「リベンジライブもまたガラガラだったら、predia解散だよ」

－－10周年記念アルバム『10ct』のリリースに至るまで続いてきたprediaの歴史。ここまで辿り着いた状況について、どんな感慨を持たれていますか？

predia 3rd Album『10ct』全曲ダイジェスト トレーラー ※クリックで再生

沢口けいこ：私は10年前から所属しているんですけど、まさか10周年を迎えるなんて思ってもいなくて……。アイドルとして10年活動を続けてきて、その記念のアルバムをリリースできるというのは、本当に限られたグループでしかあり得ないことなので、そういうグループになれたことに関しては感謝しかないです。今回のアルバム『10ct』は年始リリースですし、2021年は「ファンの人に感謝を伝えていく1年にしていきたいな」と思っています。

－－この10年の軌跡の中で「predia、もう無理かもしれない」みたいな境遇に立たされたこともあったんですか？

沢口けいこ：ありました！ 結成4年目ぐらいですかね。まだインディーズだった時代にライブハウス・新宿BLAZEでワンマンライブを開催したんですけど、お客さんがビックリするぐらい来なくて。当日、ステージの幕が上がる瞬間までそんなことはあり得ないと思っていたし、少なくとも半分ぐらいは埋まっているだろうなと思っていたんですけど、本当にガラガラで！ それですごく悔しい想いをしたんですけど……

－－アイドル戦国時代の真っ只中でそれは堪えますね。

▲沢口けいこ

沢口けいこ：アイドル隆盛の時代ということもあって、その日のライブの1部はPASSPO☆ちゃんとのツーマンだったんですけど、そっちは満員御礼だったんですよ！ もう「入れない人もいたんじゃないか？」と思うぐらいパンパンだったのに、2部のprediaワンマンライブになったら「さっきまで居た人たち、全員帰っちゃったの？」って思うぐらいお客さんがいなくて。

－－いちばん傷つくパターンじゃないですか。「あ、みんな、PASSPO☆のお客さんだったんだ……」って落ち込むやつ。

沢口けいこ：いちばんイヤなパターン。その1年半後ぐらいにリベンジすることになるんですけど、そこに至るまでの日々がめちゃめちゃ長く感じて……。しかも「リベンジライブもまたガラガラだったら、predia解散だよ」って言われたんです。だから必死にビラ配りして、毎日ブログも書いて。あのときがいちばんピンチでしたね。

村上瑠美奈：当時、自分たち的には「やれることをやってる」みたいな気持ちなんですけど、それでもファンが全然増えなかったので、実際にはポンコツだったと思うんです。だから何をやっても集客に繋がらない。完全に沼みたいなモノにハマっている状態で、新宿BLAZEのワンマンライブもガラガラで……でも、応援してくれる方々もいる訳じゃないですか。そうなると、その人たちにも悲しい想いをさせることになってしまう。

－－たしかに。

▲村上瑠美奈

村上瑠美奈：実際、ショックだったと思うんです。それもすごくツラかったし……なので、リベンジライブのときは「埋めらなかったら解散」というプレッシャーは凄かったんですけど、それ以前に「そもそも、ここで埋まらなかったらもう辞めたほうがいいな」と思っていて。prediaのメインボーカルでいちばん歌っているのに、それで人が集まらないって責任大きいじゃないですか。なので、あの当時は自分をかなり追い込んでいましたね。

－－でも、今こうして10周年を迎えているということは、そのリベンジライブを集客面も含めて成功させたわけですよね。

村上瑠美奈：なんとか！ お客さんが集まっている光景を見たときは、心底「よかったー！」って思いました。

－－その時代からのファンも感慨深いでしょうね。prediaが10年以上続くアイドルグループになっていることは。

沢口けいこ：当時、私たちの事務所であるプラチナムから3つのアイドルグループがデビューしていたんですよ。predia、PASSPO☆、palet。その中で「いちばん最初に消えるのは、prediaだろう」って言われていたんです（笑）。

