2015/09/09 18:55
英国の著作権とパフォーマンス権を管理する団体“PRS for Music”が、Public Performance Tariff Simplification(公共パフォーマンス料の簡素化)構想の一環として近年まれに見る大々的な料率の見直しを行っている。
11万1,000人のソングライター、作曲家、音楽出版者の代理を務めるPRS for Musicの目的は、40以上ある公共パフォーマンス料金体系の簡素化、合理化、統合することで顧客がライセンスを取得しやすくすることだ。
PRSの事業開発責任者ロブ・カークハムは声明で、「簡素化プログラムの目的は、分かりやすく使いやすい料率を作ることです。当団体は、複数部門にまたがる公共パフォーマンス料を見直すことにより、顧客がいっそう簡略かつ効果的な方法でPRS for Musicのレパートリーを利用し続け、楽しめることを目指しています。PRSは今後も現代的かつ適切なライセンシング方式を運用できるよう努めると同時に、同協議により当団体とのパイプを通じて顧客と関わる機会がもたらされることでしょう」と述べている。
PRSは、自ら管理する公共パフォーマンス料に関して顧客と一連の協議を行い、そこでの反応を制度の再設計のために活かす予定だ。まずは、クラブやプール、ダンススクールほか多目的での音楽使用に適用される“フィットネス・ダンス料金”と、大学や高等教育機関の敷地内で学生や職員が授業以外で行う音楽の公共パフォーマンスに適用される料金から始めるという。
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