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2021/04/10 11:00

ドージャ・キャットとシザがコラボ、ジャスティンがEPを突如リリース、リル・ナズ・Xが約2年ぶりの首位:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースは、ドージャ・キャットに関する話題から。現地時間2021年4月9日深夜0時にドージャ・キャットがシザとコラボした新曲「キス・ミー・モア」をリリースした。リリースの2日前、ドージャ・キャットは、淡い青色の海に面したピンク色の砂丘から出てきた自身の胸像とターコイズ色のシザの胸像が向かい合った新曲のアートワークを発表した。アートワークと一緒に彼女は「今日ずっと気分が優れなかったんだけど、KMM(キス・ミー・モア)が明日リリースになるのは嬉しいです」と綴り、シザは「同じ、同じ」と返答した。シザとコラボした「キス・ミー・モア」が、ドージャ・キャットの3rdスタジオ・アルバム『プラネット・ハー』からの公式ファースト・シングルとなる。シザは、ドージャが今年1月初めの時点でTwittterでフォローしていた8人のうちの一人で、他にメーガン・ザ・スタリオン、ヤング・サグ、スウィーティー、フレンチ・モンタナ、エイサップ・ファーグ、ザ・ウィークエンド、アリアナ・グランデがいる。

ドージャ・キャット、シザと新曲「キス・ミー・モア」でコラボ

 レディー・ガガの『クロマティカ』の楽曲リミックスに、リナ・サワヤマが参加している可能性を、アルバムのリード・プロデューサーであるブラッドポップがSNSで示唆した。4月4日に彼は、「理論上、みんなは“クロマティカ”のリミックス・アルバムでどのアーティストを見たい?そしてどの曲?」とツイートし、その8分後に、「CC @rinasawayama」と別のツイートでメンションした。一方でレディー・ガガの大ファンであることを公言しているサワヤマは、ブラッドポップのアカウントをメンションしながら”にやにやした顔”の絵文字を添え、これらのツイートのスクリーンショットを自身のアカウントに投稿した。サワヤマとブラッドポップは、2020年にリリースされたアルバム『サワヤマ』の直後にリリースされたシングル「Lucid」でチームを組んでいる。当時彼女は、「ブラッドポップがビートを送ってくれたら、メロディーがあまりにも簡単に生まれたものだから、私ある時点で掃除機をかけ始めたんだよね。これは書くのが楽だろうなって思ったから、lol(爆笑)」と声明で綴っていた。

レディー・ガガとリナ・サワヤマがコラボか、ブラッドポップが示唆

 4月4日のイースターにジャスティン・ビーバーがゴスペルにインスパイアされた6曲入りEP『Freedom.』を突如リリースした。収録曲「We're in This Together」以外は、すべてコラボレーション曲となっており、タイトル・トラックにはビーム、「All She Wrote」にはブランドン・ラブとチャンドラー・ムーア、「Where You Go I Follow」にはピンク・スウェッツ、チャンドラー・ムーアとジュダ・スミス、「Where Do I Fit In」にはトリ・ケリー、チャンドラー・ムーアとジュダ・スミス、そして「Afraid to Say」にはローレン・ウォルターズが参加している。ジャスティンは、3月18日に16曲入りの6thスタジオ・アルバム『ジャスティス』を発表したばかりだ。アルバムは、2020年の前作『チェンジス』同様に米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場1位を記録した。加えて、ギヴィオンとダニエル・シーザーとコラボした『ジャスティス』からの最新シングル「Peaches」は米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で初登場1位となり、ジャスティンは“Billboard 200”と“Hot 100”で首位同時発進を成し遂げた初の男性ソロ・アーティストとなった。

ジャスティン・ビーバー、6曲入りEP『Freedom.』を突如リリース

 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、リル・ナズ・Xの新曲「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」が1位に初登場した。Hot 100史上歴代最長の19週をマークした「オールド・タウン・ロードfeat.ビリー・レイ・サイラス」以来約2年ぶり、2曲目のNo.1を獲得したリル・ナズ・X。初週4,690万再生を記録して、ストリーミング・ソング・チャートでも「オールド・タウン・ロード」以来2曲目の首位を獲得し、デジタル・ソング・セールス・チャートでは21,000を記録して2位にデビューした。セールスには、3つの異なるバージョンによる売り上げが含まれる。初登場1位はリル・ナズ・Xにとって初となり、TOP10入りは最高5位を記録した「パニーニ」(2019年)を含めて3曲目のランクインとなる。また、タイトルの「モンテロ」は本名のモンテロ・ラマー・ヒルからつけられている。そして、「お前ら、人生で最悪な状態から抜け出したばかりの19歳(の若者)に、もうヒットなんて出せないって言ったよな。勝っているうちにやめとけよって言ったよな。諦めてたかもしれない。でもマルチ・プラチナ楽曲4曲と2曲のNo.1のあと、(リル・ナズ・Xは)まだここにいる。チームとファンに感謝!ily(アイ・ラヴ・ユー)」と彼はツイートしている。

【米ビルボード・ソング・チャート】リル・ナズ・X「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」初登場1位、約2年ぶりの首位獲得
リル・ナズ・X、全米No.1獲得を受けてファンに感謝「自分自身の運命は自分で決められる」

 そしてアルバム・チャートでは、米フロリダ州のラッパー、ロッド・ウェーブの新作『SoulFly』が自身初のNo.1デビューを果たした。本作は、昨年4月にリリースした前作『Pray 4 Love』から1年ぶり、3作目のスタジオ・アルバムで、デビュー作『Ghetto Gospel』から3作連続のTOP10入り、そして自身初の首位を獲得した。R&B/ヒップホップ・アルバムにカテゴライズされる作品が1位を獲得するのは、1月9日付チャートで同じく初のNo.1デビューを果たしたプレイボーイ・カルティの『Whole Lotta Red』以来約3か月ぶりで、過去5か月以内では2020年10月24日付チャートで返り咲いたポップ・スモークの『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』(今週7位)の3作のみとなる。先週1位に初登場したジャスティン・ビーバーの『ジャスティス』は2位にダウンしたが、発売翌週に6曲を追加したデラックス・エディションをリリースしたため、今週も100,000ユニットと高水準を維持している。続いて3位には、米ミシガン州出身のラッパー=NFのミックステープ『Clouds』が初登場となっている。

【米ビルボード・アルバム・チャート】ロッド・ウェーブ自身初首位、NF/キャリー・アンダーウッド TOP5デビュー

 

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