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2025/03/07 13:00

英チャールズ国王、自身に“喜びをもたらしてきた楽曲”を取り上げるラジオ番組をApple Musicで配信

 英チャールズ国王に、DJという新たな肩書が加わることになった。

 現地時間2025年3月6日、Apple Musicで『The King's Music Room』と題した、チャールズ国王の新しいラジオ番組が配信されることがわかった。バッキンガム宮殿の個人執務室で録音されたこの番組では、“1930年代の歌手からアフロビーツのスター、ディスコの歌姫やレゲエのアイコン”まで、チャールズ国王のお気に入りアーティストが紹介される。

 公開された予告編では、チャールズ国王が机に座り、自ら番組を紹介している。「私の人生を通して、音楽は常に大きな意味を持ってきました」と彼は述べ、「音楽は楽しい思い出を呼び起こし、悲しいときには私たちを慰め、遠い場所へと連れて行ってくれる素晴らしい力を持っています。そして、おそらく何よりも、音楽は私たちの気分を高揚させ、祝賀が私たちをひとつにしてくれるときにそれがさらに強まります」と続けた。

 「言い換えれば、音楽は私たちに喜びをもたらします」と彼は話し、「特に皆さんと共有したかったのは、私に喜びをもたらしてきた楽曲です。今年のコモンウェルス・デーを祝うにあたり、とても興味深く革新的な方法だと思いました」と説明した。

 プレス・リリースによると、チャールズ国王の番組は、「彼の世界各地での並外れた経験によって形作られた」ものであり、取り上げるアーティストについての個人的なエピソードを交えながら進められるという。故ボブ・マーリー、カイリー・ミノーグ、グレイス・ジョーンズ、ダヴィド、レイといったミュージシャンが登場すフィーチャーされる予定だ。

 「人によるキュレーションは、常に私たちの独自の編集アプローチの重要な柱となっています」とApple Musicのコンテンツ&エディトリアル部門のグローバル責任者であるレイチェル・ニューマンは声明で述べ、「Apple Music Radioは、世界中のカルチャーが生まれる場所です。チャールズ3世が個人的なプレイリストを私たちや世界中の音楽ファンと共有することを選んでくださったことを光栄に思います」と語った。

 『The King's Music Room』は、Apple Music 1とApple Music Hitsで、現地時間3月10日午前6時に初放送され、同日と翌11日に追加放送が行われる。