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2021/01/19

故アリーヤによる楽曲のデジタル配信について遺産管理団体が再び言及

 故アリーヤが生きていれば42歳の誕生日を迎えるはずだった現地時間2021年1月16日、彼女の過去作のデジタル解禁に関する進捗状況をエステート(遺産管理団体)が投稿しており、ファンはもうしばらく待たなくてはならないようだ。

 アリーヤによる1994年のデビュー・アルバム『Age Ain't Nothing But A Number』は、現在大手ストリーミング・サービスで視聴可能となっているが、1996年の『One In A Million』と2001年のセルフ・タイトル・アルバムを含むカタログの大半は、彼女のエステートがいまだにデジタル配信を始めていない。

 ファンへ向けたエステートからの最新メッセージには、「皆さんの存在には気づいていますし、声は届いています。私たちも同じ気持ちで、アリーヤの音楽が配信されることを望んでいますが、私たちだけではこの問題をどうすることもできず、残念ながら(解決するのに)時間を要します」と綴られており、「私たちがアリーヤの音楽と芸術性を世界と共有できないのは、皆さんと同じように辛いことです。私たちの優先事項はずっとアリーヤの音楽であり、それは今後も変わりません」と続いている。

 「その間、私たちの管理下にある彼女のブランド、功績、知的財産を守ることに懸命に取り組んでいます。そうすることで、私たちはアリーヤの功績と魂が輝き続けられるようなユニークでエキサイティングなプロジェクトを発表し続けることが可能になります。困難が伴うことは承知ですが、彼女の音楽のリリースにまつわる問題を解決できるまで、アリーヤを心から愛してくれたファンのサポートが必要となります。フラストレーションが怒りや失望に繋がることがあるのも十分に理解しています。ですが、この目標を皆さんと私たちのベイビー・ガールのために達成するために、引き続きサポートと愛を示してくれることを願っています。皆さんには本当に感謝しています」と述べらている。

 エステートが最後にメッセージを公開したのは、アリーヤが飛行機の墜落事故により22歳で死去した命日から19年が経った現地時間2020年8月25日で、彼女の過去作についてエステートが“複数のレコード会社”と会話を始めており、その中で“近い将来のストリーミング・プラットフォームにおける公開の可能性”も検討されているとしていた。アリーヤの音楽カタログは、彼女の叔父で<Blackground Records>の創立者であるバリー・ハンカーソン(Barry Hankerson)が管理している。

 アリーヤのファンは、長らく彼女の音楽のリリースを懇願しており、過去にフライング公開されたこともあった。2017年には『Ultimate Aaliyah』と題されたベスト・アルバムが、iTunesとApple Musicで公開されたものの、数時間で削除されてしまった。また2019年にはハンカーソンのものと思われるアカウントが、昨年のアリーヤの誕生日に合わせて過去曲が全てストリーミング解禁されると予告したが、実際には何も起こらず、進捗状況の報告もなかった。

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