2010/04/07 00:00
最新の全米アルバム・チャートで、USHERのニュー・アルバム『RAYMOND V RAYMOND』が週間で329,000枚を売り上げ初登場No.1を果たし、JUSTIN BIEBERの『MY WORLD 2.0』を首位の座から引きずり下ろした。USHERは2008年の前作『HERE I STAND』とその前の2004年の作品『CONFESSIONS』に続き、連続して3枚の“初登場No.1アルバム”を送り出したことになる。
また329,000枚という週間売り上げに関しては、SADEの『SOLDIER OF LOVE』の502,000枚、LADY ANTEBELLUMの『NEED YOU NOW』の481,000枚に続く、2010年度における3番目の高い数字を確保した。ちなみに2008年の『HERE I STAND』の発売初週売り上げは443,000枚だった。
USHERは先週のアルバム発売に合わせ、『AMERICAN IDOL』と『THE ELLEN DeGENERES SHOW』に出演し、それぞれでニュー・シングル「OMG」をパフォーマンスしており、それがアルバムの好セールスを後押ししたようだ。同シングルは4/8に発表される全米シングル・チャートに初登場するが、かなりの高いポジションでのスタートが確実視されている。
USHERに首位の座を奪われたJUSTIN BIEBERの『MY WORLD 2.0』は今週2位に後退したが、先週末4/4の復活祭(イースター)に向けたプレゼントの対象商品として売り上げを伸ばし、初登場No.1を果たした先週よりも高い週間セールスを記録するという珍しい結果となった。実は同様のケースは2002年にもあり、コンピレーション・アルバム『NOW 9』が初登場No.1の週に419,000枚を売り上げたのに対し、その翌週で復活祭前の最終週にあたる登場2週目には、2位に後退しながらも売り上げ数を463,000枚に伸ばすという結果を導き出した。また2000年の感謝祭の週には、THE BEATLESの『1』が発売2週目にしてチャート2位に後退しながらも662,000枚を売り上げ、No.1で初登場した前週の売り上げ595,000枚を上回るセールスを記録した。
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