Billboard JAPAN


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2025/05/07 19:00

<ライブレポート>BLUEGOATS「おまえらに私の人生、見せてやろう!」純度100%青春パンクアイドルが人生を歌い叫び続けた夜

 横浜アリーナを満員にするという目標を掲げ、菅波栄純(THE BACK HORN)や田仲圭太(TOPICS.LAB、ex.SCRAMBLES)などが手掛ける青春パンクを歌い叫び続けている女性アイドルグループ・BLUEGOATS(ブルーゴーツ)。5月2日に5thワンマンライブ【青春謳歌】を東京・新宿ロフトにて開催した。

<飛躍の2025年春。その熱量を最大爆発させる【青春謳歌】>

 競馬観戦イベントや文化祭、フェス主催など大人の青春を体現する企画で注目を集め、先日開催された【ギュウ農フェス in ZEPP シン・ジュク 絶対彼女!】では、数多の人気アイドルグループが出演する中で大トリを務めるなど、勢いに乗っている2025年春。その熱量を最大爆発させるべく開催された【青春謳歌】には、往年のNOMADS(ファンネーム)からYouTube『アオヤギチャンネル』をきっかけに興味を持った新規客まで、満員の老若男女のオーディエンスが大集結していた。

 そんな開演前から賑わう新宿ロフトのステージへ、銀杏BOYZ「BABY BABY」の爆音の渦の中を泳ぐように登場したほんま・かいな、ダイナマイト・マリン、チャンチー、ソンソナは円陣を組み、その次の瞬間「泣いてばかりだって それは歌になって また君と歌って まるで夢見たいで まだ終わりじゃないって ならどこまでだって この泥だらけの青春を いつままでも」とアカペラで歌い上げ、そのまま青春パンクのうねりの中であなたと私の「青春時代」を観客全員と拳を振り上げながら、シンガロングを生み出しながら大熱狂。その勢いのまま「みんな後悔しないでねー!」と「GOOD LUCK!!」「僕らで鳴らせ!!」「迎春」をノンストップで畳み掛け、青春パンクアイドルを銘打つに相応しい音楽とパフォーマンスと光景を生み出していた。

<懐古趣味で青春パンクを歌っていない、その特異性>

 さて、ここまではいわゆるライブレポートらしい文章を綴ってみたが、ここから先はライブの内容的にデフォルトの書き方では、彼女たちの特異性を純度高く伝えきれないので、より主観的かつフリーダムな書き方でお届けしたい。BLUEGOATSは2021年のコロナ禍の真っ只中にデビューしたグループで、そこからメンバーの脱退や加入を繰り返しながらも夢に向かって駆け抜けてきた。らしいのだが、私はそのストーリーについて詳しく知らない。何故なら、初の取材現場が2か月前の競馬観戦イベントだったからだ。事務所から借りたお金とYouTube生配信でのファンからのスパチャで集めた計23万3440円。これを競馬(チューリップ賞と中山記念)にぶっ込み、そのレースの模様をファンと共に観戦するというアイドルらしからぬ企画。正直「とんでもない現場に来てしまったな」と思った。

 が、そのお金を一瞬で溶かした数時間後のライブ【DEAD OR A LIVE】をはじめ、前述の【ギュウ農フェス】での大トリアクトなど3回ほどライブを観てきた中で、BLUEGOATSへの印象はどんどん変わっていった。彼女たちは、GOING STEADY改め銀杏BOYZやガガガSP、サンボマスターなどが2000年代前半に巻き起こした青春パンクブームをリアルタイムに体験していない世代だが、それゆえに懐古趣味(ノスタルジー)で青春パンクを歌っていない。今の時代に苦しみながら迷いながら悲しみながら、それでもなんとかこの人生を楽しみながら笑い飛ばしながら夢に向かって生きていくべく、その生き様を音楽に乗せることでひとりでも多くの共鳴者の背中を押せる存在になりたくて、青春パンクを今歌い叫んでいる。ゆえにBLUEGOATSは純度100%(或いはそれ以上)の青春パンクマインドでステージに立つことができている。

 もしBLUEGOATSの音楽やライブを体感して「なんか照れくさい」「いまさら青春パンクかよ」と思うのであれば、あなたが青春パンクを必要としない大人になれた証拠なので、それを咎めるつもりは一切ないが、今を生きる若者やいくつになっても大人になりきれない者たちにとって、BLUEGOATSの音楽やライブは大いなる生命力になってくれる。それを証拠にこの日のワンマンライブでは、そのタイトル通り誰もが共に笑いながら泣きながら、全力ではしゃぎながら歌い叫んで【青春謳歌】を体現していた。私もその中のひとりだ。

