Billboard JAPAN


Special

『サヨナラまでの30分』参加アーティスト独占座談会~バンドマンならではの視点に注目~



『サヨナラまでの30分』インタビュー

 新田真剣佑と北村匠海がW主演する青春音楽ラブストーリー『サヨナラまでの30分』が1月24日より全国ロードショーする。一年前に死んだアキ(新田真剣佑)と大学生の颯太(北村匠海)は、アキが遺したカセットテープが再生される30分だけひとつの体を共有する。アキは颯太の体を借りて、もう一度仲間と音楽をやるために、そしてバンドメンバーで恋人・カナ(久保田紗友)の笑顔を取り戻すために奔走する。

 本作のみどころの一つは、キャストらの歌唱や演奏シーンだ。劇中ではバンド「ECHOLL」が実際に演奏するシーンが多数登場するが、それらはodol、mol-74、雨のパレード、Ghost like girlfriend、Michael Kaneko、そして本作の音楽プロデューサーを務めた内澤崇仁(androp)の6アーティストが本作のために書き下ろしたものだ。今回、Billboard JAPANはandropの内澤(Vo./Gt.)、odolのミゾベリョウ(Vo./Gt.)と森山公稀(P./Synth.)、mol-74の武市和希(Vo./Gt./Key)、雨のパレードの福永浩平(Vo.)、Ghost like girlfriendの岡林健勝の6名が会した座談会に参加。井手陽子プロデューサーも交えて、それぞれの楽曲ができるまでの背景や苦労、そしてバンドマンならではの視点で観た映画の感想などをたっぷり語ってもらった。

――みなさんが劇中曲を手がけられたと聞いて、この映画の期待がさらに高まったと同時に、映画を観る前から音楽が素晴らしい出来になっていることが予想できました。「目を覚ましてよ」はmol-74の武市さんが作詞されて、内澤さんがアレンジされた曲ですが、ECHOLLが劇中で一発目に演奏する大切な曲ですね。

武市和希:井手プロデューサーと萩原(健太郎)監督と作っていきました。監督からスローテンポでアキの強さが熱血でストレートに伝わるのではなく、遠回しに伝わるような曲という要望がありました。アキが生前に作った曲なので、アキがどういう音楽に影響を受けたのか、プロデューサーさんたちに聞いたところ、僕も好きなバンドだらけだったのでサウンドに関しては、それらを参考にしました。歌詞は「ECHOLLがこの曲で伝えたいメッセージや一曲目に演奏する意味はなんだろう?」と考えました。アキが<目を覚ましてよ あの頃を思い出して 君とじゃなきゃ意味がないんだ 掴めないんだ>ってバンドメンバーに向けて歌った理由を自分で勝手に考えたんですけど、年齢的に就職活動が重なって、バンドを続けるか、続けないかのケンカをした時にアキが作ったというシナリオを作ったんです。そうすればバンド一発目の曲としても辻褄が合うんじゃないかと……。

内澤崇仁:いやぁ、それはもう、素晴らしい読みだよ。

武市:こういうバンドを参考にしました、と長い文面でプロデューサーさんたちに説明したんです(笑)。恐らくこういう音楽好きならこの辺も好きだろう、とメンバーと話しあって、コープランドの楽曲をイメージして作りました。あとはコールドプレイ、邦楽で言ったらアジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、エルレ(ELLEGARDEN)といった僕が高校時代に聴いていたバンドをアキも聴いていたという設定だったので、とても作りやすかったです。

――アレンジはどのように工夫されましたか?

内澤:アキが途中から演奏に入るっていう脚本を読んで、それをどう表現しようか苦労しました。ヤマケン(葉山奨之)が力んじゃって演奏が止まったところに、アキがアルペジオ(1音ずつ順番に連続的に発する演奏方法)から歌に入るという一通りの流れをプロデューサーと監督にプレゼンしたんです。

井手陽子:私たちの中でバンド経験者がいなかったので、どういう流れならこのシーンが成り立つのかを逆に相談させてもらったんです。

内澤:本当はギターが上手いヤマケンが緊張しちゃって、チューニングをグッと上に押さえてガチガチにストロークしちゃう。でも会場がシーンとして、ストロークが弱くなるという状況になったら、アキは黙って見ていられないだろうと。そしてサビでドカンとくるようなアレンジにしました。

