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2021/10/15

ビリー・アイリッシュ、子ども時代に書いた“死ぬまでにやっておきたいこと”をいくつかTV番組で体験

 ビリー・アイリッシュが、2021年10月13日に放送された『ジミー・キンメル・ライブ!』で、子どもの頃に書いた“バケット・リスト”(死ぬまでにやっておきたいことのリスト)でまだ経験したことがないことをいくつか片付けた。

 トーク・コーナーでは、ちょうどその日に宇宙に行き、最高齢の宇宙飛行士となった俳優のウィリアム・シャトナーの話題から、ビリーは全く宇宙旅行に興味がないことを強調した。キンメルの問いかけに対し彼女は、「むしろ何でもいいからほかのことをしたい。その発想が嫌」、「全く興味がない」などと一蹴し、実は過去に母親経由で知り合いに打診されたことがあると明かした。宇宙で歌ってみないかと聞かれた彼女は、「ノー」、「何でそんなこと聞くんだろうって思った」などと語っている。

 また、映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のテーマ曲の話題から、彼女は有名になる以前に兄で音楽プロデューサーのフィニアスと、“007のテーマっぽい曲を書いてみる”という遊びをしていたことを明かした。

 彼女は、「(ジェームズ・)ボンドは昔から大好きで、家族全員がそうだったから、(過去のテーマ曲を)全部知っていた。自分たちのボンドの曲が形になる前、その話題すらなかった頃に、曲作りの練習として兄とやっていた」と語っており、“ボンドっぽい曲”などを作ってみることは、“やるべきことの境界線があると役に立つ”という意味でいい練習になるのだと話している。

 ビリーはまた、自身に密着した2本のドキュメンタリーを製作したこともあって映画にとても興味があり、さらに深く掘り下げてみたいと語っている。「その世界で何かをしてみたい」と彼女は述べており、「撮影というものをとても尊敬しているので。必ずしも演技をしたいとは思わないけれど、何かオファーがあって、それが適切だと感じたら、そうだね……ひょっとしたらね」と前向きだ。

 キンメルは、ビリーの本からコピーしたページを取り出し、彼女の子ども時代のバケット・リストの項目を駆け足で紹介した。その中には、敬愛するジャスティン・ビーバーに会う(経験済み)、スーパーのターゲットからつまみ出される、街の上をジップ・ラインする(済み)、髪をお尻より長く伸ばす、髪をセットしてもらう(済み)、誰かを殴る、ネズミを飼う、イルカに乗る、“ゲームに勝つ”(済み)、誰かの髪を切る、動物の仕事をする(済み)、パリに行く(済み)、爆買い(済み)などが含まれていた。

 番組では、ビリーが12歳の頃に書いたこのリストの項目でまだ経験していないことをいくつか叶える手助けをした。まず、観客から募ったボランティアの女性の髪にざっくりとハサミを入れて雑な前髪を作ったあと、ビリーはプレゼントされた白いネズミにマーカスと名付けた。そして彼女が司会のキンメルが自ら差し出した腹部に一発パンチを入れると、登場した屈強なセキュリティ・スタッフに、“お嬢さん、今その老人を殴りましたか?”と問われ、両脇を抱えられながら背景がスーパーに変わったスタジオからつまみ出された。

 このあと彼女は、米ハリウッドのルーズベルト・ホテルの屋上から、ギターを担当した兄のフィニアスと共にニュー・アルバムのタイトル・ソング「ハピアー・ザン・エヴァー」のパフォーマンスを披露した。

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