<「常識ない! お金もない! だけど歌いたい!」>

 そんなことを思いながら、NOMADSのみんなに混ざって彼女たちのライブをこの日も堪能していたのだが、最初のMCでかいながこんなことを語り始めた。「こんなにたくさんの人の前で聞くのもちょっとアレなんですけれども、この中に……お金ない人っていますか?(いぇーい! しんどーい!※賛同者多数)ちょっといすぎかも(笑)。しんどいよなぁ。私もしんどい。しんどいけど、生きてます!」──いや、お金がないのはギャンブルのやりすぎだからでは……(このライブ後の週末も「自分、天皇賞やれます」ってSNSに投稿してたし)。てか、なんだこの根っからギャンブラーのMCは(笑)。と心の中でツッコんでしまったが、かいなはMCをこう続けた。「金はなくても、私には歌がある! 今日それを言いに来ました。あなたたちも、お金なくてもBLUEGOATSがある! お金なくても、私たちがいる! 私だって金ねぇけど! 私には歌がある!」

 こんなことをMCで絶叫するアイドル観たことない。いや、アイドルじゃなくても観たことないよ(笑)。が、この直後に披露した「クズアイドル」を聴いて、彼女の心の叫びがネタじゃなくてガチであることは痛いほどよく分かった。「おまえらに私の人生、見せてやろう!」「常識ない! お金もない! だけど歌いたい!」と喉がブチ切れそうな声で恥も外聞もかなぐり捨てて、演技ゼロ、誇張ゼロ、格好付けゼロ、ただ本当に思っていることだけを全力で歌い叫ぶ姿は、驚くほどに痛快でパンクロック以外の何物でもなかった。マリン、チャンチー、ソンソナも完全に同調して歌い叫んでいるのが「みんな、そんなにお金ないの?」と少し不安になったけど、何がなくとも「とにかく歌いたいんだ!」という想いは全員一致なのだろう。いつかしっかり売れて裕福になってしまったら、ここまでの純度で歌えなくなってしまうだろうから(かいなはギャンブルを辞めなきゃ変わらないかもだけど)まだ未体験の人には、今のうち体感してほしい1曲だ。

<「約3年ぶりに帰ってきました!」デビューの地で人生を歌う>

 そんな狂乱モードのまま「Dynamite!!」「僕らはここだ」「ステイブルー」を畳み掛けると、今度はソンソナが語り始めた。「私事なんですけど、この新宿ロフトは私がBLUEGOATSとしてデビューした会場になります。2022年の4月10日から約3年ぶりに帰ってきました! こうやって3年ぶりに「BLUEGOATSです!」って名前に胸を張ってここに立つことができて本当にしあわせです。一緒にこうやってライブをつくってくれているひとりひとりの君たちがいてくれるからです。本当にありがとうございます! 君たちにどんな明日が待っているかは分からないです。もしかしたらめちゃめちゃ怒られて、反省して、後悔して、すごく苦しい日もあるかもしれないけど、そんなときに新宿ロフトに集まったこの景色がそっと背中を押してくれるような1日にします! だから、絶対にこの先、君たちがひとりになることはありません! どんなときも胸を張って生きていてください!」

 そして「変わらない日々 繰り返しなら ここで終わらせて いつかは僕も たどり着けるのかな 涙の海を越え」とアカペラでエモーショナルに熱唱すると、客席からもシンガロングが響き渡り、メンバー4人と会場が一体となって疾走するビートに乗って「ただ繰り返す 後悔はもう ここで終わらせて 変わらない過去よりも 変わる今を」生み出す為に全力で歌い叫ぶ展開へ。ちなみに、ソンソナは、4人の中で唯一の途中加入。「BLUEGOATSなら夢を叶えられる」というよりも「BLUEGOATSで夢を叶いたい。叶えてもらうんじゃなく叶えたい」と思ってメンバーになるも、最初は自分の意見をどんどん言えるタイプでもなく歯がゆい想いをした時期もあったそうだが、グループの為に弱い自分を変えてみせたストーリーを持つ。そんな彼女だからこそ「涙の海を越えて」を自分の人生の歌として響かせることができるのだろう。この曲も本公演のハイライトのひとつだった。

