＜ライブレポート＞Novelbright、メジャーデビューを発表　記念すべきワンマン無観客ライブを大阪城ホールから生配信

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2020/08/20

　大阪出身の5人組ロック・バンド Novelbrightが、8月17日に大阪城ホールから無観客・無料生配信ライブ【バーチャルブライトSPECIAL at 大阪城ホール～バンド史上最強の発表あります無料です～】を開催した。2020年8月だけでも4つのオンラインフェス、テレビやラジオ出演など、勢いが日に日に増しているNovelbright。そんな彼らがメジャーデビューを発表し、一夜限りのスペシャルなパフォーマンスで観客を魅了した。

　開始時間になると、画面がカウントダウンから会場へ。綺麗な音色のSEが会場に轟くと、メンバーがステージに集まる。「始めようか大阪!!」とボーカルの竹中雄大が叫び、「ランナーズハイ」で幕が開けた。今回配信が始まり、直ぐに気づいたのが音質と画質の良さだ。思わず自分が会場にいるような臨場感に圧倒された。続く「Count on me」では雄大の持つ腕前の口笛ソロパートとハイトーンボイスに心を掴まれた。そして「まだまだ楽しんでいきましょう、大阪城ホール！」で同じくアップテンポな「おはようワールド」が始まり、一気にライブがヒートアップしていく。

　「歴史的な一日をつくりましょう、今日は一日よろしくお願いします。」で最初のMCが始まる。大阪城ホールは今回のために貸し切ったという。そして、雄大の伸びやかな歌声が心地よい、疾走感溢れるナンバー「君色ノート」とロックなバラード「また明日」や「夢花火」を連続で投下。「あー、楽しいな」で始まった中盤MCでは、「今日（会場が）すかすかですよ」、「配信ですからマイク使ってください。みんなの笑い声、届いてないから僕スベッてるみたいになってるかもしれないです」といったユニークな一面も見せた。

　後半戦になると、Novelbrightの代表的楽曲「Walking with you」から始まり、観客から「きたー！」といったコメントが殺到。雄大の甘いファルセットと力強い歌声が観客を魅了していく。そしてシンガロングで一体感が生まれた「Morning Light」や、イントロで各楽器がアンサンブルに織りなす重低音が特徴的な「時を刻む詩」をパフォーマンス。

　ゆっくりとSEが流れる。ここではNovelbrightのことについて代表して雄大が語った。現状に対しては「心の中では大丈夫、きっと打開策がある」と思っていても、色々不安になったことがあったと告白。また苛立った時や落ち込んだ時もあったが、「バンドを結成した時から、ずっと家族だったり、友達だったり、そしてファンの皆さんだったりが僕たちのことを信じて見放さずにずっとここまで応援してきてくれた」と明るく述べ、「まじで感謝してます、ありがとうございます」と感謝を伝えた。そして2020年で結成7年を迎えるNovelbrightが「一生この5人でNovelbrightを続けていきたい。だからこそ、俺たちが進んでいくために決めました。ここまで連れて来てくれて本当にありがとう。次のステージに進みます。本日2020年8月17日、本日をもってユニバーサルミュージック、ユニバーサルシグマからメジャーデビューします」と重大発表をした。さらに2021年7月11日に大阪城ホールでワンマンライブを行うことを発表。観客からは「おめでとう」といったコメントの嵐が巻き起こった。

　本編ラストは、時に力強く感情的に歌う場面が印象的だった「拝啓、親愛なる君へ」で盛大にライブを締めくくった。演奏が終わり、21：00のメジャーデビューまで、残り30秒でメンバーが全員で肩を組み、「本当に貴重な時間をありがとうございました」でライブの幕が下りた。8月17日、2020年最も勢いを増し、注目されているNovelbrightが新しい扉を開いた。これからどんな音楽を届けてくれるのか、期待が高まる。

Text by Tatsuya Tanami
Photo by Reiko Horiuchi

◎配信情報
【バーチャルブライトSPECIAL at 大阪城ホール～バンド史上最強の発表あります無料です～】
2020年8月17日（月）生配信
＜セットリスト＞
M1. ランナーズハイ
M2. Count on me
M3. おはようワールド
M4. 君色ノート
M5. また明日
M6. 夢花火
M7. Walking with you
M8. Morning Light
M9. 時を刻む詩
M10. 拝啓、親愛なる君へ
※LINE MUSIC、Spotify、Apple Musicでプレイリストとして配信中
https://Novelbright.lnk.to/Virtualbright_0817