2012/12/25 23:10
近未来移動系シティパンクロック集団を自称し、12月5日にニューアルバム『撃と鉄』をリリースしたばかりの撃鉄。17日 代官山UNITにて【撃鉄「撃と鉄」RELEASE PARTY!東京ワンマンライブ】を開催した。
<髪の毛引っ張ってこっち連れてくるからな>
ジャングルを彷彿させるステージに現れた彼らは、ミニマルで快楽的で人間くさいグルーヴィーロックを畳み掛けながら「撃鉄じゃあああい!」と、前へ前へと押し掛ける観客を扇情。後方で冷静に鑑賞している人に対しては「後ろのお前ら、髪の毛引っ張ってこっち連れてくるからな」と脅し、ギャグがスベっても「あれ、今日のお客さん。お笑いとか疎い感じですか?」と喧嘩を売る。
<来年は豹柄タイツ辞めたり、虎とか乗るのも辞めたり>
そんな随時臨戦モードの彼らだったが、後半には天野ジョージ(vo)による生々しい心情吐露も。「5年間ぐらいバンドやってきて……撃鉄、売れねぇっス。メジャー行かないと、もっとデカいところでやったり、もっともっとたくさんの人の前でできねぇと思うんスよね。やっぱりずっと同じことしててもダメかなと思うんで、来年は豹柄タイツ辞めたり、虎とか乗るのも辞めたり……それで一回太ってみようかな。本当に今日皆さん来れてよかったと思います」と、路線変更を示唆した。
<撃鉄は次の曲で世界変えます>
そんなバンドが直面している現実をさらけ出した後、「撃鉄は次の曲で世界変えます」と宣言。凄まじい熱量を誇る音像の中で歌い叫び、これでエンドルフィンが大分泌した彼は虎(のぬいぐるみ)に跨った状態で観客の頭上を行進。さっきから気になっていた後方で鑑賞している人のもとまで向かい、さらにはそこを通り過ぎて出口付近で休んでいた女子を襲ったり、PA卓まで戻ってイントレから宙吊りになって熱唱したりと、暴挙の限りを尽くす。
そして本編最後には、兄弟の結婚式と被災地でしか演奏していないという「はじまりの歌」を披露し、先の虎に何かを語りかけた後、それを抱きしめたまま客席へと投身した。
<12月27日 TBSテレビ『SASUKE』に出演>
なお、天野ジョージは、12月27日 TBSテレビにて放送される『SASUKE』に出演。自慢の筋肉でどれだけ活躍しているのか、ぜひ注目してみてほしい。
取材&テキスト:平賀哲雄
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
2
【ビルボード 2025年 年間Artist 100】Mrs. GREEN APPLEが史上初の2連覇を達成(コメントあり)
3
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
4
<年間チャート首位記念インタビュー>Mrs. GREEN APPLEと振り返る、感謝と愛に溢れた濃厚な2025年 「ライラック」から始まった“思い出の宝庫”
5
【ビルボード 2025年 年間Top Singles Sales】初週120万枚突破の快挙、INI『THE WINTER MAGIC』が自身初の年間首位(コメントあり)
インタビュー・タイムマシン







注目の画像