<予定調和では生まれない人間ドラマ、生き様が乗った新曲群>

 そこからノンストップで「夢で逢えたら」「おまじない」といったキラーチューンを連発していくのだが、ここのブロックではあまりに美しい客席の光景とシンガロングを受け、泣いている表情を見せないように何度も振り返りながら、それでも涙声で歌い叫ぶチャンチーの姿が何回も見受けられた(その理由はライブ終盤の彼女のMCで明らかになるので、最後までご覧頂きたい)。ソンソナが「堪えきれないことがあったなら 泣いてもいいよ でも微笑う君が浮かぶ」と歌い、先まで泣いていたチャンチーが笑顔で前を向いて歌い繋ぐシーンは、予定調和では生まれない人間ドラマそのものだった。音楽がメンバーの人生に寄っていっているのか。メンバーの人生が音楽に重なっているのか。おそらくその両方の現象が今、BLUEGOATSの中で巻き起こっているのだなと思わせる瞬間だった。

 それはこの日のワンマンライブに向けて3週連続リリースされた新曲「アイラヴユー」「MELLOW」「ブルーミングドリーマー」の3連発ライブ披露時においても顕著だった。私はこの3曲のライナーノーツ用のメンバーインタビュー及び原稿制作を担当させてもらったのだが、そこで語られた4人の人生が乗りに乗りまくっていた為、涙を堪え切れなかった。アイドルに、BLUEGOATSに青春のすべてを掲げてきたこれまでと今。そして、やがて彼女たちが夢の横浜アリーナのステージに立ち、満員の観客の前で「出会ってくれてありがとう 共に過ごしたこの日々を ブルーミングドリーマー」と歌う未来を想像して、メンバーたち同様に気持ちが溢れ返ってしまった。似たような心情の観客も多かったのか、リリースされたばかりの楽曲にも関わらず、会場は凄まじい熱狂に包まれていく。

※BLUEGOATS「MELLOW」「ブルーミングドリーマー」「アイラヴユー」5/2ワンマン前に3作連続配信! メンバー4人の赤裸々すぎるライナーノーツ公開
https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/149005

<臆病で素直になれない私とあなたが共に踏み出す為の歌>

 そして、ライブはマリンのMCへ。「みんなね、BLUEGOATSのことをすごく信用してくれているから、DMとかで「最近、生きるのがツラいです。もうどうしていいか分かりません」っていう話が届いたりするんだけど、でも、みんな忘れないでほしい。「自分なんて」って絶対に思ったらダメだよ。私ね、このステージにいるときはこんなにみんなの目を見て喋れているけど、ステージを降りたらただの普通の人間で、クラスでもずっと隅のほうで人の顔色を覗って生きてきたし、言いたいことなんて言えないし、今日言ったことも明日になったら「ちょっと言い過ぎちゃったかな」って思ったりして。そんな人間です。

 でも、そんな私でもここに立っているときは、世界でたったのひとりの、代わりのいない人間だと思っています! 誰よりも強いと思っています! だから、あなたも絶対に「自分なんて」って思わないでほしい! ここにいるあなたにだけはそうやって思わないでほしい! 私がこのステージだけが素直になれる場所であるように、あなたもここが素直になれるひとつの場所だったら嬉しいなって、私とおんなじだったら嬉しいなって思います。今日ここにいるあなたに歌います」そう語ってメンバーと共に歌いだした曲は、マリンが田仲圭太と作詞したナンバー「素直になれない」。

 4人の中で最も凛としたイメージの彼女が弱い自分をさらけ出すことで、自分と同じように弱くて素直になれないあなたを肯定し、先のMC通り、素直になれる自分の居場所を追い求めていく、その大きな一歩を共に踏み出す為の共鳴の歌。これもまたBLUEGOATSの、みんなの人生の歌そのものとして響きわたっていた。

<「あなたと私でBLUEGOATS」の真意を知った瞬間>

 その後も「今日ここにいるあなたの人生、ずっとずっと輝き続けますように!」と「FOREVER YOUNG」でも全身全霊で我々の背中を押し、続く「嘘ひとつ言えたなら」では、どんなに大切な人と出会っても別れを繰り返してしまう春夏秋冬のその先でいつか「冬を越えられるように」と願い、そして「今日はいい日だな」と思える瞬間をイメージさせて涙を誘う。

 そして、かいなが「私が泳げちゃいそうなぐらい、たくさん人がいますね」とオーディエンスの海へ飛び込んで、客席中央まで突き進んでいき「こんなにたくさんの人に支えられているっていうのは……(NOMADSたちに物理的にも支えられて立ちながら)今、この足で実感しています。ありがとう!」「私たちが迷っていたときに、でっかい光になってくれた曲です!」と、代表曲のひとつ「東京タワー」を歌い始めた。途中、動き出す足場のNOMADSたちに「ちょっと! 勝手に先に進まないで!」と笑いを誘いながらも感動的なシンガロングを巻き起こし、ステージに戻ると4人で熱く楽しげに踊りながら、繋いだ手を天に掲げながら大熱唱。そのままのテンションで「君の唄で生きていたい」でも大暴れしたあとは、会場中の全員で肩を組み合って揺れながら「IWGP」でもシンガロング。

