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ニック・ロウ来日直前スペシャルインタビュー

ニック・ロウ

ニック・ロウ来日記念インタビュー

　ダムドやエルヴィス・コステロのプロデューサーとしても知られるパブロックのパイオニア、ニック・ロウが2018年4月30日、5月1日にビルボードライブ東京、5月4日にビルボードライブ大阪で来日公演を行う。5月25日には、4曲入りの新作EP『トキオ・ベイ』が、全世界先行販売で国内リリースされることも決定しており（海外リリースは6月15日）、その日が刻一刻と近づいている中、ファンは期待でうずうずとしているところだろう。今回、来日を控えるニックにメールインタビューを行い、その新作EPについて少し話を伺った。

――世界中の多くのファンがあなたの新作を待ち望んでいたかと思います。最新EP『トキオ・ベイ』について、少しお話していただけますか？

ニック・ロウ：日本にも彼らのファンがたくさんいると思うけど、ファンタスティックなアメリカのバンド、ロス・ストレイトジャケッツと、時たまライブで出演する機会に恵まれてね。昨年、ニューヨークで彼らと一緒にレコーディングする機会があって、この４曲がそのレコーディングの成果だ。6月にアメリカを廻るツアー前にも、またセッションする予定で、私達みんな、とても楽しみにしているよ。

――タイトル曲の「トキオ・ベイ」は、なんとも興味深い楽曲ですね。この曲は以前来日した時にお書きになったようですが、いつ頃のことなのでしょうか？

ニック：2011年に昔のバンドメンバーを帯同してビルボードライブで公演をした時にこの曲を書いたんだ。この曲では、ある男が何かから逃げていて、東京湾へ逃亡しようと企てる。東京湾をどこかロマンティックな申し分のない楽園や、まるで無人島のような、ヤシの木やサンゴ礁でできたビーチだと信じているんだ。岸辺に美しい芸者が彼を待ち焦がれているともね。知っての通り、東京湾はそんな場所じゃなくて、案の定、彼の想像は間違ってる。滑稽さと悲しみが半分半分のビタースウィートなストーリーなのさ。そして何よりも、最高のロカビリー・チューンに仕上がっていて、当然、今度のビルボードライブ公演でもこの曲を演奏するつもりだよ。

▲Nick Lowe - "Tokyo Bay" (Official Audio)

――ここ数年で、長年の音楽パートナーであり、あなたにとって重要な存在であったボビー・アーウィン氏とニール・ブロックバンク氏が亡くなられましたが、お二人との絆は今も消えずに残っていらっしゃいますか？

ニック：日本に着いたら、ボビーとニールを恋しく思うだろうね。というのも、私と同様、2人も日本のことが大好きだったから。日本にいるときには、酒が入ったグラスを2人に掲げるよ。

――今回のライブはどのようなものになるのでしょうか？

ニック：私は、ソロライブに磨きをかけるための方法を常に探求し続けている。観客がこれまで聞いてきた昔の曲を披露しつつ、新たに披露する新曲1、2曲が見事にハマり、そしてショー全体をフレッシュに感じさせるという、そのバランスを見極めることが秘訣なんだ。いいかい、昔の曲はどの曲も当時は新曲だったわけだよ！

――最後に、公演を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

ニック：東京と大阪で行うライブを心の底から楽しみにしているよ。昔からの友人との再会も楽しみにしているし、願わくは、今回の来日で新しい友人が出来たらなとも思っている。どうぞよろしく。ニックより

Interview by Mariko Ikitake

公演情報

ニック・ロウ

2018年4月30日（月）ビルボードライブ東京
1st Stage Open 15：30 / Start 16：30
2nd Stage Open 18：30 / Start 19：30
2018年5月1日（火）ビルボードライブ東京
1st Stage Open 17：30 / Start 19：00
2nd Stage Open 20：45 / Start 21：30
⇒詳細はこちら

2018年5月4日（金）ビルボードライブ大阪
1st Stage Open 15：30 / Start 16：30
2nd Stage Open 18：30 / Start 19：30
⇒詳細はこちら

★東京（4/30＆5/1）、大阪（5/4）公演にて、EP『トキオ・ベイ』（輸入盤CD）の発売が決定！
※当公演をご予約されている方のみ、購入可（数量限定）