サブ8

――アキならやりかねないですよね。そして「もう二度と」はカナに向けた曲で雨のパレードの福永さんが作詞作曲されています。

福永浩平:アキが生前にカナを思って書いた曲という設定なので、アキらしさをすごく意識しました。最初、アッパーな感じで、というリクエストをもとに1曲書いたんですが、ニュアンスが少し違ったようで、ゼロから作り直した曲がこの曲なんですが、こっちのほうが作品に合っているので良かったです。後から歌詞を書いたんですが、俺とアキに通じるものあったので書きやすかったですね。アキは不器用でストレートな人間だと思ったので、詩的すぎる歌詞はハマらないと思いました。

――アキと通じるものがあるとすれば、福永さんもアキ同様、ライブに乱入しかねないですか(笑)?

福永:昨日のMURA MASAのライブを見ているとき、「ここで乱入したらどうなるだろう」って思いました(笑)。実は、渋谷でキャストたちが一同に集結した映画の打ち上げに俺達も呼ばれまして、ステージに楽器が用意されていて、最後にみんなで演奏する流れになったんです。もともと親交がある(北村)匠海や清原(翔)がこの曲を気に入ってくれて、「一緒に歌おうよ」って言われたんですよ。その時は「いやいや~」と言いながら乱入しましたね(笑)。

――やっぱ、俺がいなきゃダメだな~って(笑)?

福永:清原からは「わりと素直に行くね~」って言われました(笑)。でも誰かに提供した曲を自分で歌うのはめちゃくちゃ良いですね。しかも豪華なキャストに演奏してもらって嬉しかったです。監督から「みんな、記録は残さないように~」って言われたんですけど、俺は「お願い、誰か残して! あとで観たい!」って思ってました(笑)。

一同:ハハハ(笑)!

サブ3

――一生に一度の豪華な集いですもんね(笑)。歌詞はアキらしさを意識されたようですが、<優しさとか悲しみとか なにもかも全部あなたと覚えた>というようなニュアンスのセリフをカナも言っていたような気がします。

福永:アキが亡くなる前に書いた曲だということもあって、死を安易に諭す曲にしたくなくて、会えないからこそ感じるカタルシスを感じられるように考えて書いたんです。2番のサビでは特にそれが込められていて、映画でも使われていて嬉しかったですね。

内澤:2番もかなり良いよね。

――もっと聞きたいところで次のシーンに行ってしまうので、続きが気になりました。

福永:「え、どこ行くの?」って思いました。精算とかゲストの人数確認とか色々あるんですよね。

内澤:それ、バンドあるある(笑)。


――まぁ、そこは映画ということで……(笑)。「stand by me」はGhost like girlfriendの岡林さんが作られた曲で颯太とアキの音楽スタイルが違うこともあって、ほかの曲とは少し雰囲気が違う曲に仕上がっているように感じました。

岡林健勝:台本を深読みしすぎた結果、アキ用の曲なのに颯太の目線で書いちゃって、そうなってしまったんです……。

内澤:台本だけだと、そういうところ難しいんだよね(笑)。

岡林:結構、状況を把握しながら読んだんですけどね……。颯太が書いたと思って作ったメロディーはOKだったので、歌詞をアキ用に書き変えたんです。書いては書き直しの繰り返しでした。

内澤:それはアキ用の曲だと気付かずに書き直していたってこと?

岡林:いや、気付いた上で書き直したんですけど、俺のアッパーさが足らなくて……。終盤、(制作・配給の)アスミック・エースで打ち合わせが設けられました。

一同:ハハハ(笑)!

内澤:呼び出しくらったんだ(笑)!?

岡林:そこで井手さんと監督と1時間くらい話し合いましたね。そこでアキの人間性を聞いて、自分の中にあったちょっとした裏設定と実際の裏設定を組み込んでもらい、参考資料としてコールドプレイのドキュメンタリー映画(『コールドプレイ:ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ』)を見てくるよう宿題が出ました。帰って速攻その映画を観て、この歌詞を書いたらアキっぽくなりました。これ、俺の偏見なんですけど、バンド組むヤツって……

福永:(岡林の隣の武市、内澤、ミゾベ、森山、福永の席位置を指して)おい、完全にそこに境界線ができたぞ!

内澤:こういうところが一番、颯太っぽい(笑)!

