今週、ケンドリック・ラマーによる2024年のヒット曲「Not Like Us」が、米ビルボード・ラップ・ソング・チャート“Hot Rap Songs”において、史上最長となる21週にわたり首位を獲得した。そんな中、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”を制した彼の2017年の「HUMBLE.」のミュージック・ビデオのYouTubeでの再生数が10億回を突破し、自身2作目となる快挙となった。

　今年9月に、ラマーが参加したトラヴィス・スコットの「Goosebumps」のミュージック・ビデオのYouTube再生数が10億回を超えていた。

　2017年にリリースされた「HUMBLE.」は、フィーチャリング・アーティストとして参加したテイラー・スウィフトによる2015年の「Bad Blood (Remix)」に次ぐ、ラマーにとって2曲目のHot 100首位楽曲となった。37週間にわたりHot 100に留まった「HUMBLE.」は、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位となったラマーのアルバム『ダム.』に収録されている。

　ラマーは、今春ドレイクと激しいリリック・バトルを繰り広げ、話題をさらった。「Euphoria」、「Meet the Grahams」、「6:16 in LA」、「Not Like Us」など、次々とドレイクを標的にしたディス・トラックをリリースし、Spotifyの記録を塗り替え、最終的にHot 100で1位を獲得した「Not Like Us」が、ラマーの勝利を決定づけた曲となった。この成功も後押しし、ラマーは2025年に米ニュー・オーリンズで開催される【NFLスーパーボウル】のハーフタイム・ショーでヘッドライナーを務めることが決定している。

　今週初め、ラマーの「Not Like Us」は、リル・ナズ・Xが保持していたHot Rap Songsでの首位最長記録の20週を上回ったことが報じられた。ルミネイトによれば、この曲は最新の集計週（9月27日～10月3日）に、全米で1,710万回の公式ストリーミングを記録し、ラップ・ストリーミング・ソング・チャート“Rap Streaming Songs”で20週目の1位をマークした。