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2020/05/22

ラナ・デル・レイ、女性アーティストに関する投稿への批判に反論「同じような表現の自由がほしい」

 ラナ・デル・レイが、2020年5月21日に公開したインスタグラムの投稿が人種差別的なのではと激しい批判を受け、本人が同日に反論する事態となっている。

 最初の投稿で彼女はドージャ・キャット、アリアナ・グランデ、カミラ・カベロ、カーディ・B、ケラーニ、ニッキー・ミナージュ、ビヨンセの名前を挙げ、「セクシーでいることとか、服を着ないこと、セックスすること、浮気することなどの歌でNo.1を獲得した」などと綴り、批判を受けることが多い自身の楽曲の内容について、「虐待を美化しているとか言われて槍玉に挙げられずに」暗い過去について表現することを許されたいと訴えていた。

 これらの女性アーティストたちが全員有色人種であることからネットで大きな反発が起きたことを受け、ラナは投稿のコメント欄に補足説明を入れた。「(自分の発言を)皆さんがねじ曲げるのが大好きだって分かってるからはっきりさせておくけど、私はこれらの歌手たちが大好きだし知り合いでもあるんだよ、だから名前を挙げたの。ヒステリックに非難されずに彼女たちと同じような表現の自由がほしいってこと」と彼女は綴っている。

 彼女はさらに、「あんたさ、これをWOC(ウィメン・オブ・カラー)の問題にすり替えないでよ、私は自分が大好きな歌手について話してるんだから。誰でも良かったけれど、あえて自分が大好きな人たちを選んだの。これは今の社会の問題だと思う、“そうであってほしい”と自分が思っていることに何もかもが当てはまるわけじゃないんだよ。これこそが私の投稿のポイントだったの、声を出してほしくないと文化に定められているある種の女性が存在する。それは人種とは関係ないかもしれないけど、何と関係あるのか自分にも分からない。もうどうでもいいと思っているけど、私のことを人種差別主義者だなんて絶対に、絶対に呼ばないで、そんなのはでたらめなんだから」と強いトーンで反論している。

 また別のコメントで彼女は、「ところで私が名前を挙げた歌手は、私が大好きな歌手なのだから、それについていつもみたいに文句を言いたいんだったらどうぞご自由にって感じだけど、私が完全に破壊されずに自分が表現したいことを表現する機会を(彼女たちと)同じように与えられてきたことがないという事実は変わらないし、それが人種絡みだって言いたいんだったらそれはそっちの意見だけど、私はそんなことを言っていない」と綴っている。

 「“自分のような外見の人たち”って言った意味は、強いとか必ずしも賢いようには見えない、主導権を握っているようには見えない人たちって意味だよ。もっと繊細な人柄を応援したかったの、白人女性ってことじゃなくて」と彼女は説明している。

 2019年の『ノーマン・ファッキング・ロックウェル!』に続くラナ・デル・レイのニュー・アルバムは2020年9月5日にリリース予定だ。

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