岡林:いや、アッパー100%で行っている人は、こんな曲を書こうなんて発想しないと思うんですよね。若干センチメンタルな部分があるからこそ、それを表現しなきゃって思うわけで。

内澤:まぁ、確かに。

岡林:ポジティブさをメインにしつつ、人に見せない悩みや弱さっていうのが滲み出ちゃった曲にしたいなと思って歌詞を書きました。

サブ2

――やっぱりアキよりも颯太に感情移入しやすかったですか?

岡林:なんなら颯太が持っている機材は僕も持っていますから(笑)。バンドを知らない気持ちは颯太に近いですよね。

内澤:地が颯太だからこそ作れる曲を作ってくれたので、それが映画にさらに真実味を与えている気がします。

――毎回いろいろ考えられて、自信を持って提出した曲に、ことごとくNOのお返しが来るとキツイですよね。

岡林:いや、逆に20~30回くらい提出して、本当に細かく打ち合わせをして作っていくと想定していたので、1回でメロディーのOKが出たし、2ケタ行かないくらいのやり取りで歌詞も完成して、自分が覚悟していたよりも早く終わったので、むしろ優しい現場でした(笑)。

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キャストからの要望で誕生した
「瞬間(sayonara ver.)」

――「風と星」は内澤さんが作られたバラードですね。この曲を歌われている新田さんはOKが出ていながらも、ご自身が納得いくまで何度も録った曲だそうで、アキの正直な気持ちが詰まった渾身の1曲ですね。

内澤:ボーカルのディレクションはAkira Sunsetさんがご担当されたのですが、僕も全部のレコーディングに立ち合いました。ほかの演奏シーンとは違い、アキが口ずさむようにして歌うシーンなので、どう伝えようか悩みました。でもアキが心の中で思っている言葉が溢れて曲になったシーンであればいいのかなと思いまして、新田君の甘くて洋楽チックな声で、アキの真っ直ぐで傷つきやすかったりする繊細な部分が歌詞で表現できればと思いました。

福永:メロディーとコード進行が最高!

内澤:ありがとうございます! メッセージを届けたくて、余分なものは極力つけず、歌とピアノとストリングスだけで作っています。

サブ5

――北村さんと新田さんには、全体的なボーカル面でどのようなご指示をされたのでしょうか?

内澤:言葉が伝わるように、発声や言葉の聞こえ方に意識してもらいましたが、2人が本当に素晴らしくて、特別な指示はしていません。今回、撮影が入る前に曲を全部レコーディングしているんです。匠海君も新田君も自分が今、どんな状況であるかを考えながら歌わなくてはいけなくて、特に匠海君はアキが乗り移った颯太として歌うシーンもあるので、すべてを理解していないといけないんです。僕が何かを指示するというよりは、それぞれが心境を理解して歌っていました。新田君は、今回がレコーディング初挑戦だったようで、レコーディングするごとに上手くなっていって、本当に表現力が豊かなんだと感じました。匠海君はDISH//として音楽活動されているので、マイクの使い方や歌の乗せ方がすごく上手ですし、ホントに2人には何も言うことはありませんでした。

――武市さんがMichael Kanekoさんと作られた「真昼の星座」は観客の期待が一番高まる【りんご音楽祭】での一曲ですが、具体的に使用シーンを意識して作られたのでしょうか?

武市:「目を覚ましてよ」が完成してから1か月後くらいに、Michaelさんが作曲した曲に詞を書いてほしいとオファーが来ました。誰かが作った曲に詞を書いたことがなかったのですが、とても重要なシーンの曲だって知っていたので、すごく有難いことだと思いました。颯太がアキと出会ったことで最後どう成長したかを歌にしなくてはいけないのと、アキと颯太が一緒に作った曲という設定があったので、すごく難しかったです。

井手:プロの作詞家さんに歌詞をお願いする方法もありましたが、ストーリーを理解した方でないと難しいと思い、武市さんにお願いしたんです。

内澤:緻密な裏設定を組める武市さんにしか書けない曲ですよ。

武市:いやいや、井手プロデューサーからいっぱいアドバイスをもらいながら書いたんです。

内澤:呼び出しはなかったの?