湊あかね：ずーっと言われてた。

村上瑠美奈：そう考えると、結構覆しがちですよね。「prediaが最後まで残るなんて」という状況もそうだし、私たちって「どうせこんなもんだろう」って思われることが多かったんですけど、それをひとつずつひっくり返してきている。

桜子：10周年ライブのとき「ありがとう」ってすごく言われなかった？

水野まい：言われた！

沢口けいこ：めっちゃ言われた！

湊あかね：「ここまで続けてくれてありがとう」みたいな。

桜子：「こんな続くと思わなかったよ！」みたいな（笑）。

水野まい：逆に「10周年で誰か辞めるんじゃないか？」って予想していた人がいたらしい。だから、より一層「もう誰も辞めずに続けてくれてありがとう」っていう気持ちになったんだと思う。

－－湊さんは10周年にどんな感慨を持たれていますか？

湊あかね：実感はそんなにないんですけど、年齢が年齢なんで「もう10周年なんだ？ 30歳で10周年って凄いな！」みたいな。でも、毎回、自分的に決めていることがあって、2年周期で「どうする？ 今後も続けるか？」って考えるんです。

▲桜子

桜子：初耳なんだけど（笑）。

村上瑠美奈：ちなみに、次いつ？

湊あかね：来年！

一同：（笑）

沢口けいこ：今年は大丈夫だ（笑）！

水野まい：何月ぐらい？

湊あかね：3月ぐらい。

－－来年の3月にまた更新の時期がやってくるんですね、自分の中での。

▲手前：湊あかね

湊あかね：自分の誕生日があるんで。でもなんでか分からないんですけど、2年周期のそのタイミングで毎回良い波がやってくるんですよ。「ちょっと厳しいかな？ 続けられないかな？」って思っていると、「あれ？ 良い波やってきそうだな。これは頑張らなきゃいけない！」ってなるんです（笑）。

沢口けいこ：すごく素直に胸の内を（笑）。

湊あかね：そういう意味では、ずっとずーっと「もう売れるだろう」と思い続けてきたんですよ。今年もそういう周期。

「最近、ちゃんころぴーが「もう辞めようかな」って……」

－－ちゃんころぴーはどう？

predia 「東京マドンナ」 Music Video ※クリックで再生

まえだゆう：ちゃんころぴーは10周年を迎えるにあたって、さっきの新宿BLAZEのワンマンライブの話もそうなんですけど、自分がまだprediaに加入する前の話を聞く機会が増えて。その度に「本当に先輩たちがいろいろ乗り越えてきてくれたから、私はprediaに入れたんだな！」って本当に感謝の気持ちしか生まれなくて！ この輪の中に混ぜてもらえているのも奇跡的だなって改めて思うし、本当に格好良いですよね！ 10年続けてきたんですから！

水野まい：急に後輩っぽくなった（笑）。

村上瑠美奈：もう半分以上いっしょにいるのに（笑）。

まえだゆう：でも、自分が入る前の話を聞くと、本当にそう思うんですよ。ちゃんが入ってからの話もすると、2019年に先輩メンバーが4人卒業して、2020年にあのん氏が入ってきてくれて、初めて大きな入れ替わりを体験してきたので、自分もprediaの歴史の変化に立ち合っているんだなって思いました！

－－ちゃんさんはいつも明るくて悩まないイメージが強いですけど、これまで「もう無理だ」と思ったことはないんですか？

▲まえだゆう

まえだゆう：うーん……

湊あかね：最近、ちゃんころぴーが「もう辞めようかな」って……

一同：えぇーーーーーーーーーっ!?