 まだまだBLUEGOATS新参の私は、フルサイズのワンマンライブに参戦するのは今回が初めて。ゆえにみんなで大合唱する楽曲の多さに「ここまでシンガロングだらけのライブは、いつか観たヒット曲だらけのB'zの東京ドーム公演以来だな」と驚きながら、このライブレポートの為のメモを取り続けていたのだが、そんな私の肩にこの「IWGP」のタイミングで誰かの手が伸びてきた。その手の主のほうへ振り返ると、そこにはなんと自分の母ちゃん! ……と一瞬見間違えてしまったのだが(すみません! てか、ここにいるわけない(笑))ひとりのおばさま、いや、素敵なマダムが笑顔で歌いながら揺れており、その姿に感銘を受けた私は少し照れながら彼女の肩を組み返し、初めて物理的にも精神的にもBLUEGOATSの一部となった。これが「あなたと私でBLUEGOATS」ということか(BLUEGOATSのコンセプト)。

 そして、心底理解する。BLUEGOATSのライブには、友人知人他人のカテゴライズもなければ、世代や人種の壁もなく、BLUEGOATSの一部になってこそ見える景色や感じられるぬくもりがある。サンボマスターに「そのぬくもりに用がある」という名曲があるが、このぬくもりを体感してこそBLUEGOATSの音楽やその在り方の真意がわかる。言うならば、これは愛。愛のカタマリ。いつか本当の母ちゃんもここにつれてこよう。こんな気持ちにさせてくれたマダム、どうもありがとう!

<涙の理由「でも、私、こんなもんじゃないです!」>

 さて、これをもはやライブレポートと呼んでいいのか分からなくなってきたが(いや、これこそが真のライブレポートだろう!)、続きを記したいと思う。今日、何度か涙を隠す場面がありながらも歌い続けていたチャンチーが「なんですかね。すぐ泣いちゃうんですよ……。ワンマンだといつも格好付けているんですけど、ワンマンだとなんか泣いちゃうんです。たぶん、みんなの前で素直にいられるからだと思うんですけど」と満を持して語り始めた。

 「私、2年前に適応障害という病気を持っちゃって、それから双極性障害っていうものをずっと持ってて。今はステージに立てるぐらい元気なんですけど、やっぱりそういう日もまだまだあって。朝起き上がれないとか、電車が苦手とか、なんか上手くいかない日もたくさんあって。昨日も全然体調がよくなかったから……「今日、どうやって迎えよう?」って思ってて。でも、今日、すごく楽しいです。ありがとうございます。「昔は自分もそういう病気で、外にも全然出れなくて、シャワーも入れなくて、トイレに行くのも這っていくぐらいで……」って話してくれる人もいるんですけど、私にもそんな日がたくさんあるんです。この中にもそういう人たちがいると思うんです。

 1年前ぐらいに24時間ライブで「アイドルをやっている意味がまだ見つからないから、アイドルをまだやっているんだと思う」って話したんですけど、最近はすごく自信を持って、胸を張って、BLUEGOATSでいたいと思います。BLUEGOATSだからアイドルを続けているし、みんなの顔を見て元気になれるし、みんなと一緒に夢を追いかけられると思って、私はきっとまだアイドルをやっているんだと思います。アイドルをやってて、今がいっちばんしあわせです! でも、私、こんなもんじゃないです! これからもあなたたちと一緒にもっともっと上の景色を目指していきたいし……私は目指せるって本気で思ってるから、今、私にはその自信がすごくあります! 私がみんなの前で「自信がある」と言ったのは初めてかもしれないぐらいです。

 これからもBLUEGOATSと一緒に歩いていってくれたら嬉しいです。そして、私みたいに気持ちじゃどうにもならないこととか……そういう人じゃなくてもね、ツラいときはたくさんあると思うから、そういうときに私は救うとかそんなことはできないけど、一緒に隣で頑張れる人間でありたいです。だから「アイツも頑張ってるから、一緒にちょっと頑張ってみよう」って思ってくれたら嬉しいです! その為に私は BLUEGOATSとして、アイドルとして、これからも生きていきたいと思います! なので、これからもよろしくお願いします!」