井手:京都にお住まいなのでね(笑)。

武市:新幹線代を出してくれたら、いつでも何度でも行けたんですけど(笑)。でも、コールドプレイのドキュメンタリーのことを知っていたら、もっとスムーズに書けたかもしれないです(笑)。Michaelさんは英語で曲を作られているので、譜割りが普段僕が作るものと全然違いました。あと、<Oh, oh, oh, oh, ohhh>のフェイクの部分が<Yeah, hoo>になっていて、ここをどう変えようか苦労しましたね。

内澤:これを見たとき、「どうするんだろう?」って思った(笑)。

武市:僕はこの部分は<Oh, oh, ohh>で良いかなと思ったんですけど、歌詞をつけてほしいと言われて、どんな歌詞にすればいいのか悩みましたね。トライ&エラーを繰り返して、少しずつ構築していって、難しかったですけど楽しかったです。

内澤:この曲で観客を納得させなくてはいけないので、その歌詞をつくるのは相当なプレッシャーだったと思います。

武市:試写で観たときに、ホッとしました。岡林君とも話したんですが、自分の楽曲が本当に大丈夫なのかって不安で仕方がなかったんです。【りんご音楽祭】の撮影にお邪魔した時は、とてもいい感じになっていて安心したんですけど、やっぱり映画を観るときは緊張しました。

サブ1

――【りんご音楽祭】のシーンには、mol-74さんもご出演されてますよね?

武市:そうなんです! 「目を覚ましてよ」を作る前に僕らが東京でスタジオ入りしているときに井手さんと萩原監督と(音楽プロデューサーの)安井(輝)さんが来てくださって、「ライブハウスに出演するバンドを探さなきゃ」と話されていたので、「やらせてください!」って立候補したんです。ECHOLLがライブハウスで演奏する前にほんの少しだけ映るだけかと思っていたら、フェスのシーンに出るっていう話になり、びっくりしました。とても貴重な経験になりましたね。

――「真昼の星座」のシーンだけでも3日間くらい撮影されたそうですね。

井手:日本一晴れるところと聞いていたのですが、ほぼ雨か曇りで……。でもずっと雨ではなかったので、ところどころ晴れたときに撮影しました。内澤さんも実は、ほぼ分からないと思うんですけど、ドローンがすごく引いたシーンに映っているんですよ。

――え! そうなんですか?

内澤:そうなんです。絶対気付かれないくらいの引きのシーンで、井手さんの隣に立たせてもらいました(笑)。

サブ9

――それはスクリーンで探してみないとダメですね(笑)。odolのミゾベさんが作詞、森山さんが作曲された「瞬間」はオープニングとエンドロールに流れる重要な1曲ですね。カセットテープと記憶は上書きされても残っているというテーマがこの映画の肝にもなっているので、<すり減り消えてしまうのに どうにかすべて残しておきたい>という歌詞がそのテーマとリンクした曲になっていると感じたのですが、この曲はどのように作られたのでしょうか?

ミゾベリョウ:ほんとだ。

内澤:……そういうことにしておきますか、先生!?

一同:ハハハ(笑)!

ミゾベ:メロディーをもらったあとすぐに、最初のヴァースが浮かんだので、無意識にその歌詞が出てきたんだと思います。歌詞が出来上がってきたタイミングで、テープと関連するワードとして、これは残しておこうと思ったのを覚えています。実は、エンディングでこの曲が使われることは後から決まったんですよ。

森山公稀:最後の最後で決まったんだよね。

井手:撮影が始まって数日経ってから、匠海さんたちからエンディングの曲が決まっているのかどうか聞かれまして、その時はまだそこまで考えられていなかったのですが、彼らから新しい物語がスタートする結末だから、オープニング曲を最後にアキと颯太で歌うのはどうかと提案されたんです。

ミゾベ:僕らが作った2パターンが映画の中で使われていて、オープニング(「瞬間」)は内澤さんがアレンジしたもの、エンディング(「瞬間(sayonara ver.)」)は僕らがアレンジしています。

森山:順番としては、最初に「sayonara ver.」のような僕らなりのアレンジで「瞬間」のデモを作って、それを内澤さんにECHOLL用にアレンジしてもらったんです。その後で、有難いことに、エンディングテーマにも決まりまして、「来月レコーディングするから」と、急遽、最初のデモのような方向性で別バージョンを作り直しました。「sayonara ver.」の演奏はodolがやっていて、いつものodolのように作った曲をキャストのおふたりに歌ってもらいました。