－－とんでもない情報が飛び込んできた（笑）。

湊あかね：しかもネットサイン会のときにサイン書きながら「ちゃん、もう辞めようかなぁ」って言うんですよ（笑）。

－－どうしちゃったの？

まえだゆう：最近、ネットサイン会だったり、メンバー個々の売れ行きの違いが分かる仕事が多いんですよ！ それで「え、今日売れなかった！」「他のメンバー売れてるのに、自分のは売れてない！」みたいな時期があって、そのときにちょうど配信があったんで、ファンのみんなに向けて「もう買ってくれなきゃ辞めちゃうぞ！」って。

一同：（爆笑）

桜子：そういう商法だ（笑）。

湊あかね：簡単にすぐ使う！

水野まい：辞める辞める詐欺。

まえだゆう：そしたらすぐ売れたから、味を占めちゃった！

沢口けいこ：悪い子（笑）！

－－じゃあ、とりあえず辞めない方向なんですね（笑）？

まえだゆう：そうですね！ ファンの人がモチベーション上げてくれれば辞めないです！ それは冗談にしても、コロナ禍でもファンの人たちが応援してくれるから私たちは頑張れているなって本当に思うから……これからも応援よろしくお願いします！

－－そんな10周年タイミングで嬉しいニュースが飛び込んできました。ファン投票で人気No.1レースクイーンを決定する日本レースクイーン大賞にて、あのんさんが三冠を獲得（日本レースクイーン大賞新人部門グランプリ、週刊プレイボーイ賞、テレビ東京賞）！ おめでとうございます！

▲右：あのん

一同：（拍手）

あのん：先輩方がすごくお声がけして下さって、グランプリに選ばれたときもいちばんにprediaのみんながLINEしてくれて！ でも、私は疲れすぎていて次の日に返信したんですけど（笑）。

水野まい：長い1日だったからね。

－－メンバー一丸となって喜んでくれたんですね。

まえだゆう：だって、誇らしいですもん！

▲左：水野まい

水野まい：オーディションの時点で華があって「この子は売れるだろう」という自信があったから、みんなで「あのんちゃんに入ってもらおう」と決めていたので、日本レースクイーン大賞の結果が出たときは「やっぱりグランプリ獲ったか」って思いましたね。

沢口けいこ：あと、すごく頑張っていたんで！ 本当に毎日配信したりとか、物凄く努力していたし、その姿から「グランプリを自分の力で手に入れるぞ！」という気持ちが伝わってきて。もちろん最初から「がんばれ」って応援はしていたんすけど、そういう過程を見たら「本当に獲ってほしい！」って思うようになって、気付いたらリアルタイムであのんがグランプリ受賞するシーンも配信で見守っていました。

あのん：えぇー！ うれしい！！

沢口けいこ：「あのんって泣くんだ？」って思いながら（笑）。

－－それまで泣くイメージはなかったんですね。

沢口けいこ：なかったですね！ 強いイメージだったから。

▲あのん

あのん：今まで先輩とかに怒られても泣かないでいたし、そういうときは「もうpredia辞めてネイリストになろっかなー」ってふてくされるタイプだったので。

－－ここにもすぐ辞めようとする人いた！

一同：（爆笑）

沢口けいこ：私、それを目の前で言われたんですよ！ 空き時間にあのんとちゃんと3人でご飯に行ったら、あのんが急に「私、ネイリストになろっかなー」って言い出して（笑）。

まえだゆう：「prediaは覚えなきゃいけない曲が多すぎるし、ネイリストのほうがいいや」って！ 「おっとー！ おっとおっとー？」ってなりました。

湊あかね：めっちゃ面白いじゃん（笑）。

あのん：怒られすぎて、やさぐれちゃったんです！

▲湊あかね

湊あかね：やさぐれちゃったんだ（笑）。

桜子：でも、もう持ち直したもんね？

あのん：今は持ち直したんですけど……

水野まい：よかった、よかった。

あのん：でも、先輩たちが10年も続けてくださったおかげで、私がパッと加入した時点でライブにもファンの皆さんがいてくれて……そんな環境、普通は有り得ないじゃないですか。でも、私はそのあり得ない体験をさせてもらっているので、そこはいちばん「ありがとうございます！」って思います。

－－そんな10周年の記念アルバムとして制作された『10ct』。既存のアイドル像を壊していく、それこそ瑠美奈さんも敬愛する安室奈美恵をも彷彿とさせる攻撃的なダンスミュージックが多数収録されていますが……瑠美奈さんの今回のヘアスタイルは安室ちゃんオマージュ的ですよね？

