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【#BJMA】2014年ビルボードジャパン・チャート解析/永田純

【BJMA】特集


共有の時代の音楽文化に向けて


 「ついに、資本主義の終わりが始まった」なんて声がボクの耳にさえ届いてくるくらい、今、世の中は劇的に変わりつつあります。その中で、最期の徒花だった大量複製大量消費の20世紀とはからずもシンクロしてきた音楽産業は、行方を見失っているように見えます。

 今、新しい時代に向けて音楽のあり方を考える時、まず必要とされるのは、音楽を文化としてもう一度きちんと認識し、世の中でのあり方を再構築することではないでしょうか(言葉にしてみると、あまりに当たり前ですね)。気がついたら消費の垢にまみれてしまった音楽、商品でもコンテンツでもない、音楽そのものと聴き手作り手に対してしかるべき敬意を払い、それらがあることに感謝できる日常を築くこと。音楽が歴史の中で担ってきた役割を学び、さらに共に過ごしていく環境について考えること。

 できることはたくさんあります。よい音楽をつくること。過去のよい音楽を身近に置き、すぐに参照できるようにしておくこと。人々が積極的に音楽と共に過ごす時間を支援すること。音楽に興味を持った人、また、さらなる興味を持った人に対して常に新しいドアを開いておくこと。。。

 これらをひとつひとつ実現していく時に、Billboard JAPAN の新しいチャート解析サービスの取り組みは重要です。音楽と触れ合う楽しさ、ワクワクするような時間を身近に提供してくれる、大きな可能性を秘めています。アメリカの音楽史の中で120年に及ぶ本家Billboardが担ってきた役割の一端を、この国で、このサービスが果たすようになる時代が来ることを願ってやみません。

参考リンク:米ビルボード120周年記念(http://goo.gl/041Fgm

BJMA2014


プロフィール写真

永田純 70年代中頃よりコンサート制作等にかかわり、79-80年、YMOのワールド・ツアーに同行。84年坂本龍一アシスタント・マネージャーを経て、85年以降、矢野顕子、たま、大貫妙子、レ・ロマネスクらをマネージメント、細野晴臣、友部正人、野宮真貴、マルセル・マルソーらを代理。“独り立ちするミュージシャンのためのパブリックサービス”一般社団法人ミュージック・クリエイターズ・エージェント代表理事。京都精華大学ポピュラーカルチャー学部教授。有限会社スタマック代表。元・東京シュタイナーシューレ理事。

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