米サンタ・クルーズのハードコア・バンド、スカウルが、2ndアルバム『アー・ウィ・オール・エンジェルズ』よりニュー・シングル「Not Hell, Not Heaven」を公開した。

　「アルバムからのニュー・シングル“Not Hell, Not Heaven”は、外部の人間が自分たちに投げかける物語を真っ向から否定している。自分には自分の力があるという事実に優しさを見出そうとしている。私は自分の現実の中で生きている。だから、どんなことにも対処しなくてはならない」とボーカル／フロントウーマンのKat Mossは説明する。

　Sean Stout監督による同曲のミュージック・ビデオは、Moss、ギタリストのMalachi Greene、ドラマーのCole Gilbertが初めて会い、1年後にスカウルになるための種をまいた、米バークレーの924 Gilmanで撮影された。

　アルバムは、疎外感、悲しみ、コントロールの喪失を特徴とし、毒舌で反抗的なバンドは、より拡大した自分たちを通して攻撃性を発揮しながら、ハードコア・シーンにおける彼らの新たな居場所と格闘する。今作で、バンドは、あらゆる場面で野心的な新しい方向性を模索し、ジャンルの常識を曲げている。Kat Mossの進化が最も顕著に表れているのは、バンドの前作にあった唸らせるようなサウンドを止め、より質感のある、時には繊細なアプローチに変えているところだ。そして熱心なスカウルのファンをも驚かせるようなハーモニーとメロディックな感性を発揮している。

　アルバムのプロデュースは、バンドの最新プロジェクト『Psychic Dance Routine EP』も手掛けたウィル・イップ（ターンスタイル、タイトル・ファイト、マネキン・プッシー）で、ミックスはリッチ・コスティ（フィオナ・アップル、マイ・ケミカル・ロマンス、ヴァンパイア・ウィークエンド）が担当した。

◎リリース情報
アルバム『アー・ウィ・オール・エンジェルズ』
2025/4/4 RELEASE
DOC358JCD