現地時間2021年7月11日、故ポップ・スモークの2ndスタジオ・アルバムのタイトルが『Faith』になることを彼のマネージャーのスティーヴン・ヴィクターが明らかにした。今作は、全米1位に輝いた故ポップ・スモークのデビュー作『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』の発売から約1年後となる今週金曜日にリリースされる。

　現地時間6月23日には故ポップ・スモークの公式YouTubeチャンネルにてアルバムの公式トレイラー映像が解禁された。映像には、生前の彼が「自分がいい影響を及ぼす存在になることは確信していた」と語る映像や、「勝ち続ければ、誰も止めることはできない。フェイクなやつは何においても成功できない。自分が欲しいものがわかっているんだったら、自分と自分の創造物の間に誰も入れてはならない。俺はただクールになりたいわけじゃない、歴史を作りたいんだ」などと話す様子が収められている。

　米NYブルックリン生まれのポップ・スモークことBashar Barakah Jacksonは、2020年2月19日に20歳という若さで亡くなった。生前には、2作のミックステープ『Meet the Woo』と『Meet the Woo 2』を発表しており、後者は彼が米LAの自宅で殺害される2週間前となる2月7日にリリースされた。

　2020年7月3日に発売された故ポップ・スモークの1stスタジオ・アルバム『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』は、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”に52週チャートインした。45週にわたりランクインした全英チャートでも1位を獲得し、他にもギリシャ、ドイツ、オーストラリア、イタリアなどでチャートインを果たすなど、アメリカ国外でも成功を収めた。