2025/02/21 18:00
SoundScan Japanによる2024年年間のアナログ・レコードの売上金額が、前年比115%となっていることが分かった。
2024年のオーディオ(CD/アナログ/カセット含む)の総売上枚数は約7,608万枚となっている。そのうちアナログ・シングルが約16.1万枚、アナログ・アルバムが約79.4万枚となり、合計売上枚数が約95万枚で前年比103%となった。また総売上金額で比較すると、2024年のオーディオ(CD/アナログ/カセット含む)は約1,794億。そのうちアナログ・シングルが約4.6億円、アナログ・アルバムが約42.8億円となり、合計売上金額が約47億円で前年比115%となっている。
アーティスト別の売上金額では、約2.3億円を売り上げた宇多田ヒカルが首位に輝いた。最新作『SCIENCE FICTION』だけでなく、『First Love』や『First Love/初恋』といった2022年に発売されたタイトルが、2024年も売れている。2位には、坂本龍一が約2.1億円を売り上げて登場。中でも2024年にアンコールプレスされた『Ryuichi Sakamoto:Playing the Piano 12122020』が一番売れている。
タイトル別の売上枚数を見てみると、シングルでは上半期に引き続きYOASOBI『Biri-Biri』が首位を獲得。そしてアルバムでは、藤井 風『Best of Fujii Kaze 2020-2024』が首位となった。
2024年は、売上枚数、金額ともに2023年を上回った(図1)。旧譜の出し直しや、新譜が発売されるタイミングで“レコード盤を発売する”というパターンが定着したと言っても過言ではない。一方で藤井 風『Best of Fujii Kaze 2020-2024』やヨルシカ『ルバート/ブレーメン』、ano『From THE FIRST TAKE』といったようにアナログ・レコード限定で発売されるタイトルもあり、この“特別感”も購買意欲に繋がっていると考えられる。発売タイトルも前年比の約1.1倍となっており(図2)、安定期に突入したアナログ・レコードブームの2025年も目が離せない。
◎アナログ・シングル・セールス
1位『Biri-Biri』YOASOBI
2位『ルバート/ブレーメン』ヨルシカ
3位『WOKE UP』XG
4位『深愛』水樹奈々
5位『FOR YOU』BTS
◎アナログ・アルバム・セールス
1位『Best of Fujii Kaze 2020-2024』藤井 風
2位『LIFE』小沢健二
3位『SCIENCE FICTION』宇多田ヒカル
3位『First Love』宇多田ヒカル
5位『結束バンド』結束バンド
※SoundScan Japan調べ
(集計期間:2024年1月1日~2024年12月29日)
関連記事
2024年上半期アナログ・レコード売上動向発表 2年ぶりに宇多田ヒカルが1位に【SoundScan Japan調べ】
2024年 年間音楽ソフト売上動向発表 オーディオ総売上金額は前年比106.7%に アーティスト別、音楽ビデオを含む総合共にSnow Manが首位獲得【SoundScan Japan調べ】
2024年 年間音楽ビデオ売上動向発表 アーティスト別はMrs. GREEN APPLE/作品別はなにわ男子が首位【SoundScan Japan調べ】
宇多田ヒカル、新アー写&「Electricity」MV公開
宇多田ヒカル、ベストアルバム収録の新曲「Electricity」MVプレミア公開最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード】Travis Japan『's travelers』15万枚超でアルバム・セールス・チャート首位 岩田剛典/&TEAMが続く
2
BE:FIRST、ワンカットで幸福感あふれる「街灯」MV撮影
3
H ZETTRIOの音楽番組、大晦日5時間SPに続いて新春SPも決定&番組ショーケースライブ“千秋楽”レポート到着
4
Stray Kids、まるごとスキズ仕様の貸し切り新幹線「Stray Kids Special Express」が運行
5
<ライブレポート>Mrs. GREEN APPLE、夢に見てきた光景に感動 計10万人動員した10周年記念ライブに続く次なる舞台は5大ドームツアー
インタビュー・タイムマシン








注目の画像