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劇中バンドECOLLを大絶賛

――新田さんと北村さんは、すべてを撮り終えた後にこの曲をレコーディングされたので、この曲がアキと颯太のすべてを出し切る場になったということですね。

福永:完成した曲を聞いたとき、めちゃくちゃodolっぽいって思いました。

ミゾベ:出し過ぎちゃったかな。

武市:この曲が流れたとき、ワクワク感が高まりました。あとすごく良いと思ったのが映像とのマッチ具合。冒頭の回想シーンのカメラワークと「瞬間」が見事に合っていたのが印象に残っています。これは「瞬間」だけじゃなくて、ほかの曲全部でも思ったんですけど、音楽の聞かせ方がどれもめちゃくちゃ良いと感じました。エンドロールで聴く「瞬間」は最初に聴いた「瞬間」とは全然違う曲になっていて、いち観客として感動しました。

岡林:僕はバンドを組んだことがないので、これまで誰かと一緒に音楽をやるという縁がなかったのですが、全員が同じ台本を読んで、違う場面で曲をはめていくところが、年が近いミュージシャン同士でバトンを矢継ぎ早に渡していく感じがして、バンドを組むとはこういうことなんだと知った気がしました。誰かと一緒に何か作るのが今回初めてだったので、その経験ができて嬉しかったです。odolさんの「瞬間」はその繋いでいったバトンが最後に辿り着くゴールとして大正解すぎて、悔しさも覚えましたね。

サブ4

――確かに、これだけのバンドの方々がそれぞれ別で作った曲がひとつの映画できちんと綺麗にまとまっているのは面白いですよね。

岡林:ここまでミュージシャンが一つに携わった作品はあまり前例がないと思うので、そういう視点で見てもこの作品は面白いと思います。

――考えてみると、岡林さんが作られた「stand by me」の<真夜中の公園は天井がない部屋みたいで>と、颯太がカナと星空の下で話をするすべり台のシーン、そして「真昼の星座」のタイトルと、ところどころでバトンが繋がれているような気もしますが、これは偶然ですか?

内澤:奇跡じゃない?

岡林:「stand by me」は俺がバンドを組んだらと想定して作ったんです。実際、高校時代にバンドを組みたいと思っていて、リハーサルが終わった後は、高校の近くの公園でたむろしたんだろうなって想像しましたし、その公園にはすべり台もあったんです。自分のかつての生活圏内で起こりえたことをもとに曲を作ったんですが、萩原監督から映画の打ち上げで「歌詞とシーンが微妙にリンクする」って言われて、そこは図らずもでしたが、一致して良かったです。

内澤:ミュージシャンは同じようなことを経験したり考えたりしていて、その普遍的な部分がみんなの歌詞に出ているのかもしれないね。

岡林:みなさんなりに、楽曲提供のオファーをされた意味を考えながら作られたと思うんですが、僕は映画に寄り添いつつ、自分の感性も入れ込みながら曲を作ったので、偶然だったとしてもしっかりリンクするところがあって嬉しかったです。その点で言えば、自分で言うのもおこがましいですけど、僕たちみんなが適任だったんじゃないでしょうか?

――見えないところでアーティスト同士の繋がりが生まれているんですね。内澤さんと雨のパレードさん以外は、楽曲提供は今回が初めてですが、自分たちでも歌いたいんじゃないでしょうか?

森山:そうですね、もう歌うつもりです(笑)。許されるのであれば……。

内澤:聞きたい。

福永:いや~、でも権利関係とか色々あるからね~。

サブ7

――(笑)。キャストの方たちの演奏はいかがでしたか? 北村さんはDISH//でボーカルとギターを担当されていますが、ほかのキャストの方々は楽器演奏が初挑戦の方が多かったようです。

内澤:音楽をやってるからこそ分かる苦労が目に浮かびました。(ヤマケン役の)葉山君はギターの経験があったんでしたっけ?

井手:小さい時にやってたことがあって、ちょこちょこ弾いていたみたいです。

武市:全然違和感なかったですよね。「そこのフレットでその音出ないでしょ?」みたいなのもなくて、ちゃんと音とリンクしてましたよね。

ヤマケン

内澤:(ドラマーの重田役の)上杉(柊平)君が一番好きかもしれないな。

武市:上杉君、良かったですよね~!