▲村上瑠美奈

村上瑠美奈：そうなんですよ！ 今回のアルバムジャケットもこの髪型で撮影しているんです！

－－とても似合っています。そんな『10ct』の仕上がりにはどんな印象を持たれていますか？

村上瑠美奈：私たちは毎回みんなで楽曲会議をしていて、今回はコロナ禍の中で選曲していたんですけど、それでもやっぱりライブを軸にどんな楽曲を選ぶべきか考えていて、ライブがなかなかできない状況ではあっても「私たちはライブをいちばん大事にしているんだな」と改めて感じる作品になりました。

桜子：ライブの為に作ったアルバムと言って過言じゃないと思うんですけど、今はコロナ禍で声も出せないじゃないですか。だから無観客でライブしている人たちも多い。でも、1曲目の「Welcome back to your place」はみんなでライブでの煽りとかも想像して歌詞も変えてもらったりしているので、マジで早く声が出せるライブでやりたいんですよ！

アリーナに武道館にドームまで!? 未来に馳せる想い

－－「ファンのみんなとの大切な場所＝ステージに戻ってきたぞ！」っていう曲ですもんね。

predia「BAD HABIT」Music Video

桜子：そうなんですよ。みんなと声出せるライブができるまで1年ぐらいかかるんですかね？ でも、このアルバム聴いたらファンのみんなは準備万端な状態になっちゃうと思うんで（笑）、1日でも早く以前のようにライブができる世の中になってほしいなって思います。

湊あかね：今回のアルバム『10ct』は「遊び心を持たせたい」と思いながら制作していて、例えば「BAD HABIT」はサビの歌詞が少ないんですけど、音で盛り上げていく感じなんですよね。当初は「BAD BAD BAD HABIT…HABIT」のくだりがもうひとまわしあったんですよ。でもそこを敢えて切ってパッと終わらせてドキッとさせる。そういう今までのprediaになかったアプローチを聴いて「新しいな」って楽しんでほしいなって。

水野まい：あと、これまでは魅せていく楽曲が結構多かったんですけど、今回は10周年ということで、新曲に関しては「AS ONE」以外すべてファンのみんなと一緒に踊れる振り付けになっています。そして「AS ONE」は私たちの「これからまた頑張っていくよ」という想いを込めているので、ファンのみんなにちゃんと伝わったらいいなって思います。

▲沢口けいこ

沢口けいこ：「AS ONE」はだいぶ前からあった楽曲なんですよ。でも、メンバー一致で「出すタイミングは10周年が良いな」と思って温めていたんです。それで私たちの10年記念日の2020年11月23日に先行配信リリースさせて頂いて、今回のアルバムにも最後を飾る曲として収録させて頂いているんですけど、「ファンのみんながいて、私たちとあなたたちの気持ちはどこにいても繋がっているし、ひとつだから、共に歩んでいこう」といった想いを込めているので、ちゃんと届けることができて嬉しいですね。

まえだゆう：私はインディーズ時代の楽曲を歌えて嬉しかったです！ 今の7人にボーカルを振り分けてリメイクした楽曲が3つあるんですけど、ちゃんころぴーは「Dia Love -10th Anniversary Ver.-」がめちゃくちゃ好きすぎて、今までのレコーディング史上いちばん面白かった！ ずっと歌いたかった曲だったので！ ライブでは7人バージョンで披露していた「Crazy Cat -10th Anniversary Ver.-」と「Mid9t Luv -10th Anniversary Ver.-」も7人バージョンの音源はこれまでなかったので、今回歌えてすごく嬉しかったです！

あのん：私の中でprediaは「ツラい恋愛をしている」とか「浮気されてしまった」とかそういう楽曲が多いイメージだったんですけど、インディーズ時代の楽曲を今回歌わせてもらったら「2人でいれば、めっちゃたのしい！」とか「今届けるよ、ファンタジー」みたいなハッピーな感じだったので、prediaにもこんな時代があったのかって驚きました！ 「不倫されている側じゃない、浮気されている側じゃない女だったんだ」って。

