Billboard JAPAN


Special

<CASIO×Billboard Live>TENDRE 鍵盤楽器が見せる「いろんな表情」の魅力



インタビュー

 「すべての人に音楽を奏でる喜びを」という想いから、新しい生活スタイルに寄り添う電子楽器を展開するCASIOがBillboard Liveとコラボレーション。Billboard Liveの出演者にリレー形式で「音楽の楽しみ方」を語ってもらう。

 マルチプレイヤーの河原太朗によるソロ・プロジェクトTENDREが、Billboard Liveにてワンマンライブを行う。Charaや堀込泰行、三浦透子といったアーティストへの楽曲提供・ プロデュース、SIRUPや日本でも人気を集めるオランダのシンガーソングライター、ベニー・シングスとのコラボレーション、さらにはラジオパーソナリティーとしても多彩ぶりを発揮している河原だが、そもそも音楽に出会ったのはどんなきっかけだったのだろうか。今回Billboardでは彼の「楽器体験」を振り返ってもらいつつ、ワンマンでは初となるBillboardでのライブに向けての意気込みなどを聞いた。

――今回は、河原さんの「楽器体験」について改めてお聞きしたいと思います。楽器に触れた最初の記憶というと?

河原:両親がジャズミュージシャンだったので、物心つく前から音楽が身近にあったんですよ。親の話によれば、5歳くらいの頃に家にあったアップライトピアノを触るようになったのが、楽器に興味を持ち始めたきっかけだったみたいですね。母親の知り合いのピアニストから、直接ピアノを習い始めるようになりました。例えば『ゲゲゲの鬼太郎』など、当時好きだったアニメの主題歌をピアノで弾けるようになりたくて、ピアノ譜に起こしてもらうなどしていましたね。

――いわゆるスケールトレーニングのような、基礎練から入るのではなかったわけですね。

河原:そうなんです。しかもクラシック曲ではなくポップスからスタートしたんですよね。

――例えばブラックミュージックのような、河原さんの今の音楽性に通じるような楽曲を聴くようになったのは?

河原:幼少の頃からカーステで流れるスティーヴィー・ワンダーなど、いわゆる往年のソウルやファンク、R&Bなどを自然と吸収していたみたいですね。高校生くらいになって自分で曲を作るようになったときに、自分は楽曲に対していろいろとこだわりがあるということに初めて気づきました。例えばコードワークなど音楽理論に基づいた曲の作り方を知り、家でよく流れていたブラックミュージックを聴き直すことになったのが、今の自分の音楽性を形成していった気がします。

――音楽を作ってみたことで、自分が好きなもの、やりたいことが見えてきたというか。

河原:ああ、それはあるかもしれない。高校時代はずっと「コピバン」でベースを弾いていたんですよ。邦楽ロックみたいなところからスタートして、いざオリジナルを作ってみようとなったときに、「あ、自分の中にはこういうテイストが内包されていたんだな」と気づいた。その時は自分が作った曲を、自分で歌うのではなく同じバンドのボーカリストに歌ってもらっていたのですが、それが今の「作家」としてのスタイルを作ったともいえる気がします。

――なるほど。

河原:とはいえ、高校生の頃はまだジャズやR&Bの要素をオリジナルに入れるほどのスキルはなくて。高校を卒業してAmpelというバンドを組んで、そこでベース&ボーカルという立ち位置になってからようやく自分のやりたいことを深く追求していけるようになりました。

――太郎さんはマルチプレイヤーとしても知られていますが、そういった才能はいつ頃から開花したのですか?

河原:まず一つ、自分は吹奏楽をやっていたのも大きいと思います。中学生でトランペットを習い、その後にサックスを吹いたり他のパートを任されたりして。音楽そのものの構造にすごく興味を持つようになったのは、その頃の経験が大きいと思いますね。楽器を弾くのも好きですし、楽器を弾くことによってそれが曲の中でどう機能しているのかを確かめるのも大好きだったんです。


――数ある楽器の中でも鍵盤楽器が持つ魅力とはどんなところでしょうか。

河原:鍵盤楽器って、鍵盤を押したり叩いたりすれば必ず音が出るじゃないですか。もちろん、弾き手によって深みの違いはありますけど、他の楽器のように「音を出すのもひと苦労」という感じでもない。しかも10本の指の組み合わせや手の動きによって、いろんな表情を見せてくれるじゃないですか。

 例えば子供が弾いたピアノの音色はすごく可愛らしかったり、練習を重ねて頑張った結果すごく心を動かす演奏になったり。自分はピアノからスタートしていろんな楽器をやった結果、結局行き着くところはピアノになったのも、そういう魅力を感じているからなのでしょうね。家にいるとき、いろいろなことをぼんやり考えながら演奏している楽器は大抵ピアノだし、常に自分に寄り添ってくれる楽器はやっぱりピアノなのかなと。曲を作る時に一番しっくりくるのもピアノですしね。

――来たる5月にBillboard Liveにて初のワンマンライブが行われます。Billboard Liveでは2019年にもReiさん(東京公演)、VIDEO TAPE MUSIC(大阪公演)とのツーマンで開催されましたよね。

河原:ゲストボーカルという形でも、何度か呼んでいただいたこともありますし、本当にお世話になっていますね。特に東京会場は、カーテンを開けると六本木の夜景が一望出来るし、冬になると特設スケートリンクで滑っている人たちを眺めることができて。天井の高さもとても快適だし、まさに「ラグジュアリー」な空間。出演させてもらうときは毎回ワクワクしています。

――お客さんとして観に行くこともありますか?

河原:以前フリー・ナショナルズ(アンダーソン・パークのバンドとして知られる4人組)のライブを観に行きました。母親に連れられてジャズライブを観に行ったことも何度かありましたね。

――今回のワンマンに向けて、意気込みを聞かせてください。

河原:Billboard仕様でセットリストを考えているときは毎回ワクワクします。食事をしながら楽しめるような、一緒にいい温度感を作っていけるようなライブにしたいですね。グランドピアノがあるので、それも使ってアリシア・キーズばりに歌い上げますよ(笑)。

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