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2021/08/20

クリエイターチームCo-Writing Farm、バークリー音大が運営するレーベル主催Global Songwriting Campに日本唯一の作曲家チームとして参加

 クリエイターチームCo-Writing Farmのメンバーが、4月から約3か月かけて行われた9カ国総勢21アーティストがコラボレーションしたGlobal Songwriting Campのコンピレーション・アルバム『Summer Whistle』に日本から唯一の作曲家チームとして参加した。

 アルバム『Summer Whistle』は、スペインのバレンシアにあるBerklee College of Musicの大学院キャンパスを拠点とする、学生が運営する独立したレコードレーベル“Disrupción Record”が主催。優秀なソングライター、プロデューサーを招集した世界規模のsongwriting campで、世界9か国から総勢21アーティストがコラボレーションした楽曲がリリースされた。参加アーティストは様々な背景、文化、時差を超えて約2か月に渡り完全オンラインで楽曲を制作。パンデミックの中にも関わらずsongwritingをキーワードにしたグローバルなコミュニティが生まれる感覚を共有した。

 本作には、世界9か国と10の主要な音楽教育機関から生まれた12のユニークな楽曲を収録。海外旅行が難しくなってきている昨今、アップビートなものからチルアウトなものまで、様々な曲が収録されているので、アルバムを通して旅に出ることも一つのコンセプトになっている。

 参加アーティストは、デモを制作過程でプリンス・アレクサンダー(メアリー・J. ブライジ、ピー・ディディー、3度グラミー賞受賞、7回グラミーノミネート)、ジョナサン・パーキンス(「Down”by Jay Sean、 featuring Lil Wayne」がBillboard Hot 100でNo.1ヒット、及びplatinum認定6回、ザ・チェインスモーカーズ、BTS)、ロドニー・アレハンドロ(グラミーノミネート4回)、パブロ・ムンギア (セリーヌ・ディオン、ジャスティン・ティンバーレイク、マドンナ)、ブラッド・ハットフィールド(『アイアンマン2』、『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』)と言った優秀なプロデューサーからフィードバックをもらいつつ、世界各国のアーティストとも意見交換しながら楽曲をブラッシュアップし完成させた。

 今回、日本から参加したメンバーは、=LOVE「ズルイよ ズルイね」、ClariS、22/7、lovely2等楽曲提供多数の長沢知亜紀と、ストリーミングや関連動画の総再生回数が1億5千万回を超えるロングヒットとなっている日テレ系ドラマ『極主夫道』主題歌「CITRUS」(Da-iCE)や、映画『小説の神様』主題歌「Call Me Sick」(伶)、遊助、けやき坂46(日向坂46)などに楽曲提供するKaz Kuwamuraだ。長沢知亜紀、Kaz KuwamuraがKing Nivo(エクアドル)と共同制作した楽曲「I LIKE IT BETTER」は、1曲目に収録されている。パンデミック以前の生活を「あの頃は良かった。早くあの頃のように」と回顧することのみに止まるのではなく、パンデミックを経たからこそ経験できた新しい発見を基に、予測不可能な未来にむしろ希望を見いだすことを選び出す想いを歌った楽曲だ。


◎配信情報
『Summer Whistle』
配信中