかもそういう部類に入るんじゃないかと思うんですけど。でも、この曲は子供より大人が聴くべきだなっていうのはすごく思いましたね。

たむらぱん:そうですね、この曲はまさしく“けんか”していた時に生まれたんだと思うんですけど。まぁ、“けんか”の捉え方ですよね。小さい子達の純粋な“けんか”っていうのとは内容はちょっと違うんですけど。だから大人の方が分かるかも、経験積んでいる分。

--で、ラストの『バーバー』ですが、この曲にはどんな想いを?

たむらぱん:この曲は何に関してとか、何を見てとかじゃなくて、何をちゃんと見てるかは分かんないけど・・・っていうような暮らし、自分が毎日同じ事をしている中でたまに違うところに目がいった時に、それまで何となく適当に見えていたものが明確になるとか、そういう風になるかもしれないっていう。

--この曲が出来た時には、「このアルバムのラストを飾るならコレ!」って感じだったの?

たむらぱん:この曲は最初の頃に出来ていて、だから最後になるイメージとかは別になかったんですけど、ライヴではこのCDの後にまだあって、曲の続きが。アルバムには入れてないんですけど、すごく間逆の展開と言うか、そういうので新しい世界に入ったバージョンみたいなのをライヴでやっていたんですよ。だから、最後にしようとは全然思ってなかったんですよ。ただ、アルバムの中でのストーリーの繋がりとか考えた時に、最後になったんですよね、何故か。

--以上、『ひとのいろは』収録曲全てについて触れさせていただきましたが、一曲一曲が絵本であってもいいし、ショートムービーであってもいいし、小説であってもいいし、本当に作品が8個入っているいう感じがすごくしたんですけど、やっぱり今後もそういう音楽を作っていきたいっていうのは自分の中で強いですか?

たむらぱん:そうですね、物語性というのは大切にしたくて、自分が本を読んでいてもそうだけど、裏にある意味とか。それは歌詞だけじゃなくて曲のメロディーにしてもそうだけど、ちょっとサラッと流れているような感じなんだけど、すごく嫌なところがあって、でもそれをサラッっと流したりとか、そういうような曲というか、物語を作りたいとは思っていて。だから、秋ぐらいにまた新しいのを出すつもりなんですけど、それもそこの部分は大切にしていきたいですね。

--今後は秋のリリースに向けての動きをどんどんしていく感じに?

たむらぱん:はい。黙々と。

--それでは、最後の質問を。今後も音楽活動をやっていく中で、どんな表現者でありたいと思いますか?

たむらぱん:日常を日常じゃないものにするっていうか、日常に当たり前にあるものだとか気付かないものに気付くようなものにしていく、そういうものを作る、シンガーソングライターというよりは、そういうものを作る人でありたいですね。ちょっとのことでも気付けるような心の広いアーティスト(笑)。そんな感じですね。

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