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2025/05/19 13:30

バッド・バニー、『SNL』シーズン50のフィナーレで2曲披露 スカーレット・ヨハンソンと共演

 現地時間2025年5月17日、プエルトリコ出身のスーパースター、バッド・バニーが、米NBCの人気コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』(SNL)シーズン50の最終エピソードに音楽ゲストとして出演した。ホストは俳優のスカーレット・ヨハンソンが務めた。

 バッド・バニーはこの日、記録的アルバム『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』から2曲を披露した。1曲目の「NUEVAYoL」のパフォーマンスでは、伝統的なカリブ音楽と現代的なリズムを融合させた。また、30ロックフェラー・プラザ建設中に高所の鉄骨上で昼食をとる11人の鉄骨作業員を捉えた1930年代の写真「摩天楼の頂上でランチ」への力強いオマージュを盛り込み、『SNL』のスタジオ所在地とリンクする演出となった。

 番組後半では、同じくプエルトリコ出身のアーティストRaiNaoとともに「PERFuMITO NUEVO」を披露した。落書きで覆われたクラブのトイレを舞台に、RaiNaoの柔らかく中毒性のある歌声で幕を開けると、トイレの個室に座るバッド・バニーを見つける。その後、2人は遊び心あるやり取りを交わしながら、別の個室で情熱的な展開へと進んでいく。

 3度目の音楽ゲストとしての出演に加え、バッド・バニーはスカーレット・ヨハンソンとともにいくつかのスケッチにも出演した。手に負えない恋人たちについてバーで語り合う2人の男性が意気投合するスケッチや、新米航空管制官をユーモラスに演じるスケッチなどを通して、多彩な一面を見せた。

 バッド・バニーの6作目となるスタジオ・アルバム『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』は先日、アナログ盤のリリースをきっかけに、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”の首位に再び返り咲いた。

 さらに今夏には、プエルトリコの首都サンフアンのコリセオ・デ・プエルトリコで、1か月にわたるレジデンシー公演が控えている。現地時間7月11日に開幕予定で、今年初めにはわずか4時間で40万枚のチケットを完売するという快挙を達成している。