内澤:ドラムが頼りないバンドって、なんとなく頼りない音になっちゃうんですけど、上杉君が奏でるドラムのおかげで、ECHOLLがすごく締まったような気がするんです。

福永:ドラム椅子が少し低かったですよね。

一同:ハハハ(笑)!

内澤:上杉君の背が高いからだと思うよ。

福永:スタイルがいいし背も高いから、ドラムがすごく小さく見えた(笑)。

内澤:それ故に振りかぶり具合がすごくカッコよかったな。

武市:めちゃくちゃ良かったですよね。

内澤:【りんご音楽祭】での撮影で汗だくになりながらドラムを叩いている上杉君は本当にカッコよかった!

武市:ご本人がモニター確認されたときに「いや、これじゃダメだ!」っ言ってる姿はグッときました。

重田

ミゾベ:僕たちもライブハウスでの撮影シーンを見に行かせてもらったんですけど、録音してある音源をパラ(パラフレーズ)で出してて、本人たちがモニターに「ギターとボーカルを上げてください」って言ってました。エアーの音も録ってましたね。

内澤:それは映画でも実際に混ぜて使ってる。

武市:え! そうなんですか!?

ミゾベ:すごくこだわって作られていると思います。みなさん、ミュージシャンシップを持って撮影に挑まれている感じがしましたね。

内澤:それに華があるよね。

福永:(上杉が所属する)KANDYTOWNのライブを見に行ったことがあるんですけど、めちゃくちゃ華があった! 背も高いしカッコよかった。

武市:この5人が集まったら、どんな曲でも売れますよ(笑)。「およげ!たいやきくん」でもイケちゃうくらい。

内澤:それは当初から言われていることだよ(笑)。

福永:清原はバンドマンの友達が多いんですけど、「サビ前のベースの『ドゥン』っていうパートがずっとやりたかったから、作ってくれてありがとう」って言われました。

一同:ハハハ(笑)!

内澤:マニアックだな(笑)。

森

――清原さんが演じるベーシストの森は黙々とプレイするイメージがありましたが、「真昼の星座」ではジャンプをしていて、そこがなんとも印象的でした。

内澤:そう、あの寡黙な森がジャンプしているところがすごく良いんです。

福永:あと、カナがヴィンテージ級の味のあるアップライトのピアノを持ち込んでいるところには目が行きましたね。「私、このピアノじゃないと弾けません」って言っているようで、「へえ、カナはそういうタイプなんだ」って思いました(笑)。

武市:運営側は運ぶの大変ですよね。せっかく運んだのに使わないなんてことになったら大変なことになりますよ。

福永:調律までしたのに、使わないなんてなったら、テックさんはブチギレですよ(笑)。いや、でも演者さんたちの演奏はとにかくすごかったです。

――やっぱり、ミュージシャンならではの見方をされているんですね(笑)。では最後に、音楽の見どころと映画の見どころをお願いします。

内澤:ストーリーにもメッセージが込められていて、心が揺れるものがあって素晴らしい作品に仕上がっています。ミックスにも相当こだわりを持って作られた映画なので、劇場で観ると、まるでライブハウスで音楽を聴いているような臨場感があると思います。目だけじゃなく耳でも楽しめる作品なので、ぜひ劇場で体感してください。

福永:バンドマンの口から「ぜひ劇場で」なんて言葉が聞ける日が来るなんて思いもしなかったな(笑)。俺も今度から使おう。


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雨のパレード「New generation」

2016/03/02

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まるで幻の月をみていたような
mol-74「まるで幻の月をみていたような」

2015/11/25

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まるで幻の月をみていたような
mol-74「まるで幻の月をみていたような」

2015/11/25

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androp
androp「androp」

2015/08/05

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androp
androp「androp」

2015/08/05

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new place
雨のパレード「new place」

2015/07/01

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new place
雨のパレード「new place」

2015/07/01

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odol
odol「odol」

2015/05/20

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odol
odol「odol」

2015/05/20

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Ghost
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2015/03/11

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Ghost
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2015/03/11

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Ghost
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2015/03/11

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越冬のマーチ
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2015/01/21

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越冬のマーチ
mol-74「越冬のマーチ」

2015/01/21

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2014/10/08

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androp「anew」

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