2022/08/20 11:00
今週の洋楽まとめニュースは、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(RATM)に関する話題から。現地時間2022年8月15日、RATMが米ニューヨークで行った5公演の収益の一部を慈善団体へ寄付することを発表した。
バンドはインスタグラムに投稿した声明で「マディソン・スクエア・ガーデンの5公演でファンが購入したチャリティー・チケットによって、100,000ドル(約1億3千万円)が集まった」と発表し「これらの資金はImmigrant Defence Projectに加え、WhyHunger経由で米NYのNeighbors TogetherとThe Campaign Against Hungerへと寄付される」と説明した。
政治的主張が強いことで知られているRATMはかねてから様々な運動を支持してきた。6月には、女性が中絶を選択することを保護してきた「ロー対ウェイド裁判」の判決を覆す最高裁の判決を受け、米ウィスコンシン州とイリノイ州のリプロダクティブ・ライツ(生殖権)団体に475,000ドル(約6,400万円)を寄付している。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、約1億3千万円のライブ収益を寄付
マドンナが、2022年8月16日に自身の64歳の誕生日を祝うメッセージをインスタグラムに投稿した。
「私のサイド・ビッチズ(愛人たち)とバースデー・キス」とキャプションに書かれた動画では、故ディーン・マーティンの「ザッツ・アモーレ」がかかる中、青と白の柄のロングドレスを着たマドンナが「(今週は)私のバースデー・ウィークで、私は愛する人に弱い」と呟きながらくるくる回っている。その後、彼女はリムジンの後部座席でシャンパンを飲みながら、左右にいる二人の女友達に熱烈なキスをし、「“ベイビー・ママ”(自分の子どもの母親)を家に置いて、サイド・ビッチズ(愛人たち)とここにいる!今夜はヤるぞ、YEAH!」と叫んでいる。
マイルス・デイビスの未発表音源「ホップ・スコッチ(スロウ)」の配信がスタートした。1985年リリースのアルバム『ユア・アンダー・アレスト』のスタジオ・セッションからの未発表テイクで、約5分半の音源が世界初公開された。
この曲は、2022年9月16日に全世界同時発売となるマイルスの貴重な未発表音源を収録した3枚組アルバム<ブートレグ・シリーズ第7弾>となる『ザッツ・ホワット・ハプンド1982-1985:ブートレグ・シリーズVol.7』に収録される。1970年代後半、一時引退期を経て復活した時期のマイルスにフォーカスしており、約3時間半におよぶ未発表音源が世界リリースとなる。
マイルス・デイビス、未発表音源「ホップスコッチ(スロウ)」が配信
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ビヨンセの「ブレイク・マイ・ソウル」が2週目の首位を獲得した。先週、登場6週目で1位に到達した「ブレイク・マイ・ソウル」は、エアプレイ・チャートでは4位から3位にTOP3入りを、デジタル・ソング・セールス・チャートでは5位から2位に再浮上した。今週セールスが急増したのは、8月5日にリリースしたマドンナとのコラボレーション・リミックス「The Queens Remix」の反響によるものと、先週の集計期間中(8月3日)に発表した6つのリミックスによるリリース効果も相まっている。
また、今週5位には、ドレイクとリル・ベイビーをゲストに迎えたDJキャレドの新曲「ステイング・アライブ」が初登場し、ドレイクは59曲目、リル・ベイビーは10曲目、 DJキャレドは7曲目のTOP10入りをそれぞれ果たした。なお、そのうち4曲がDJキャレドとドレイクのコラボレーション、4曲がドレイクとリル・ベイビーのコラボレーションで、それぞれの相性の良さが伺える。
【米ビルボード・ソング・チャート】ビヨンセ2週連続首位、DJキャレド/ドレイク/リル・ベイビー新曲が5位に初登場
そして、アルバム・チャートではバッド・バニーの『Un Verano Sin Ti』が返り咲き、通算8週目の首位を獲得した。同作は1位に初登場した5月21日付から14週間連続でTOP2をキープするという大記録を打ち立てている。この記録は、2016年5月21日から9月10日付まで17週を記録したドレイクの『ヴューズ』以来、約6年ぶりの快挙で、4度目の首位返り咲きは昨年の6月から9月にかけてオリヴィア・ロドリゴの『サワー』が達成して以来となる。
今週2位には、ヤング・ボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインの新作『The Last Slimeto』が初登場。同作は、昨年の10月9日付で1位に初登場した前作『Sincerely, Kentrell』からわずか10か月でリリースした通算4枚目のスタジオ・アルバムで、ミックステープ5作、ダベイビーとのコラボレーション・アルバム1作を含めて通算10作目のTOP10入りを果たした。
また、6位にはエミネムの2枚目となるベスト・アルバム『カーテン・コール2』がデビューし、通算12作目のTOP10入りを果たした。なお、2005年に発売された初のベスト盤『カーテン・コール~ザ・ヒッツ』は、同年末に2週にわたり1位を獲得している。
【米ビルボード・アルバム・チャート】バッド・バニー『Un Verano Sin Ti』通算8週目の首位、ヤング・ボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン/エミネムがTOP10デビュー
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