－－あのんさん。その言い方だと、先輩たちが不倫や浮気されていた感じになっちゃうから（笑）。

▲水野まい

一同：（爆笑）

水野まい：そんなことはないからね！

沢口けいこ：ツラい恋愛ばかりしてきたと思われちゃう（笑）。

あのん：でも、そういう時代を経ての今なんだなって思いました。

－－歌詞の世界観がそれだけ大人っぽくなってきたってことですね。

あのん：逆にふたり（まえだゆう＆あのん）はそうなる前の曲を今回レコーディングさせてもらえたので……よかったね！

まえだゆう：ありがとうございます！

－－どっちが先輩で後輩なのよ（笑）。

▲中央：あのん

あのん：一緒に歌えてね、歌を入れてもらえてね、嬉しいですね！

まえだゆう：そうだよね！

沢口けいこ：同期みたいになってる（笑）。

まえだゆう：後輩に「よかったね！」って。

一同：（爆笑）

－－ちゃんさんとあのんさんはどういう関係性なんですか？

まえだゆう：最近はふたりでTikTokの動画を撮ることが多くて、あのん氏から超いろいろ教えてもらってます！「これ、どう撮ったらいい？」みたいな感じで。

あのん：一緒にやってます。でも、教えてもあんまり分かってくれないから（笑）。教える気なくしちゃう……

一同：（笑）

まえだゆう：良いバッテリー組めてます！

－－全然噛み合ってないじゃないですか（笑）。さて、10th Anniversaryアルバム『10ct』で幕を開ける2021年のprediaですが、この先はどんなストーリーを歩んでいきたいと思っていますか？

村上瑠美奈：年初めの時点では「去年できなかったライブをとにかくやりたい」「ツアーで地方のみんなにも会いに行きたい」という気持ちでいて、それは今も強い希望としてあるんですけど、そこはコロナ禍次第だったりするので、1日でも早く収束してほしいなと思っています。あとは、去年からSNSや配信にもメンバーそれぞれ力を入れていたりするので、そこで誰かしら売れたらいいなと思っている（笑）。

水野まい：今はライブやイベントでファンを増やせない状況なので、そういうコンテンツで好きになってもらわないとね。

まえだゆう：とりあえずSNSフォローしてください！

－－prediaは、存続の危機に見舞われても、周りのアイドルグループがことごとく解散しても、それでも10年間継続してきたことが強みじゃないですか。そういう意味では、この2021年こそ大注目してもらいたいですよね。

湊あかね：私、去年のインタビューで「（コロナ禍の）2020年は捨てた」みたいなことを言ったんですけど、だから2021年は絶対に動きたいんですよ。この1年はprediaとしてもっと世の中に知れ渡るようなデカいことがしたい。「30歳になってこんなに格好良いアイドルをやっている人たちがいるんだ」と驚かせたいと思うし、そうして若いアイドルの子たちにもアイドルとしての良い未来を見せてあげられたらなと思っています。

あのん：私的には、3年以内に皆さんをアリーナに連れて行って、5年以内に日本武道館へ連れていきたいなと思っています！

沢口けいこ：規模的には順番逆じゃない（笑）？

－－日本武道館より横浜アリーナやさいたまスーパーアリーナのほうがキャパは大きいですからね（笑）。

▲右：まえだゆう

あのん：そうなんですか！

まえだゆう：（なぜか小声で）武道館が先だったね！

－－武道館に強い思い入れがあるなら、あとに取っておくのもアリですけどね。

あのん：じゃあ、みんな「武道館に行きたい」って言っているから、武道館は5年後にしましょう！

湊あかね：5年後？ ちょっと待って。

桜子：2年周期の人がいるから（笑）。

沢口けいこ：ちなみに、いちばん大きいのはドームだよ？

あのん：あ、ドームか！

湊あかね：ドームは行きたい。

あのん：じゃあ、8年後！

水野まい：私、40歳になってるかな？

－－40歳でアイドルとしてドームに立った女。格好良いじゃないですか。

水野まい：たしかに！ 格好良いな！

あのん：私、がんばるんで！

Interviewer：平賀哲雄｜Photo：Jumpei Yamada