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2013/08/16 11:00

グラミー受賞のカントリー・デュオ新作が全米No.1獲得

 カントリーデュオ、ザ・シヴィル・ウォーズの2ndアルバム『ザ・シヴィル・ウォーズ』が首位を獲得した、8月24日付アルバムチャート。

 2012年のグラミー賞、最優秀カントリー・デュオ/グループ・パフォーマンス賞と最優秀フォーク・アルバム賞を受賞した、ジョイ・ウィリアムズとジョン・ポール・ホワイトによるカントリーデュオで、本作は彼らの2作目であり、Billboard200では初のNO.1アルバムとなる(デビュー作『バートン・ホロウ』は最高位10位、フォーク、インディーチャートでは共に首位獲得)。初動枚数は12万枚(内、70%がダウンロード)と高い数字で、UKでも初登場1位を獲得した。昨年、グループ内の方向性の違いによりツアーをキャンセルするなど不仲説が公となったが、それから半年で本作がリリースされたため、ファンも安心したことだろう。グラミー受賞アルバム、『バートン・ホロウ』は全米だけで60万枚を記録していて、2ndアルバム『ザ・シヴィル・ウォーズ』がその数字を超えるかどうか、ということも、また、2014年のグラミー賞で、再び受賞されるかということも、期待されている。

 2位も初登場。大ヒットシリーズのナウから、『ナウ47』が8万枚をセールスしてデビュー。5月25日付で3位に登場した前作、『ナウ46』に続きTOP3入りを果たし、本作は先日アルバムチャートで首位を獲得した、セレーナ・ゴメスの「カム・アンド・ゲット・イット」やブルーノ・マーズのNo.1ソング『君がいたあの頃に』、現在チャートで急上昇中の、ゼッドの「クラリティ」等が収録されている。本シリーズは1998年にリリースされた1作目、『ナウ』から全作がTOP10入りを果たすという快挙を成し遂げている。

 3位には、先週No,1デビューを果たしたロビン・シックの『ブラード・ラインズ』が後退したが、先行シングル「ブラード・ラインズ」は今週で10週目の首位獲得となった。

 5位にデビューしたのは、ノッティンガム出身のメタルコアバンド、アスキング・アレクサンドリアの3rdアルバム、『フロム・デス・トゥ・デスティニー』。2011年にリリースされた前作『レックレス&リレントレス』(9位)に続く2作目のTOP10入りで、Billboard200では自己最高位、インディーチャートでは初のNo.1を獲得した。

 再びTOP10入りを果たしたのが、7位のイマジン・ドラゴンズ。『ナイト・ヴィジョンズ』は今週でランクイン49週目となり、先々週の7位から11位に、そして今週再び7位に返り咲いた。シングル「イッツ・タイム」と「レディオアクティブ」(今週3位)が共に50週を超える大ヒットに至っていて、2013年間アルバムチャート、シングルチャート共にTOP10入りを果たすことはもちろん、2014年のグラミー賞にもノミネートすることは間違いなさそうだ。

 3万枚を獲得して9位に初登場したのは、ゴスペルシンガーのタイ・トリベット。2004年のデビュー作『ライフ』から5作目となるスタジオアルバムで、自身初のTOP10入りを果たした。

 TOP10以下では、惜しくもランクインを逃したが、11位にブレット・エルドレッジの『ブリング・ユー・バック』がデビューした。2010年にシングル「レイモンド」でデビューを果たした27歳の若手カントリーシンガーで、本作は自身のデビューアルバムとなる。先行シングル「ドント・ヤ」がカントリーチャートで5位を記録する大ヒットとなり、アルバムも高順位をマークした。

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