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2017/03/30

真野恵里菜「仕事を超える出会いってあるのかな」 ある事情であきらめた職業とは?

 ドラマ「この世にたやすい仕事はない」の試写会が30日、東京都内で行われ、出演者の真野恵里菜と塚本高史が登壇した。
 物語の主人公は小学校教諭の仕事に就いたものの、有り余る熱意がオ-バ-ワ-クを引き起こし、燃え尽きて退職してしまった霧中かすみ(真野)。食べていくために、と訪れたハロ-ラボ(職業紹介所)で正門(浅野温子)と出会い、奇妙な仕事ばかり斡旋されたかすみは、あらゆる仕事の大変さ、楽しさを体感していくこととなる。
 真野は「主演ということですごくプレッシャ-を感じたのですが、少しでもいい作品を作ろう、お仕事がテ-マの話なので、一緒に働いている皆さんが“仕事って楽しいな”と感じられる現場にしたいなと思って臨みました」と撮影を振り返った。
 かすみは仕事に熱中するがゆえ彼氏(塚本)ともうまくいっておらず、28歳独身という設定だが「年齢的に私も今年26歳。周りでも仕事を取るか、結婚を取るのか、両立させるためにはどうすればいいかと考えている人がいる。そういう人たちに何かヒントになる作品になれば」とアピ-ルした。
 これに関連し「もし、結婚と仕事の二択ならどっちを選ぶ?」と尋ねられた真野は「結婚願望はなくはないけど、もし自分がそういう事態に直面したらどうする?と言われたら、正直分からない。どんな方と結婚するかにもよるので」と率直な思いを吐露。
 「仕事をやめて結婚、出産をしている同級生を見ると逆にすごいな、尊敬するな…と思ってしまう。興味本位の話なんですが」と打ち明けつつも、自身は「今は仕事が一番好きなので、それを超える出会いっていつかあるのかな…と夢を見ている段階です」と語り、ほほ笑んだ。
 もし女優でなければ「動物がすごく好きなので、動物病院にいるトリマ-になりたいと思っていた」という真野。「高校のころはこの仕事を始めたばかりで、正直この芸能の仕事一本でやっていけるか定かではなかった」と当時は迷いもあったようだが、現在は「この仕事を選んでよかったと思う」とニッコリ。「実は20歳ぐらいの時に猫アレルギ-が発覚して…」と苦笑した。
 ドラマは、BSプレミアムで4月6日午後11時から毎週木曜日に放送(全8回)。
塚本高史(左)と真野恵里菜