2010/04/13 00:00
不安に満ちた歌詞と無秩序なライブで知られるフロリダのポップ・パンク・バンドのAGAINST ME!が5枚目のアルバム『WHITE CROSSES』(6/8発売)で過去を振り返った。
「オレはフロリダで成長したことや知人達のことを長い時間をかけて考えてた」とフロントマンのTOM GABELが話す。「オレは懐古することに慎重だ。でも、曲を書く段階で、長く賞賛されてきたバンドのキャリアを立ち止まって考えてみた。将来のプロジェクトにトライすることを止めて、バンドは今どこにいて、どこからやってきたのかを見つめなおそうと思った。そこからインスパイアーされたんだ」
実際、『WHITE CROSSES』はには「I WAS A TEENGAGE ANARCHIST」や「BECAUSE OF THE SHAME」のようなGABELが10代のころを振り返る曲もある。29歳の彼は「SUFFOCATION」はT.REXの影響を受けた曲だと言う。AGAINST ME!は政治的な傾向を失くしたわけではない。タイトル・トラックの「WHITE CROSSES」はGABELの地元のフロリダのセントオーガスティンの教会の妊娠中絶反対に対する態度への哀歌だと言う。「俺たちの家の角にある教会の芝生には4000もの白い十字架があるんだ。本当に目障りだ」とGABEL。
1997年にバンドをスタートして以来、AGAINST ME!は現代のパンク・バンドとしてすぐに受け入れられた。2007年のSIRE RECORDSからのデビュー・アルバム『NEW WAVE』は1270,000枚を記録。『WHITE CROSSES』の発売まで2ヶ月弱だが、先週、彼らはファンに新作から「I WAS A TEENGAE ANARCHIST」をデジタルEPをリリース。これにはアルバムに収録されている「RAPID DECOMPRESSION」と前述の「ANARCHIST」の2曲と、EP限定の「ONE BY ONE」「BITTER DIVISIONS」全4曲が収録されている。
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