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2019/03/19

ルイス・キャパルディ、全英が泣いた新曲が全英3週連続1位を獲得

 2019年5月17日にデビュー・アルバム『Divinely Uninspired To A Hellish Extent』をリリースするスコットランド出身の新人シンガー・ソングライター、ルイス・キャパルディの最新シングル「サムワン・ユー・ラヴド」が、全英シングル・チャートで3週連続1位を獲得した。

 昨年の【フジロックフェスティバル】に出演したルイスは、素朴な佇まいと当時21歳という若さに似合わない、その深みのあるエモーショナルな声が日本でも評判となった。ルイスは2017年のデビューEP『Bloom』が全世界で1億2,000万回ストリーミング再生され、新人アーティストの登竜門『BBC Sound of 2018』のロング・リスト入りを果たし、【ブリット・アワード】では<批評家賞>の3候補者の一人にも選ばれている。これまでにサム・スミス、ナイル・ホーラン、ラグンボーン・マンのツアーのサポート・アクトを務めたルイスは、自身のヘッドライン・ツアーも規模が拡大し、今夏のUKとスコットランドの6,000~7,000人を収容する会場のライヴがチケット発売とほぼ同時にソールドアウトしている。

 そんな注目のルイスの新曲「サムワン・ユー・ラヴド」が3週連続で1位を獲得しているのは、そのミュージック・ビデオにも要因がある。ルイスのまたいとこで、【英国アカデミー賞(BAFTA)】を受賞した英TVドラマ『ドクター・フー』で有名な英俳優ピーター・カパルディが出演するこのビデオは、臓器提供チャリティ“Live Life Give Life”とのコラボレーションで、臓器移植に関わる2つの家族の感動的な実話を描いている。ピーター演じる男性は、心臓を提供した自分の妻の心臓の音をイヤホンで聴いており、愛する人を失った恋しい気持ちを歌っている歌詞が、さらに感動を呼んでいる。このYouTubeのコメントには「美しい。。泣けた」「この美ではとっても美しくて、母親を思い出してしまいました(涙)」「私の母は今月1日に亡くなりました。私は臓器提供に同意をして、彼女は4人の命を救いました。そんな母を誇りに思っていた時にこの曲と出会いました」など、その曲やビデオの映像への感動の声が多く寄せられている。


◎「サムワン・ユー・ラヴド」ミュージック・ビデオ
https://youtu.be/bCuhuePlP8o

◎リリース情報
シングル「サムワン・ユー・ラヴド」
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