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2021/06/19 11:00

ドレイクの新ALは夏の終わりか、エド・シーラン新曲リリースへ、リル・ベイビー&リル・ダークのコラボALが首位:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースは、ドレイクに関する話題から。現地時間2021年6月12日、ドレイクが待望のニュー・アルバム『Certified Lover Boy』のリリース日について最新インタビューで言及した。Ultimate Rap Leagueのバトル・ラップ・イベント【N.O.M.E. XI】にて行われたこのインタビューで、今年1月に発売予定だったが延期となっている『Certified Lover Boy』のリリース日について問われたドレイクは、夏の終わりには陽の目を見ると明かした。彼は笑いながら正確な日程はわからないとしたものの、“夏の終わりまでには”リリースされるか、という問いに「もちろんだ。その頃までには俺のアルバムはリリースされる」と述べている。ドレイクの6thアルバムとなる『Certified Lover Boy』は、今年1月にリリース予定だった。だが、ドレイクは、1月20日に「アルバムを今月リリースする予定でしたが、手術からのリハビリと、自分のエネルギーを回復することに費やしていました」とインスタグラム・ストーリーズに綴り、「歩けるようなったことに感謝していて、調子もいいですし、アルバム制作に集中していますが、“CLB”は1月にはリリースされません」と延期になることをファンに報告していた。

ドレイク、ニューAL『Certified Lover Boy』が夏の終わりにまでにリリースされると明かす

 現地時間2021年6月7日、Apple Musicが大規模なアップデートを行い、ハイレゾ音源を提供するロスレスのサービスに加え、音楽リスナーにサラウンド・サウンドのような音響体験を提供するドルビーアトモスによる空間オーディオを導入した。これらの新機能は、加入者であれば追加費用なしで楽しむことができる。米ビルボードは、Appleのインターネットソフトウェア・サービス担当シニアバイスプレジデントエディ・キューに取材し、彼が担当するApple Musicやロスレスオーディオ、そして音楽消費の未来にとって空間オーディオがどのような意味を持つのか、話を聞いた。エディは「私は空間オーディオがどこでも聴けるようになると信じています。それだけ重大なものだからです」とし、続けて「私が思うに、ドルビーアトモスは、HDがTVにもたらしたような変化を音楽にもたらすでしょう。今日、HDではないTVが見られるところはあまりないですよね?」と言っている。

Appleのエディ・キュー、音楽の未来はロスレスではなく空間オーディオだと語る

 エド・シーランが6月25日に新曲「Bad Habits」をリリースすることを発表した。彼が新曲を発表するのは2020年の12月にサプライズ・リリースした「Afterglow」以来約半年ぶりとなる。なお、ワーナーミュージック・ジャパンのオンライン・ストア「ワーナーミュージック・ダイレクト(WMD)」では、ストア限定商品として、「Bad Habits」の輸入盤CDも取り扱いする。また、ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」では、UEFA EURO 2020とのコラボレーション企画の一環とし、ライブストリーミング機能「TikTok LIVE」を用いたエド・シーランによるライブ・パフォーマンス【Ed Sheeran EURO 2020 LIVE】を、日本時間6月25日午前5時より生配信することも決定している。このライブでは、エド・シーランが自身の代表曲含め数々の名曲を披露する。UEFA EURO 2020大会期間中に行われるライブという事で、サッカーをテーマにしたコンテンツや有名選手の出演等、サッカーファンにも楽しんでもらえる60分間のライブ配信となる。初回の生配信に加え、日本時間の6月26日午後6時、6月27日午前10時の再配信も既に決定している。

エド・シーラン、新曲「Bad Habits」を6/25にリリースへ

 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、BTSの「Butter」が3週目の首位をキープした。No.1デビューした6月5日付チャート、翌12日、そして今週19日付チャートで、初登場から3週連続1位を独占した「Butter」。昨年グループ初のNo.1デビューを果たした「Dynamite」も同3週を記録しているが、2020年9月5日、12日、10月3日の非連続だったため、連続記録としては今週「Butter」が更新した3週がBTSの首位最長記録となる。6月4日にSweeter Remix、Cooler Remixの2つのリミックスが新たにリリースされたため、今週も138,400と高セールスを記録している。続いて2位も、オリヴィア・ロドリゴの「good 4 u」が同位をキープ。同じ楽曲が1位と2位を3週連続で独占したのは2021年度初となる。また、リル・ベイビーとリル・ダークがコラボレーション・アルバム『The Voice Of The Heroes』を6月4日にリリースしたが、それに収録された18曲のうち16曲が、Hot 100にチャートインしている。これでリル・ダークは、Hot 100歴代チャートイン記録を42曲に更新したが、42曲のうち33曲は今年の記録で、モーガン・ウォレンの記録19曲を抜き、今年最も多くの楽曲をランクインさせたアーティストとなった。

【米ビルボード・ソング・チャート】BTS「Butter」3週連続No.1、バッド・バニー「Yonaguni」初登場10位
リル・ベイビー&リル・ダーク、コラボALから16曲を全米Hot 100に送り込む リル・ダークが今年最多チャートイン記録更新

 そしてアルバム・チャートでは、先述のリル・ベイビーとリル・ダークのコラボレーション・アルバム『The Voice Of The Heroes』がNo.1デビューを飾った。本作はトラヴィス・スコットやミーク・ミル、ヤング・サグなど人気ラッパーが多数参加した両者にとって初のコラボ・アルバム。初動ユニット150,000の内訳144,000がアルバム・ストリーミング(SEA)、1,000がトラックごとのユニット(TEA)、アルバム・セールスはわずか4,000程度で、全体のほとんどをストリーミングが占めた。初週の再生数は1億9,771万回を記録している。リル・ベイビーは、昨年大ヒットを記録した2ndアルバム『マイ・ターン』に続く2作目の首位を獲得。リル・ダークは、昨年リリースした2枚『Just Cause Y'all Waited 2』と『The Voice』の2位がこれまでの最高位で、本作が初のNo.1タイトルとなる。今週5位に初登場したのは、BTS所属のBig Hit Entertainment(現HYBE)からデビューした韓国のボーイズ・グループ=TOMORROW X TOGETHERの新作『The Chaos Chapter: FREEZE』。これまでの最高位は『minisode1 : Blue Hour』が2020年11月21日付チャートで記録した25位だったが、本作で最高位更新と初のTOP10入りを果たした。

【米ビルボード・アルバム・チャート】リル・ベイビー&リル・ダークのコラボ作が初登場1位、TOMORROW X TOGETHERがTOP5デビュー

 

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