<弱さを痛いほど知る者だからこそ体現できる青春パンク>

 そして「私はあなたの! あなたの! あなたの味方だぁー!」と叫んで、ここまで語られた4者4様の想いと人生を乗せながら「ガムシャラ」「誰もあなたを笑わない」「YOLO」「解散」「TOMORROW」と本編最後の大スパークを生んでみせたBLUEGOATS。競馬にハマってお金がなくとも「だけど歌いたい!」と人生をロックンロールしている者もいれば、不器用ながらも「BLUEGOATSで夢を叶いたい。叶えてもらうんじゃなく叶えたい」という想いだけは誰にも負けない者もいるし、臆病で素直になれない自分がいても「絶対に「自分なんて」って思わないでほしい!」と人一倍ファン想いの者もいて、精神病を患っていたとしても「アイツも頑張ってるから、一緒に頑張ってみよう」と思ってもらえるようアイドルを続けている者もいる。悩みも個性も生き方もバラバラだけど、全員弱さを痛いほど知る者だから強くある為の青春パンクを体現できる。そんなBLUEGOATSでしか生み出せない、笑っちゃうほど痛快で泣けちゃうほどエモーショナルすぎる【青春謳歌】の光景が眼前には広がっていた。

 競馬に大負けしてうちひしがれている現場が最初の出逢いだったけれど、あれからわずか2か月で「この4人には、夢を叶えてちゃんと報われてほしい」と願うほど、こんなにもしっかりBLUEGOATSを好きになるとはなぁ……。そんなことをアンコールで客席に飛び込んで「君の唄で生きていたい」を歌い叫んでいる彼女たちに魅せられながら思っていた。今、確実に注目度も上がり、着実に上へ上へと階段を登り続けているけれど、夢の横浜アリーナへの道のりはまだまだ遠いだろう。でも、チャンチーが「こんなもんじゃないです!」と言っていたように、このライブ後の打ち上げでプロデューサーの三川氏も「まだまだこんなもんじゃないんですよ、BLUEGOATSは!」と熱く語っていたし、私も伸びしろはまだまだあると感じているので、ここからまた始まる誰も見たことのないようなアイドルストーリー。そして、青春パンク活劇にぜひ注目してもらいたい。

取材&テキスト:平賀哲雄
写真:すずき大すけ

◎5thワンマンライブ【青春謳歌】
2025年5月2日(金)新宿ロフト セットリスト:
01.青春時代
02.GOOD LUCK!!
03.僕らで鳴らせ!!
04.迎春
05.クズアイドル
06.Dynamite!!
07.僕らはここだ
08.ステイブルー
09.涙の海を越えて
10.夢で逢えたら
11.おまじない
12.アイラヴユー
13.MELLOW
14.ブルーミングドリーマー
15.素直になれない
16.FOREVER YOUNG
17.嘘ひとつ言えたなら
18.東京タワー
19.君の唄で生きていたい
20.IWGP
21.ガムシャラ
22.誰もあなたを笑わない
23.YOLO
24.解散
25.TOMORROW
En1.君の唄で生きていたい

◎イベント情報

・東名阪ツアー【『永遠の愛』ツアー】
6月22日(日)東京・新宿Marble
昼公演 OPEN 12:30 / START 13:00
夜公演 OPEN 18:30 / START 19:00
7月12日(土)愛知・RAD HALL
OPEN 16:00 / START 16:30
7月26日(土)大阪・福島2nd LINE
OPEN 16:00 / START 16:30
8月18日(月)東京・渋谷WWW
OPEN 18:00 / START 19:00

各公演チケット:
VIP 15,000円
前売 3,000円
当日 3,500円
新規招待無料
VIP抽選販売期間:5月3日(土)21:00~5月6日(火)21:00
一般発売:5月7日(水)21:00~各公演前日23:59
https://ticketdive.com/artist/uTucnkauQ2qlA0Hqpb1S

・トークイベント【BLUEGOATSとアイドルを語る会】
2025年5月31日(土)横浜・Naked Loft Yokohama
出演:BLUEGOATS、平賀哲雄(MC)
OPEN 11:30 / START 12:00
特典会 14:35(予定)~16:00
チケット:前売2,500円(tax in.)当日3,000円(tax in.)
https://t.livepocket.jp/e/oi2f0

◎リリース情報

配信シングル「MELLOW」
2025/4/16 RELEASE
https://linkco.re/77zeutEc
配信シングル「ブルーミングドリーマー」
2025/4/23 RELEASE
https://linkco.re/texdzv3C
配信シングル「アイラヴユー」
2025/4/30 RELEASE
https://linkco.re/cSyZPavF