平日ゴ－ルデンタイム１時間半“生放送”という、ＢＳ－ＴＢＳ史上初となる大型報道番組「報道１９３０（いちきゅうさんまる）」が１０月１日からスタ－トすることが４日、東京都内で行われた同局の改編説明会で発表された。
　番組は「そのニュ－スの本質は何なのか？」「なぜ、伝える必要があるのか？」の視点で、今世の中で起きているニュ－スを厳選し、深く掘り下げ、そのニュ－スの本質に迫っていく。
　メ－ンキャスタ－を務めるのは、ＴＢＳ「サンデ－モ－ニング」でコメンテ－タ－として出演中の松原耕二氏。サブキャスタ－は、ＴＢＳの高畑百合子アナウンサ－（月・木担当）、同、出水麻衣アナウンサ－（火・水・金担当）が務める。
　同局の佐藤秀一・編成局編成部長は「本番組の最大のポイントは、夜の７時３０分からスタ－トするところ」だという。この時間は、午後７時スタ－トの「ＮＨＫニュ－ス７」が終了し、８時開始の「ＢＳフジ　ＬＩＶＥ　プライムニュ－ス」が始まる前の時間帯となる。
　佐藤氏は「ＮＨＫさんから流れてくる、もっと深くニュ－スを知りたい、聞きたいという“ニュ－スコア層”をＢＳフジさんに先駆け、取り込んでいくことが最大の狙い」だと説明。「地上波を含め、ニュ－スがない報道の未開拓ゾ－ン。ここにくさびを打ち込んで、ＢＳ－ＴＢＳが旗を立てる」とアピ－ルした。
　会見に出席した松原氏は「日本、世界がどこに向かっていくのか分からないこの時代、このタイミングで帯の報道番組を持てるということには、自分としても特別な思いがある」と感慨深げに語った。
　番組内では、ニュ－スの当事者をスタジオに招き、松原氏自らがインタビュ－を行うという。松原氏は「生放送の枠内の中で、自分が（相手から）何が引き出せるのか…。それは私にとってもチャレンジであります」と語った。
　サブキャスタ－を務める高畑アナも「３８歳になったばかりの今、この新しい番組のスタ－トに携わることができ、大変うれしく思っています。ゼロからイチを生み出す楽しさを感じながら、この番組がどういう生き物、どういう化け物になるのか…。自分もその細胞の一つとして、変化しながら楽しんでいけたら」と言葉に力を込めた。
　番組は、１０月１日からＢＳ－ＴＢＳで、毎週月～金曜日、午後７時３０分～８時５４分に放送。

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