さかいゆう、新ライブシリーズ第1弾“FREE-FORM　No1”大盛況　第2弾は8月に開催

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2017/06/27

　さかいゆうの新ライブシリーズ“FREE-FORM”の第1回目となる【FREE-FORM　No.1】が、6月26日に東京・よみうり大手町ホールにて開催された。

　“FREE-FORM”は会場によって内容を自由に変えて行うライブで、会場ごとに弾き語り、打ち込みなど、さかいゆうの様々な側面の魅力を感じられる内容になっている。即日完売になった今回のよみうり大手町ホール公演では、グランドピアノと歌というシンプルな構成でライブが行われた。

　過去にさかいが提供した楽曲が会場BGMとして流れる中、暗転し本人が登場すると会場は割れんばかりの拍手でさかいを迎え入れた。鍵盤を激しくたたきながら「久しぶりのワンマン～待たせたな～！」というシャウトから「僕たちの不確かな前途」でライブは幕をあけた。立て続けに「薔薇とローズ」を演奏すると会場の温度はグッと上がり、場内は早くもおおきな盛り上がりを見せた。

　「お待たせしました。半年ぶりのワンマンライブです。今日はグランドピアノと歌と皆さんでライブを作りあげられたらと思います。久しぶりの曲もいっぱいやっていこうかと思っています」という短いMCの後、さかいが作詞、作曲、プロデュースを手掛けた2012年発表の福耳の楽曲「LOVE&LIVE LETTER」を披露。続けて本人いわく夜の歌という「ウシミツビト」「闇夜のホタル」「ROOM」を続けて情感豊かに歌いあげると、会場からは割れんばかりの拍手があがった。

　中盤には、「最近さかいリリースもないし何やっているんだ？と思われているかもしれませんが、仕事はしています（笑）いろいろなアーティストに楽曲提供などさせてもらっています」と話しセルフカバーコーナーへ。坂本慎太郎作詞、さかいゆう作曲という以外な組み合わせで制作された、坂本真綾への提供曲「かすかなメロディ」を初披露、続けて小泉今日子への提供曲「100％」を演奏した。「ここから邦楽、洋楽1曲づつ、好きな曲をやります。いつかこんな曲が書けたらと思いながらいつも曲を書いています。」というMCの後、ビートたけし作詞、玉置浩二作曲の「嘲笑」、そしてザ・ビートルズの名曲「Yesterday」をソウルフルにカバー。そのスケール感のあるピアノと歌声が会場に大きく響き渡った。

　続けて、「今回はまだタイトルもついてません」と言いながら新曲を2曲披露。静かな曲調でありつつ壮大なスケールを感じさせる楽曲に観客はかたずをのんで聴き入っていた。そして本編最後の曲となる「君と僕の挽歌」を演奏。魂のこもった演奏に涙をみせる観客もみうけられた。アンコールではグッズ紹介をして会場を和ませた後「きみなんだ」「train」を演奏。拍手と大歓声の中、静かながら熱いステージは幕を閉じた。
　
　そして、“FREE-FORM”の第2弾となるライブがすでに決定しており、8月23日に東京・渋谷WWW Xで開催される。チケットは、現在発売中となっている。

Photo：岩佐篤樹

◎さかいゆう【FREE-FORM No.1】読売大手町ホール
セットリスト
01.僕たちの不確かな前途
02.薔薇とローズ
03.LOVE&LIVE LETTER
04.もしもあの朝に
05.ウシミツビト
06.闇夜のホタル
07.ROOM
08.かすかなメロディ（坂本真綾　提供曲セルフカバー）
09.100%（小泉今日子　提供曲セルフカバー）
10.嘲笑（ビートたけしカバー）
11.Yesterday（ビートルズカバー）
12. 新曲
13. 新曲
14.君と僕の挽歌

アンコール
15.きみなんだ
16.train